フィオレンティーナが土壇場弾で上位対決を制す! 長友フル出場のインテルは逆転負けで5位に後退《セリエA》
2016.02.15 06:57 Mon
▽14日にスタディオ・アルテミオ・フランキで行われたセリエA第25節のフィオレンティーナvsインテルは、2-1でフィオレンティーナが勝利した。インテルの長友はフル出場している。
▽前節のボローニャ戦を1-1で引き分けたフィオレンティーナは、前半戦に比べて調子がやや落ちてきているものの、3位の座を守っている。ホームで迎える直接対決で結果がほしいパウロ・ソウザ監督は、ボローニャ戦からスタメンを3人変更。主力のマルコス・アロンソ、イリチッチ、カリニッチが先発に復帰した。
▽対する4位のインテルも、前節に最下位のヴェローナと3-3で引き分け、最近の5試合で1勝のみと勝ち星から遠ざかっている。スクデット奪還を諦め、CL出場権の確保を今季の目標に下方修正したマンチーニ監督は、ヴェローナ戦から先発2人を変更。メデルと出場停止明けのミランダがスタメンに戻った。
▽勝ち点1差の3位と4位による上位対決は、ホームチームが立ち上がりから試合のペースを掴む。攻撃時に[3-4-2-1]、守備時に[4-2-3-1]と左サイドのマルコス・アロンソを上げ下げさせる可変システムを用いるフィオレンティーナは、頂点のカリニッチから積極的にプレスをかけ、ビルドアップを図るインテルのミスを誘っていく。
▽5分にはカウンターからドリブルでボックス左に持ち込んだベルナルデスキが左足でシュートを放てば、7分にも敵陣でのボール奪取からイリチッチが左足のシュートで相手ゴールに迫った。さらに14分には、カリニッチの巧みな落としからショートカウンターを発動。ドリブルで運んだイリチッチが、ボックス左に抜け出したベルナルデスキのリターンを受けてシュートを流し込もうとしたが、これはゴールライン手前でA・テレスにクリアされた。
▽ワンチャンスを生かして先行したインテルは、落ち着きを取り戻し、自陣でフィオレンティーナの攻撃を跳ね返していく。前半のラストには、左CKのショートコーナーからヴェシーノに決定的なヘディングシュートを打たれるも、ここはGKハンダノビッチが横っ飛びで阻止。インテルの1点リードで前半を終えた。
▽迎えた後半は、フィオレンティーナが敵陣に侵攻し、インテルが自陣で守る展開となる。その中でフィオレンティーナのパウロ・ソウザ監督が動く。58分、テージョを下げてサラテを投入し、ベルナルデスキを右ワイドに回した。すると、この直後の60分、右サイドで左足に持ち替えたイリチッチが鋭いクロスを入れると、ムリージョの頭に当たって流れたボールに反応したボルハ・バレロがヘディングでゴール左に決めた。
▽追いついたフィオレンティーナは攻勢を強めると、63分に右CKのリスタートからボックス右で仕掛けたサラテがシュート性のクロスを供給。これがA・テレスの手に当たるも、PKとはならない。
▽一方、守勢が続くインテルは71分、エデルに代えてペリシッチを送り出し、攻撃の活性化を図る。しかし、攻めきれずにいると、82分にA・テレスがベルナルデスキへのファウルで2枚目の警告を受け、退場してしまった。マンチーニ監督は直後にパラシオを下げてダンブロージオを投入し、守備の枚数を整える。
▽数的優位を得たフィオレンティーナは、プレーメーカーのティノ・コスタとストライカーのババカルを入れて勝ち越しを目指すと、土壇場で値千金のゴールを奪う。追加タイム1分、ボックス左で仕掛けたサラテが右足でシュートに持ち込み、GKハンダノビッチが前に弾いたボールをババカルが押し込んだ。
▽結局、後半アディショナルタイムにサラテがムリージョへの首絞め行為で一発退場となったものの、このまま逃げ切ったフィオレンティーナが2-1の勝利。土壇場での逆転劇で3位の座を守った。一方、タイムアップ直後にコンドグビアが主審へのアピールでレッドカードを提示されたインテルは、前節に続いて逃げ切りに失敗し、5位に後退している。
▽前節のボローニャ戦を1-1で引き分けたフィオレンティーナは、前半戦に比べて調子がやや落ちてきているものの、3位の座を守っている。ホームで迎える直接対決で結果がほしいパウロ・ソウザ監督は、ボローニャ戦からスタメンを3人変更。主力のマルコス・アロンソ、イリチッチ、カリニッチが先発に復帰した。
▽対する4位のインテルも、前節に最下位のヴェローナと3-3で引き分け、最近の5試合で1勝のみと勝ち星から遠ざかっている。スクデット奪還を諦め、CL出場権の確保を今季の目標に下方修正したマンチーニ監督は、ヴェローナ戦から先発2人を変更。メデルと出場停止明けのミランダがスタメンに戻った。
▽5分にはカウンターからドリブルでボックス左に持ち込んだベルナルデスキが左足でシュートを放てば、7分にも敵陣でのボール奪取からイリチッチが左足のシュートで相手ゴールに迫った。さらに14分には、カリニッチの巧みな落としからショートカウンターを発動。ドリブルで運んだイリチッチが、ボックス左に抜け出したベルナルデスキのリターンを受けてシュートを流し込もうとしたが、これはゴールライン手前でA・テレスにクリアされた。
▽一方、攻守両面でフィオレンティーナのプレースピードについていけないインテルは、ビルドアップ時にボールロストが頻発し、圧倒される時間が続く。それでも26分、コンドグビアのスルーパスからボックス右に抜け出したパラシオがマイナスに折り返すと、ファーサイドでフリーのブロゾビッチが右足でゴール右に押し込んだ。
▽ワンチャンスを生かして先行したインテルは、落ち着きを取り戻し、自陣でフィオレンティーナの攻撃を跳ね返していく。前半のラストには、左CKのショートコーナーからヴェシーノに決定的なヘディングシュートを打たれるも、ここはGKハンダノビッチが横っ飛びで阻止。インテルの1点リードで前半を終えた。
▽迎えた後半は、フィオレンティーナが敵陣に侵攻し、インテルが自陣で守る展開となる。その中でフィオレンティーナのパウロ・ソウザ監督が動く。58分、テージョを下げてサラテを投入し、ベルナルデスキを右ワイドに回した。すると、この直後の60分、右サイドで左足に持ち替えたイリチッチが鋭いクロスを入れると、ムリージョの頭に当たって流れたボールに反応したボルハ・バレロがヘディングでゴール左に決めた。
▽追いついたフィオレンティーナは攻勢を強めると、63分に右CKのリスタートからボックス右で仕掛けたサラテがシュート性のクロスを供給。これがA・テレスの手に当たるも、PKとはならない。
▽一方、守勢が続くインテルは71分、エデルに代えてペリシッチを送り出し、攻撃の活性化を図る。しかし、攻めきれずにいると、82分にA・テレスがベルナルデスキへのファウルで2枚目の警告を受け、退場してしまった。マンチーニ監督は直後にパラシオを下げてダンブロージオを投入し、守備の枚数を整える。
▽数的優位を得たフィオレンティーナは、プレーメーカーのティノ・コスタとストライカーのババカルを入れて勝ち越しを目指すと、土壇場で値千金のゴールを奪う。追加タイム1分、ボックス左で仕掛けたサラテが右足でシュートに持ち込み、GKハンダノビッチが前に弾いたボールをババカルが押し込んだ。
▽結局、後半アディショナルタイムにサラテがムリージョへの首絞め行為で一発退場となったものの、このまま逃げ切ったフィオレンティーナが2-1の勝利。土壇場での逆転劇で3位の座を守った。一方、タイムアップ直後にコンドグビアが主審へのアピールでレッドカードを提示されたインテルは、前節に続いて逃げ切りに失敗し、5位に後退している。
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