【リーグ・アン前半戦総括&ベスト11】絶対的王者が独走! アンジェとカーンが旋風を巻き起こす
2016.01.05 07:04 Tue
【前半戦総括】
▽今夏にスケールアップした3連覇中の王者パリ・サンジェルマン(PSG)が、圧巻の強さで2015-16シーズンの前半戦を無敗で終えた。
▽例年、スロースタートが目立つPSGだが、今夏にMFディ・マリアやGKトラップ、DFクルザワら実力者を加えたチームは、チーム内におけるポジション争いの激化から各選手の仕上がりが早く、開幕4連勝を達成。その後、コンディションを整えたエースのFWイブラヒモビッチがいつも通り、得点を量産(リーグトップの15ゴール)。前半戦を16勝3分けの勝ち点51で終え、2位のモナコ(勝ち点32)に20ポイント近い差を付ける独走劇を見せた。
▽PSGに大きく水を開けられたものの、前半戦を2位で終えたモナコだが、攻守ともに課題の残る前半戦となった。今夏にMFコンドグビアやFWマルシャル、DFクルザワ、FWベルバトフら昨シーズンの主力をごっそり抜かれたチームは、クラブのアドバイザーを務めるジョルジュ・メンデス氏のコネクションをフルに使って国内外の有望な若手を獲得した。だが、前半戦を無得点で終えたFWエル・シャーラウィを筆頭に何人かの選手は期待を大きく裏切った。加えて、ジャルディム仕込みの組織的な守備も崩壊し、周囲の取りこぼしがなければ、中位に居てもおかしくない低調な戦いぶりだった。
▽モナコ以上に低調な戦いぶりが目立ったのは、いずれも中位に低迷したリヨン(9位)とマルセイユ(10位)の名門クラブ。昨シーズン、2位に入ったリヨンは、得点王のFWラカゼットやGKアントニー・ロペスなど若手の残留に加え、MFヴァルブエナやDFヤンガ=エムビワら代表クラスの実力者を迎え入れ、盤石のスカッドを構築。だが、若手の伸び悩みやグループステージ敗退となったチャンピオンズリーグ(CL)が影響したのか、低調な前半戦を過ごし、フルニエ監督が解任される憂き目を味わった。
▽一方、開幕戦後にビエルサ監督が電撃辞任したマルセイユは、レアル・マドリーのレジェンドであるミチェル新監督の下で立て直しを図るも、FWジニャックやMFパイエ、MFインビュラなど昨シーズンの主力が抜けた穴を埋め切れず。唯一の明るい話題は、得点ランキング2位の11ゴールを奪ったFWバチュアイやMFアレッサンドリーニなど攻撃陣が好調を継続していることだ。
★最優秀選手
◆MFブレーズ・マテュイディ(パリ・サンジェルマン)
▽盤石の王者を攻守にけん引した働きは絶大だった。17試合の出場で3ゴール2アシストという数字は、ここまでの得点ランキングとアシストランキングでトップに立つイブラヒモビッチとディ・マリアと比較すると平凡だが、圧倒的なスタミナとプレー精度の高さは、両選手を凌駕するものだった。加えて、シーズン序盤戦を苦手とするチームの中で第2節のガゼレク・アジャクシオ戦、第3節のモンペリエ戦でいずれも決勝点を記録するなど、勝負強い働きでチームを波に乗せた点も高評価の一因となった。
★最優秀監督
◆ステファヌ・ムーラン(アンジェ)
▽現役時代とリザーブチームの監督を含め、20年近くアンジェに関わってきた48歳のフランス人指揮官は、資金力とタレントに乏しい弱小クラブを前半戦3位に導いた。2011年からトップチームを率いるムーラン監督は、生え抜きの若手や他クラブをお払い箱になったベテラン選手に組織的な守備を植え付け、リーグ2位の1試合平均の失点数が0.58という堅牢な守備を構築。GKビュテルやDFトマら個のパフォーマンスも素晴らしかったが、ハードワークと連動性を兼ね備えた守備は、現在のリーグ・アンでトップクラス。また、ここまでの総得点は17ゴールと得点力不足に悩まされているものの、FWカマラやFWケトケオポムポンらのスピードを生かしたカウンターの威力もまずまずだ。
【期待以上】
★チーム
◆カーン
▽昨シーズンを13位で終えたカーンは、今シーズンのレスター・シティで躍動するMFカンテら主力数人を抜かれるも、堅守速攻を軸とした試合巧者ぶりを発揮して前半戦を望外の4位で終えた。チームの躍進を支えたのは、今夏に獲得した新エースのFWドゥロールだ。2009年にビーチサッカーのフランス代表としてプレーした経験を持つ異色の24歳のストライカーは、卓越したフィニッシュの精度を武器にチーム最多の6ゴールを挙げるなど、カウンターアタックの終着点として機能。また、百戦錬磨のMFフェレやGKヴェルクートルのベテランコンビ、総合力の高いセンターバックのDFダ・シルバらの活躍も光った。
★選手
◆FWハテム・ベン・アルファ(ニース)
▽フランス黄金世代の天才が完全復活。FWベンゼマやMFナスリ、FWメネーズらと共に2004年のU-17欧州選手権を制した “87年組"の中で最も将来を嘱望されていたベン・アルファだが、これまでは利己的なプレーや素行不良の影響で思うように活躍できなかった。だが、昨冬の移籍市場での登録問題で半年の浪人期間を経てようやく加入したニースで、完全復活を遂げた。以前から持ち味としていた卓越したテクニックと創造性に加え、ゴールへの意識を強めたかつての天才は、ここまで出場した18試合で7ゴール2アシストを記録し、地方クラブのニースを5位に導いた。また、複数のDFを手玉に取る突破力は圧巻で多くのフランス国民を魅了した結果、約3年ぶりの“レ・ブルー"復帰も果たした。
【期待外れ】
★チーム
◆リヨン
Getty Images
▽生え抜きの若手を軸にPSGに次ぐ2位で昨シーズンを終えたリヨンは、新シーズンに向けて輝かしい未来を想像していたことだろう。だが、迎えた今シーズンは、若手の残留や積極補強の効果もなく、9位という低調な戦績で前半戦を終えた。プレシーズンの段階から淡白な試合内容が続き先行きに不安を感じさせていたチームは、攻守に精彩を欠いた。攻撃陣ではMFフェキルの長期離脱が響き、昨シーズンの得点王のFWラカゼットもここまで6ゴールと沈黙。加えて、キャプテンのMFゴナロンらチームを引っ張る選手のパフォーマンスが低調で1度流れを渡すと、大量失点を繰り返すなど、精神面の脆弱さも目立った。
★選手
◆FWステファン・エル・シャーラウィ(モナコ)
▽“ファラオーネ"の受難は続く。下部組織から在籍していたミランを旅立ち、隣国モナコで再起を誓ったエル・シャーラウィだったが、前半戦を無得点で終えた。マンチェスター・ユナイテッドとアトレティコ・マドリーに旅立ったFWマルシャルとMFカラスコの後釜として期待されたものの、フィジカル重視のリーグ・アンの戦いになかなか順応できず、ここまでの先発出場は7試合(合計は15試合)に留まった。加えて、決定機でのイージーミスが目立つなど、全盛期のパフォーマンスからは程遠い出来だった。1月の移籍市場では母国復帰の噂も出ているが、後半戦での巻き返しはあるのか。
【前半戦ベストイレブン】
GK:トラップ
DF:オーリエ、チアゴ・シウバ、トマ
MF:ディ・マリア、L・ディアッラ、ベン・アルファ、マテュイディ
FW:バチュアイ、イブラヒモビッチ、ムカンジョ
【後半戦展望】
★PSGの4連覇に死角なし、熾烈なCL&EL出場権争いに注目
▽前半戦を圧倒的な強さで終えたPSGの4連覇に死角はない。注目ポイントとしては、史上最速となる3月中の優勝決定や、無敗優勝という記録的な側面だ。他の強豪クラブが復調していることに加え、2月からはクラブの最優先事項であるCL決勝トーナメントが行われるため、足をすくわれることも考えられなくはない。それでも、ここまでの安定感を見れば、最後まで無敗で突っ走る可能性は十二分にあるはずだ。
▽優勝争いと異なり、引き続き混戦が予想されるのが、来シーズンのCL&EL出場権争いだ。前半戦終了時点で2位のモナコ(勝ち点32)と、14位のボルドー(勝ち点23)との勝ち点差は、わずかに「9」と後半戦の戦い方次第では、多くのクラブに来シーズンのヨーロッパへの切符を手にするチャンスがあるだろう。
▽一方、残留争いに関しては、今シーズンから降格枠が3チームから2チームに減った関係で例年に比べると、早期の決着が予想される。前半戦で唯一未勝利の最下位トロワ(0勝8分け11敗)はほぼ当確ながら、ここまで勝ち点17を稼いでいる19位のトゥールーズから10位のマルセイユ(勝ち点25)あたりまでのボトムハーフのチーム間でもう1枠が決まることになりそうだ。
▽今夏にスケールアップした3連覇中の王者パリ・サンジェルマン(PSG)が、圧巻の強さで2015-16シーズンの前半戦を無敗で終えた。
▽例年、スロースタートが目立つPSGだが、今夏にMFディ・マリアやGKトラップ、DFクルザワら実力者を加えたチームは、チーム内におけるポジション争いの激化から各選手の仕上がりが早く、開幕4連勝を達成。その後、コンディションを整えたエースのFWイブラヒモビッチがいつも通り、得点を量産(リーグトップの15ゴール)。前半戦を16勝3分けの勝ち点51で終え、2位のモナコ(勝ち点32)に20ポイント近い差を付ける独走劇を見せた。
▽PSGに大きく水を開けられたものの、前半戦を2位で終えたモナコだが、攻守ともに課題の残る前半戦となった。今夏にMFコンドグビアやFWマルシャル、DFクルザワ、FWベルバトフら昨シーズンの主力をごっそり抜かれたチームは、クラブのアドバイザーを務めるジョルジュ・メンデス氏のコネクションをフルに使って国内外の有望な若手を獲得した。だが、前半戦を無得点で終えたFWエル・シャーラウィを筆頭に何人かの選手は期待を大きく裏切った。加えて、ジャルディム仕込みの組織的な守備も崩壊し、周囲の取りこぼしがなければ、中位に居てもおかしくない低調な戦いぶりだった。
▽一方、開幕戦後にビエルサ監督が電撃辞任したマルセイユは、レアル・マドリーのレジェンドであるミチェル新監督の下で立て直しを図るも、FWジニャックやMFパイエ、MFインビュラなど昨シーズンの主力が抜けた穴を埋め切れず。唯一の明るい話題は、得点ランキング2位の11ゴールを奪ったFWバチュアイやMFアレッサンドリーニなど攻撃陣が好調を継続していることだ。
▽前述した強豪クラブの低迷を突いて上位に食い込む快進撃を見せたのが、昇格2年目のカーンと昇格組のアンジェだ。とりわけ、昨シーズンのリーグ・ドゥを3位でフィニッシュし、1993-94シーズン以来となるリーグ・アン昇格を決めたアンジェは、開幕前の降格候補筆頭という下馬評を大きく覆し、まさかの3位で前半戦を終えた。ムーラン監督の下、圧巻のパフォーマンスを披露したDFトマを中心とした堅守は、9失点のPSGに次ぐ11失点という水も漏らさぬソリッドさだった。
★最優秀選手
◆MFブレーズ・マテュイディ(パリ・サンジェルマン)
Getty Images
▽盤石の王者を攻守にけん引した働きは絶大だった。17試合の出場で3ゴール2アシストという数字は、ここまでの得点ランキングとアシストランキングでトップに立つイブラヒモビッチとディ・マリアと比較すると平凡だが、圧倒的なスタミナとプレー精度の高さは、両選手を凌駕するものだった。加えて、シーズン序盤戦を苦手とするチームの中で第2節のガゼレク・アジャクシオ戦、第3節のモンペリエ戦でいずれも決勝点を記録するなど、勝負強い働きでチームを波に乗せた点も高評価の一因となった。
★最優秀監督
◆ステファヌ・ムーラン(アンジェ)
▽現役時代とリザーブチームの監督を含め、20年近くアンジェに関わってきた48歳のフランス人指揮官は、資金力とタレントに乏しい弱小クラブを前半戦3位に導いた。2011年からトップチームを率いるムーラン監督は、生え抜きの若手や他クラブをお払い箱になったベテラン選手に組織的な守備を植え付け、リーグ2位の1試合平均の失点数が0.58という堅牢な守備を構築。GKビュテルやDFトマら個のパフォーマンスも素晴らしかったが、ハードワークと連動性を兼ね備えた守備は、現在のリーグ・アンでトップクラス。また、ここまでの総得点は17ゴールと得点力不足に悩まされているものの、FWカマラやFWケトケオポムポンらのスピードを生かしたカウンターの威力もまずまずだ。
【期待以上】
★チーム
◆カーン
▽昨シーズンを13位で終えたカーンは、今シーズンのレスター・シティで躍動するMFカンテら主力数人を抜かれるも、堅守速攻を軸とした試合巧者ぶりを発揮して前半戦を望外の4位で終えた。チームの躍進を支えたのは、今夏に獲得した新エースのFWドゥロールだ。2009年にビーチサッカーのフランス代表としてプレーした経験を持つ異色の24歳のストライカーは、卓越したフィニッシュの精度を武器にチーム最多の6ゴールを挙げるなど、カウンターアタックの終着点として機能。また、百戦錬磨のMFフェレやGKヴェルクートルのベテランコンビ、総合力の高いセンターバックのDFダ・シルバらの活躍も光った。
★選手
◆FWハテム・ベン・アルファ(ニース)
▽フランス黄金世代の天才が完全復活。FWベンゼマやMFナスリ、FWメネーズらと共に2004年のU-17欧州選手権を制した “87年組"の中で最も将来を嘱望されていたベン・アルファだが、これまでは利己的なプレーや素行不良の影響で思うように活躍できなかった。だが、昨冬の移籍市場での登録問題で半年の浪人期間を経てようやく加入したニースで、完全復活を遂げた。以前から持ち味としていた卓越したテクニックと創造性に加え、ゴールへの意識を強めたかつての天才は、ここまで出場した18試合で7ゴール2アシストを記録し、地方クラブのニースを5位に導いた。また、複数のDFを手玉に取る突破力は圧巻で多くのフランス国民を魅了した結果、約3年ぶりの“レ・ブルー"復帰も果たした。
【期待外れ】
★チーム
◆リヨン
Getty Images
▽生え抜きの若手を軸にPSGに次ぐ2位で昨シーズンを終えたリヨンは、新シーズンに向けて輝かしい未来を想像していたことだろう。だが、迎えた今シーズンは、若手の残留や積極補強の効果もなく、9位という低調な戦績で前半戦を終えた。プレシーズンの段階から淡白な試合内容が続き先行きに不安を感じさせていたチームは、攻守に精彩を欠いた。攻撃陣ではMFフェキルの長期離脱が響き、昨シーズンの得点王のFWラカゼットもここまで6ゴールと沈黙。加えて、キャプテンのMFゴナロンらチームを引っ張る選手のパフォーマンスが低調で1度流れを渡すと、大量失点を繰り返すなど、精神面の脆弱さも目立った。
★選手
◆FWステファン・エル・シャーラウィ(モナコ)
▽“ファラオーネ"の受難は続く。下部組織から在籍していたミランを旅立ち、隣国モナコで再起を誓ったエル・シャーラウィだったが、前半戦を無得点で終えた。マンチェスター・ユナイテッドとアトレティコ・マドリーに旅立ったFWマルシャルとMFカラスコの後釜として期待されたものの、フィジカル重視のリーグ・アンの戦いになかなか順応できず、ここまでの先発出場は7試合(合計は15試合)に留まった。加えて、決定機でのイージーミスが目立つなど、全盛期のパフォーマンスからは程遠い出来だった。1月の移籍市場では母国復帰の噂も出ているが、後半戦での巻き返しはあるのか。
【前半戦ベストイレブン】
GK:トラップ
DF:オーリエ、チアゴ・シウバ、トマ
MF:ディ・マリア、L・ディアッラ、ベン・アルファ、マテュイディ
FW:バチュアイ、イブラヒモビッチ、ムカンジョ
【後半戦展望】
★PSGの4連覇に死角なし、熾烈なCL&EL出場権争いに注目
▽前半戦を圧倒的な強さで終えたPSGの4連覇に死角はない。注目ポイントとしては、史上最速となる3月中の優勝決定や、無敗優勝という記録的な側面だ。他の強豪クラブが復調していることに加え、2月からはクラブの最優先事項であるCL決勝トーナメントが行われるため、足をすくわれることも考えられなくはない。それでも、ここまでの安定感を見れば、最後まで無敗で突っ走る可能性は十二分にあるはずだ。
▽優勝争いと異なり、引き続き混戦が予想されるのが、来シーズンのCL&EL出場権争いだ。前半戦終了時点で2位のモナコ(勝ち点32)と、14位のボルドー(勝ち点23)との勝ち点差は、わずかに「9」と後半戦の戦い方次第では、多くのクラブに来シーズンのヨーロッパへの切符を手にするチャンスがあるだろう。
▽一方、残留争いに関しては、今シーズンから降格枠が3チームから2チームに減った関係で例年に比べると、早期の決着が予想される。前半戦で唯一未勝利の最下位トロワ(0勝8分け11敗)はほぼ当確ながら、ここまで勝ち点17を稼いでいる19位のトゥールーズから10位のマルセイユ(勝ち点25)あたりまでのボトムハーフのチーム間でもう1枠が決まることになりそうだ。
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