メッシのハットでバルサがリーガ10連勝&35戦無敗のスペイン記録樹立《リーガエスパニョーラ》

2016.03.04 06:56 Fri
バルセロナは3日、リーガエスパニョーラ第27節でラージョとのアウェイ戦に臨み、5-1で大勝した。公式戦35戦無敗としたバルセロナはスペイン記録を樹立している。

▽4日前に行われた前節セビージャ戦を2-1で逆転勝利してリーガ9連勝とした首位バルセロナ(勝ち点66)は、2位アトレティコ・マドリーとの8ポイント差を維持。公式戦34試合無敗とし、1988-89シーズンにレアル・マドリーが打ち立てたスペイン国内記録に並んだバルセロナは、セビージャ戦のスタメンから3選手を変更。ジョルディ・アルバ、アルダ、A・ビダルに代わってイニエスタ、ラキティッチ、マスチェラーノが先発に復帰した。

▽ここ7戦無敗の16位ラージョ(勝ち点26)が一歩も引かずに立ち上がった中、バルセロナは4分にエンバルバのミドルシュートでGKブラーボを強襲される。その後も前からボールを奪いに来るラージョが、15分にもエンバルバの枠内シュートでゴールに迫った。
▽しかし、ラージョのハイラインをMSNが突くバルセロナが徐々に流れを引き寄せると、21分に初の決定機を演出。ボックス左からメッシがニアサイドを突くシュートを浴びせた。すると22分、右サイドバックに入ったセルジ・ロベルトのクロスをGKファン・カルロスが痛恨のファンブル。ルーズボールをラキティッチが無人のゴールに流し込んで先制に成功した。

▽さらに1分後、メッシのスルーパスをボックス左で受けたネイマールがマイナスに折り返したボールをメッシが難なくゴール左へシュートを流し込み、一気にリードを広げた。2点を追うラージョが引き続き前がかる中、いなすバルセロナが主導権を握ると42分、足を上げながらラキティッチにスライディングタックルを敢行したD・ジョレンテが一発退場となり、バルセロナは数的優位も得た。
▽[3-2-3-1]の攻撃的な布陣を維持するラージョに対し、迎えた後半も攻勢に出るバルセロナは、ネイマールとスアレスが決定的なシュートに持ち込むと、53分に3点目を奪取する。スアレスのシュートは右ポストを叩いたものの、ルーズボールをメッシが押し込んだ。

▽余裕のバルセロナだったが、57分に失点する。右サイドからエンバルバの上げたクロスをファーサイドのベベに落とされ、最後はマヌーチョに頭で押し込まれた。それでも67分にネイマールの直接FKがバーに直撃したルーズボールを拾ったブスケッツが、イトゥーラに後方から倒されてPKを獲得。さらにイトゥーラには一発レッドカードが提示された。しかし、キッカーのスアレスが枠の左に放った強烈なシュートは、GKファン・カルロスにセーブされてしまう。

▽しかし72分、スアレスのスルーパスに抜け出したメッシがボックス中央へ進入し、GKとの一対一を制して4-1とした。さらに86分にマテューのクロスをアルダが頭で押し込んで5-1としたバルセロナがリーガ10連勝を達成。公式戦35試合無敗のスペイン記録を樹立している。

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