【会見全文】関根&鎌田を選出しなかった手倉森監督「豊川で異なる得点の可能性を」

2015.12.31 00:01 Thu
U-23日本代表を率いる手倉森誠監督が30日、来年1月にカタールで開催されるリオ五輪の最終予選を兼ねたAFC U-23選手権の登録メンバー残り2名を発表した。

▽最後の2枠に入ったのは、DF三竿健斗(東京V)とMF豊川雄太(鹿島)。MF関根貴大(浦和)やMF前田直輝(松本)、FW鎌田大地(鳥栖)などは最終メンバーから漏れている。また、負傷の影響により、GK中村航輔(福岡)とGK牲川歩見(磐田)が入れ替わることも発表された。

▽今回のメンバー発表に際した手倉森監督のコメントは以下のとおり。
手倉森誠監督(U-23日本代表)
「良いキャンプでした。23人を選ぶことができました。残り2名を石垣のキャンプに参加したメンバーから選びました。MF豊川雄太、MF三竿健斗、そしてGK中村航輔のところがGK牲川歩見に代わります」

「この23人で来年のリオ五輪の最終予選に臨みます。しかし、実際に試合が始まるまで何が起こるかはわからない。バックアップで入っている50人リストのメンバーは、その準備をしておいてほしいと、石垣島でも話しました。今回は23人を選びましたけど、この世代全員で戦いに行くんだと、リオの切符が取れたときには、その他のメンバーたちも自分の成果のように喜んでほしいという話もしてきました」
「決まった以上、このメンバーでやるしかないという気持ちで、前に進むことのみ考えて年を越したいと思います」

――三竿を選んだということは、センターバックを4枚にするということか
「三竿を選んだのは、センターバックの可能性があるということ。確かに4枚になったような感じになりますが、キャプテンの(遠藤)航を(センターバックの位置に)下げるオプションを加えたときに、ボランチの高さがなくなるということもあります。彼のバランサーとしての能力と身体的な高さ、ああいった体格を持つ選手がボランチとして成長しなければいけないという期待、そういったことを考えて選びました」

――中東遠征で得点が得点を取れなかった攻撃陣に豊川を選んだが、FW鎌田(鳥栖)やMF関根(浦和)といった特徴がある選手のいる中で豊川を選んだ理由は?
「2列目と前線には特徴を持った選手がいますけど、すばしっこくてドリブルができそうな選手はたくさんいるなと。コンビネーションの部分で、関根や鎌田が出たときでも持ち味は出ると思うんですけど、同じような持ち味になると思いました」

「豊川の飛び出しの能力、相手の組織をはがせるランニング、クロスに対して突っ込んでいけること、(ゴール前に)入っていくタイミングと、あの身長でヘディングが強いということころに、これまでとは異なる得点の可能性を見出し、豊川に決めました」

――中東遠征に行っていない2人だが、中東での経験に不安要素は?
「豊川は1次予選で一緒に活動しているので問題ないなと。三竿はU-17のW杯でUAEでプレーしているので、海外での活動に関しては申し分ない経験があると感じました。そういった情報も、最後のひと押しになりました」

――2名残したメリットとデメリットをどう考えているか
「メリットは、21人に入っていない選手たちがしっかりと競争してくれたこと。選ばれた選手たちと同じ志で練習に取り組んでくれた。デメリットは、僕が新幹線に乗る前にこの会見を開かなければいけないこと(笑)。それしかないです」

――顔ぶれが決まった現在の心境
「本当にすっきりしました。良い環境に恵まれてキャンプをしながら、合宿に参加しているメンバーと天皇杯に参加しているメンバーの情報を踏まえながら、ゆったり考えさせてもらいました。ただ、天皇杯の結果と候補選手たちの活躍と、石垣での紅白戦をやりながら、自分に対しても厳しくなった日々でした。その中で23人に絞れたいま、“これでやるしかない!”と自分に言い聞かせながら、決心というか、いくしかないという気持ちが自分の中でさらに強くなったと感じています」

――今回の2名を決断したタイミングは?
「紅白戦をやった夜、スタッフからも情報をとりながら、合宿や天皇杯でのプレーを踏まえて29日の夜に決めました」

――GK中村の状況は?
「シーズン中の痛み、1~2日で引いていた痛みとは違う形の痛みが別の個所で出て気になると。おそらくは足首膝蓋腱の炎症なんですけど、ドクターの話ではMRIをとっても出にくい場所があると。そして彼が非常にナーバスだったと。疲労性であれば待つ覚悟もあったんですけど、何かあった場合の牲川の石垣での頑張りもありました。彼は一次予選に参加し、仁川では正GKでした。そういったことを考えれば、非常に悔しい思いをしながらトレーニングを頑張ってくれた。その2つの思いがあったとき、(中村)航輔がケガに対してナーバスだったと。万全ではないことに関して、自分も万全ではない選手を連れていくことはできないということを、29日の夜に彼と直接話をして決めました」

――2人をどういう思考回路で決めたのか
「最初に豊川を決めました。合宿の2、3日目くらいから、ものすごく好調なのと、彼のフリーランニングがこのチームで持続できるかなと。2列目を入れ替えながら戦ったとき、彼の活動量が1カ月間の戦いの中で必要になってくるなと感じ始めました」

「その中でセンターバックをどうするのかというところで、バックアッパーの現状の状態を把握し、比べたときに、後ろの方が必要かなと考えました。三竿は徐々に良くなるかなと。彼はすぐにスタメンというわけではないと思いますけど、この世代で遠藤をボランチで使っている理由の1つに、ボランチに高さがないというのがあります。なので、彼のような高さのある選手が成長してもらいたいという思いも込めて。あとはバランスをとれるところ。中東相手にオープンにさせられたときに投入すれば、時間帯によってはバランスを整えてくれるのではないかと、期待を込めて選びました」

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「『天才』だと思ってた」小学生の頃のチームメイト・植中朝日を語った大畑歩夢、地元で揃って日の丸を背負う「一緒にできることは嬉しい」

U-23日本代表のDF大畑歩夢(浦和レッズ)が、メディア取材に応じ、地元で行われるU-23ウクライナ代表戦へ意気込みを語った。 22日に京都でU-23マリ代表と対戦したU-23日本代表。パリ・オリンピックへの出場が決定している相手に1-3で敗れていた。 翌日、試合会場の北九州へとチームは移動。試合会場の北九州スタジアムでトレーニングを行った。 22日の試合に先発出場した11名と、後半頭から出場した細谷真大、染野唯月はリカバリーを実施。大畑はフルメニューをこなした。 大畑は北九州市出身で、小倉南FCからサガン鳥栖U-18に加入していた。FW植中朝日(横浜F・マリノス)とは小学校時代にチームメイト。代表として2人揃って地元に凱旋することとなる。 地元での試合について大畑は「このスタジアムは初めてなので、見たこともなかったです。芝の感じもやりやすいなと思いますし、楽しみです」とコメント。初めて立った北九州スタジアムの印象を語った。 家族や友人も試合を観戦に来るという大畑。植中と共に北九州で日本代表として戦うことについては、「一緒の地元で、小学校時代のチームメイトで、中学校の時もオフにはサッカーをしていたので、それが代表で一緒にプレーできることは嬉しいですね」とコメント。植中は「大畑のクロスからゴールできたら」と語っていたが、「できたら良いですね」とコメントしている。 小学生時代から植中は飛び抜けていたようで、大畑は中学でも小倉南FCでプレーしていたが、植中はJFAアカデミー福島U-15に加入。2人は別のチームでプレーすることとなった 「植中選手は小学校の時から飛び抜けていて、1人だけ全然違って、自分は『天才』だと思ってたので、自分が追いついた感じです」 「入ってきた時から1人だけリフティングがめちゃくちゃできて、ドリブルも絶対剥がせて、シュートも打てて、本当に天才だなと思っていました」 小学生の頃から図抜けていた植中を追いかけ、追いつこうと思っていたという大畑。パリ・オリンピックを目指すチームで共にプレーするまでになっている。 そのオリンピックについては「この年代で一番目指す大きな目標です。僕たちの世代はそこを目指してやってきていると思いますし、出ることが夢なので頑張っていきたいです」とコメント。アジア相手の厳しい最終予選が残っているが、「そんなに簡単にはいかないと思いますし、グループリーグも突破できるかは分からないぐらい難しい試合になると思います」と簡単ではないとの見解を示した。 2024.03.23 21:55 Sat

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