広州恒大がパウリーニョ弾で逆転勝ち バルセロナへの挑戦権を獲得《クラブ・ワールドカップ2015》

2015.12.13 18:16 Sun
▽13日に大阪長居スタジアムで行われたクラブ・ワールドカップ(CWC)2015の準々決勝、クラブ・アメリカ(北中米カリブ海王者)vs広州恒大(アジア王者)は、広州恒大が2-1で勝利した。
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▽2006年以来2度目の出場となるクラブ・アメリカと、2013年以来2度目の出場となる広州恒大の一戦は、立ち上がりから一進一退の攻防戦となる。広州恒大が右サイドバックのチャン・リンペンを起点にサイド攻撃を仕掛ければ、クラブ・アメリカも素早い攻守の切り替えで応戦。好勝負が繰り広げられる。▽試合が進むにつれて、修正力を生かして広州恒大の攻撃に対応していったクラブ・アメリカは、徐々にボールを支配していく。すると、28分にはクラブ・アメリカがボックス手前の左寄りの位置でFKのチャンスを獲得するも、ゴルツの右足で直接FKはクロスバーに直撃。先制点とはならない。
▽前半の終盤にかけても攻勢を強めたクラブ・アメリカは44分、右CKからベネデットが左足でシュート。さらに、その流れからゴール前のゴルツがヘディングで押し込みにかかるも、ネットを揺らせない。結局、北中米カリブ海王者とアジア王者の一戦はゴールレスで試合を折り返した。

▽迎えた後半も早々から攻撃の圧力を強めたクラブ・アメリカが立ち上がりから猛攻を仕掛けると、55分に広州恒大の守備網を攻略する。相手のセットプレーからカウンターに転じると、右サイドでボールを受けたベネデットがDFをかわして低い弾道のクロスを供給。最後は、ゴール前に飛び込んだペラルタが頭で押し込み、試合の均衡を破った。
▽このままクラブ・アメリカのペースで進むかに思われた試合だったが、広州恒大もスコラーリ監督が積極的に交代カードを切って反撃を開始。すると80分、カウンターから左サイドに持ち上がったパウリーニョがボックス内にパスを通すと、これを受けたガオ・リンの落としからジェン・ロンが左足でネットを揺らした。

▽試合を振り出しに戻した広州恒大は、その後もクラブ・アメリカを攻め立てると、後半アディショナルタイム3分に左CKからパウリーニョがヘディングシュートを決めて逆転に成功。そのまま2-1で勝ち切った広州恒大が、17日に横浜国際総合競技場で行われるバルセロナとの準決勝へ駒を進めた。

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