優勢イタリアがインシーニェ弾で先制もアドゥリスの代表初弾でスペインがドローに持ち込む《国際親善試合》
2016.03.25 06:50 Fri
▽24日にイタリア・ウディネのフリウリで国際親善試合が行われ、イタリア代表vsスペイン代表は1-1のドローに終わった。
▽ユーロ2016終了後にコンテ監督の退任が決定しているイタリアは、今回のスペインとのフレンドリーマッチで新たな試みを実施。ボヌッチを中心とした3バック、フロレンツィとジェッケリーニの両ウイングバック、前線に右からカンドレーバ、ペッレ、エデルと並べる[3-4-3]を採用した。
▽一方、ユーロ2016で大会3連覇を目指すスペインは、約6年ぶりに代表復帰を果たした好調のアドゥリスをスタメンに起用。ブスケッツが不在のアンカーにサン・ホセを起用し、インサイドハーフにセスクとチアゴ、両ウイングにマタとモラタを配す[4-3-3]を採用した。
▽試合前にベルギーのブリュッセルで起きた同時多発テロの犠牲者への黙とうを経て試合はキックオフ。互いに慎重な入りを見せる中、ホームのイタリアが比較的ボールを保持しながら試合を進めていく。6分には右サイドを突破したカンドレーバのクロスにペッレが飛び込むが、惜しくも合わせきれない。15分にはカンドレーバがミドルシュートをゴール左隅に放つも、GKデ・ヘアの好守に防がれた。
▽その後もペッレのポストプレーを起点に相手ゴールに迫るイタリア。23分、ダルミアンのフィードを収めたペッレのパスをボックス右でフロレンツィが受けるが、ゴール前への折り返しをミスしてGKデ・ヘアに処理される。25には右サイドに抜け出したカンドレーバのクロスをファーサイドでフリーのジャッケリーニが右足ボレーで合わせたが、相手DFのブロックに遭った。
▽迎えた後半、セルヒオ・ラモスとマタを下げてナチョとコケを送り出したスペインが積極的な入りを見せる。対するイタリアも51分にエデルを下げてインシーニェを送り出すと、59分にファンフランのミスからカウンターを発動。ジャッケリーニが左サイドをドリブルで運び、ボックス手前でパスを受けたインシーニェがコントロールシュートを放ったが、これGKデ・ヘアに横っ飛びで防がれた。
▽さらにイタリアは60分、ペッレに代えてザザ、カンドレーバに代えてフル代表デビューとなるベルナルデスキを投入。63分には再びカウンターで相手ゴールに迫るが、ボックス右から放ったフロレンツィのシュートはGKデ・ヘアに阻止される。それでも68分、中央でベルナルデスキを経由して左サイドでボールを受けたジェッケリーニの丁寧なグラウンダーのクロスをゴール前のインシーニェがゴール右隅に流し込み、イタリアが先制した。
▽リードを許したスペインだったが、すぐさま追いつく。70分、セスクのFKに反応したモラタが頭で合わせると、これはGKブッフォンの正面に飛んだが前にこぼしてしまい、このルーズボールに素早く反応したアドゥリスが押し込んだ。ヘディングで合わせたモラタはオフサイドポジションにいたものの、ゴールは認められる。
▽早くも追いつかれたイタリアだったが、スペインに流れを渡さずに攻勢を続ける。77分にはボックス手前からインシーニェが絶妙なループシュートを放つも、惜しくもGKデ・ヘアにCKへと逃げられた。その後もイタリアがザザを中心に攻勢に出たが、ゴールは生まれずにタイムアップ。イタリアが優勢に試合を進めたものの、アドゥリスの代表初ゴールでスペインがドローに持ち込んだ。
▽ユーロ2016終了後にコンテ監督の退任が決定しているイタリアは、今回のスペインとのフレンドリーマッチで新たな試みを実施。ボヌッチを中心とした3バック、フロレンツィとジェッケリーニの両ウイングバック、前線に右からカンドレーバ、ペッレ、エデルと並べる[3-4-3]を採用した。
▽一方、ユーロ2016で大会3連覇を目指すスペインは、約6年ぶりに代表復帰を果たした好調のアドゥリスをスタメンに起用。ブスケッツが不在のアンカーにサン・ホセを起用し、インサイドハーフにセスクとチアゴ、両ウイングにマタとモラタを配す[4-3-3]を採用した。
▽その後もペッレのポストプレーを起点に相手ゴールに迫るイタリア。23分、ダルミアンのフィードを収めたペッレのパスをボックス右でフロレンツィが受けるが、ゴール前への折り返しをミスしてGKデ・ヘアに処理される。25には右サイドに抜け出したカンドレーバのクロスをファーサイドでフリーのジャッケリーニが右足ボレーで合わせたが、相手DFのブロックに遭った。
▽一方、なかなか試合のペースを掴みきれないスペインは38分、カウンターからモラタのスルーパスにアドゥリスが反応するが、惜しくも合わせきれなかった上にオフサイドの判定が下された。前半の終盤はスペインがポゼッションを高めたが、相手ゴールを脅かしきれずにハーフタイムを迎える。
▽迎えた後半、セルヒオ・ラモスとマタを下げてナチョとコケを送り出したスペインが積極的な入りを見せる。対するイタリアも51分にエデルを下げてインシーニェを送り出すと、59分にファンフランのミスからカウンターを発動。ジャッケリーニが左サイドをドリブルで運び、ボックス手前でパスを受けたインシーニェがコントロールシュートを放ったが、これGKデ・ヘアに横っ飛びで防がれた。
▽さらにイタリアは60分、ペッレに代えてザザ、カンドレーバに代えてフル代表デビューとなるベルナルデスキを投入。63分には再びカウンターで相手ゴールに迫るが、ボックス右から放ったフロレンツィのシュートはGKデ・ヘアに阻止される。それでも68分、中央でベルナルデスキを経由して左サイドでボールを受けたジェッケリーニの丁寧なグラウンダーのクロスをゴール前のインシーニェがゴール右隅に流し込み、イタリアが先制した。
▽リードを許したスペインだったが、すぐさま追いつく。70分、セスクのFKに反応したモラタが頭で合わせると、これはGKブッフォンの正面に飛んだが前にこぼしてしまい、このルーズボールに素早く反応したアドゥリスが押し込んだ。ヘディングで合わせたモラタはオフサイドポジションにいたものの、ゴールは認められる。
▽早くも追いつかれたイタリアだったが、スペインに流れを渡さずに攻勢を続ける。77分にはボックス手前からインシーニェが絶妙なループシュートを放つも、惜しくもGKデ・ヘアにCKへと逃げられた。その後もイタリアがザザを中心に攻勢に出たが、ゴールは生まれずにタイムアップ。イタリアが優勢に試合を進めたものの、アドゥリスの代表初ゴールでスペインがドローに持ち込んだ。
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