3位フィオレンティーナはジェノアを攻略できずに痛恨のドロー 上位2チームとの差を広げられる《セリエA》

2016.02.01 01:10 Mon
▽1月31日にルイジ・フェラリスで行われたセリエA第22節のジェノアvsフィオレンティーナは、ゴールレスドローに終わった。

▽前節のトリノ戦に完勝し、インテルと勝ち点で並んで3位に浮上したフィオレンティーナは、その試合からスタメンを2人変更。出場停止明けのヴェシーノが先発に戻り、カリニッチに代わって新戦力のサラテが初先発を飾った。

▽そのフィオレンティーナは、開始早々に決定機。4分、ボックス右で仕掛けたサラテの折り返しにババカルが反応するが、GKペリンに阻まれて押し込み切れない。その後はホームの大声援を背に受けるジェノアに苦戦し、好調のパヴォレッティを起点にゴールに迫られる。結局、ジェノアから試合のペースを奪い返せずに前半を終える。
▽迎えた後半も試合の主導権を掴み切れないフィオレンティーナ。51分にはゴール前でパヴォレッティに決定的なシュートを打たれるが、ここはGKタタルサヌが阻止した。何とか流れを引き寄せたいパウロ・ソウザ監督は、56分に2枚替えを敢行。サラテとイリチッチを下げ、カリニッチとティノ・コスタを投入した。

▽この交代でボルハ・バレロを2シャドーの位置に上げたフィオレンティーナは、その直後に右サイドの崩しからボックス中央のババカルがシュートを放つも、これはGKペリンの好守に遭う。その後は攻めきれずにいると、78分にパルクアルを下げて負傷明けのマルコス・アロンソを送り出した。
▽しかし85分、パウロ・ソウザ監督がタッチラインを越えていないボールを処理してしまい退席処分となると、最後までジェノアのゴールをこじ開けられずにタイムアップ。勝ち点1の獲得にとどまったフィオレンティーナは、首位のナポリに勝ち点8差、2位のユベントスに勝ち点6差と、上位2チームとの差がより一層広がった。

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