マインツ武藤は見せ場なし 原口所属のヘルタが完勝《ブンデスリーガ》

2015.12.21 01:50 Mon
20日に行われたブンデスリーガ第17節、ヘルタ・ベルリンvsマインツは、2-0でホームのヘルタが勝利した。ヘルタFW原口元気はフル出場、マインツFW武藤嘉紀は先発出場で65分に交代した。

上位2チームとは差があるものの3位につける好調ヘルタは、序盤から主導権を握る。敵陣でボールを支配する時間が長く、先制ゴールに迫っていった。

マインツは防戦一方。ボールを奪っても攻撃につなげることができず、ワントップの武藤にボールが入る場面はほとんどなかった。

すると、この流れのままヘルタが先制する。34分、イビセビッチの落としを受けたダリダがゴール正面でキックフェイント。飛び込んできたブンガードをかわして、フリーとなり左足で決めた。

得点差以上の内容差があった前半を終えた後、マインツは後半のスタートからデ・ブラシスを投入して流れを変えようと試みる。

だが、ヘルタの勢いは止まらない。54分、高い位置でボールを奪って、イビセビッチからカルーにスルーパスが出た。これを受けたカルーはペナルティエリア左手前からドリブルで中へスライド。ブンガードを外して右足でゴール右隅へと決めた。

追い詰められたマインツは、65分に2枚替え。武藤とラッツァが下がり、早くも交代枠を使いきる。

だが、ヘルタは冷静に対処。積極的に出てくるマインツをうまくいなし、上位チームらしい試合運びを展開した。

終盤は原口にチャンスが到来。89分に右からのクロスでイビセビッチが決定機を迎えるも決めきれず、アシストはつかなかった。アディショナルタイムには原口が相手GKのミスキックを拾って自ら仕掛けたが、シュートを放つ前にGKに詰められて得点を奪えずに終わった。

それでも、ヘルタは最後まで隙を見せずに2-0で快勝。2015年を良い形で締めくくった。


提供:goal.com

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