ELとプレミアの二兎を追うポチェッティーノ 「どちらにもプライオリティーがある」

10日に行われるヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント2回戦1stレグで、トッテナムはドルトムントと対戦する。トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、プレミアリーグの優勝争いの渦中とあって、選手起用に頭を悩ませているようだ。

トッテナムはプレミアリーグでは、残り9試合で首位レスター・シティと勝ち点5差の2位につけている。ドルトムントとの1stレグの後は、中2日で13日にプレミアのアストン・ヴィラ戦、中3日で17日にドルトムントとの2ndレグ、中2日でプレミアのボーンマス戦と、過密日程は待ち受けている。

ポチェッティーノ監督は、どちらのタイトルも重要であると強調しつつ、ターンオーバーでの選手起用を示唆した。前日会見で次のように語っている。

「我々は常に、より良いと思う選択をして、それぞれの試合に適している選手を選ぶ。ドルトムント戦は非常にタフな戦いになるだろう。ヨーロッパリーグとプレミアリーグ、どちらにもプライオリティがある。2つのタイトルを争っているのだからね」

「しかし同時に、選手たちにとっては厳しい時期だ。時々はチームをリフレッシュする必要があり、そのためにはローテーション起用をしなければならない」

それでもポチェッティーノ監督は、選手層の厚さに自信をのぞかせている。また、ドルトムントについては、次のように印象を語った。

「すべての試合を同じメンバーで戦うのは難しい。だからこそシーズンの最初から、選手層が厚いことは重要だと常に言ってきた。すべての選手が重要な存在であり、すべての試合の先発メンバーが、勝つための最高の選択なんだ」

「ドルトムントは、トッテナムと似たところがあると思う。彼らのスタイルは好きだし、ヨーロッパでも最高のチームの1つだ。刺激的な対戦で、素晴らしい挑戦になる」


提供:goal.com