武藤&興梠のゴールで浦和がシドニーFCを下し白星発進!《ACL2016》

▽AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2016・グループH第1節の浦和vsシドニーFC(オーストラリア)が行われ、ホームの浦和が2-0で勝利した。▽昨シーズンのJ1年間3位の浦和は、かつて仙台で指揮を執っていたグラハム・アーノルド監督率いる昨シーズンのAリーグ2位のシドニーFCと対戦した。▽前半から押し気味に試合を進めるホームの浦和は7分、梅崎が右サイドからグラウンダーのクロスをあげると、DFに当たってルーズボールになり、反応した武藤がボックス内で蹴り込んで幸先良く先制する。先制した浦和だったが9分、永田がボックス付近で相手選手を倒しFKを献上。ディミトリエビッチが直接シュートを狙うも、GK西川がしっかりとキャッチし事なきを得る。
▽攻め込む浦和は13分、右サイドを飛び出した関根がクロス。これに走り込んだ武藤が合わせるが、シュートは枠を外れる。16分には森脇が前線の守備からボールを奪うと、ボックス手前から左足シュート。しかし、これはGKにセーブされる。

▽その後も攻め込む浦和だったが26分、GK西川からのパスを阿部が自陣ボックス付近でパスミス。これをフールが拾い、無人のゴールへ蹴り込むも、永田が体に当てて事なきを得る。終始浦和ペースで試合が進むと40分、右CKの流れから青木がボックス手前でシュート。DFに当たり浮き球となったボールを、ボックス内で槙野がバイシクルシュートも、DFがライン上でクリア。そのまま浦和の1点リードで前半を終える。▽49分、ズラタンがルーズボールを競り合いボックス内でシュート。しかしシュートは枠を外れる。53分、シドニーFCは右CKを得ると、ルーズボールをアンダーソンがシュート。しかし、至近距離からの強烈シュートをGK西川が顔面で防ぎ、失点を免れる。

▽浦和は前半に続いて試合のペースを握ると60分、右サイドからボックス内に侵入した梅崎がシュートもGKがわずかにセーブ。その流れから左CKを得ると、ニアサイドに入った阿部がクロスをヘッドですらすもGKが再びセーブする。

▽浦和は19分、右サイドの森脇が中央にパスを送ると、DFがクリアミスし興梠が独走。興梠はボックス内でGKに倒されPKを獲得すると、自ら冷静に決めて浦和がリードを2点に広げる。

▽リードを2点に広げられたシドニーFCは2枚替えを敢行。浦和も75分に湘南から加入したU-23日本代表キャプテンの遠藤を投入。すると77分、遠藤がボックス手前から強烈なミドルシュート。これがGKの手を弾いてこぼれ球となるも、興梠が詰め切れず追加点とはならない。

▽83分には、ニンコビッチがボックス手前から強烈なミドルシュートを放つも、GK西川が片手でセーブ。直後のCKを、ジャーマンが合わせるも、今度はクロスバーに助けられる。その後もシドニーFCに決定機が訪れるが、浦和はなんとか凌いで試合終了。終始試合を支配した浦和が2-0でシドニーFCを下し、幸先良いスタートを切った。