スパーズ、ラメラのハットでモナコを粉砕し首位通過! アンデルレヒトも2位で決勝Tへ!《EL》
2015.12.11 07:09 Fri
▽ヨーロッパリーグ(EL)・グループJ最終節が10日に行われた。ホワイト・ハート・レーンで行われた首位のトッテナムと3位のモナコの一戦は、ホームのトッテナムが4-1で大勝した。
▽首位通過を狙うトッテナムと決勝トーナメント進出にわずかな望みを残すモナコの強豪対決。既に決勝トーナメント進出を決めたトッテナムは、12日に行われるニューカッスルとのリーグ戦を睨んでエースのケインやヴェルトンゲン、エリクセンら主力を温存。1トップのヌジエの下にラメラ、ソン・フンミン、オノマーを並べた。一方のモナコは、2メートルを超える長身FWラシナ・トラオレの下にエル・シャーラウィ、モウティーニョ、ベルナルド・シルバを起用した。
▽試合はキックオフ直後にいきなり動く。開始2分、相手陣内左サイド深くでボールを奪ったベン・デイビスがヌジエとのワンツーでボックス左に侵入して折り返すと、これをゴール前のラメラが左足のワンタッチシュートで決めた。
▽幸先良く先制したトッテナムは15分に追加点を奪う。アルデルヴァイレルトのクリアボールをソン・フンミンが頭で落とすと、これを拾ったラメラがボックス手前から左足のミドルシュート。すると、GK手前でバウンドしたボールが名手スバシッチの脇を抜けてゴールネットを揺らした。
▽これで完全に流れを掴んだトッテナムは、攻守にモナコを圧倒する。37分にはヌジエのボール奪取からシュートカウンターを発動。ボックス右に抜け出したラメラが利き足とは逆の右足のシュートをゴール右に決め、前半のうちにハットトリック達成。その後、相手との接触で足を痛めたエリック・ダイアーが大事を取ってベンタレブと交代するアクシデントがあったものの、最高の形で前半を終えた。
▽後半半ばから終盤にかけてはモナコが息を吹き返したことで、試合はオープンな展開に。ややモナコが優勢に試合を運んだものの、トッテナムが78分に試合を決定付ける4点目を奪取する。波状攻撃からボックス右で仕掛けたトム・キャロルが狭いスペースでDFをかわし、角度のないところから左足のシュートをねじ込んだ。そして、試合はこのままトッテナムの4-1でタイムアップ。ラメラのハットトリックの活躍などでモナコを粉砕したトッテナムが、グループ首位通過を決めた。一方、敗れたモナコはグループステージ敗退となった。
▽また、同日行われたグループJのもう1試合、2位のアンデルレヒトと最下位のカラバフの一戦は、ホームのアンデルレヒトが2-1で勝利した。
▽この結果、グループJは首位のトッテナムとアンデルレヒトが、決勝トーナメント進出。グループJ最終節の結果および最終順位は以下の通り。
◆ELグループJ最終節結果
▽12/10(木)
トッテナム 4-1 モナコ
アンデルレヒト 2-1 カラバフ
※赤字はノックアウトラウンド進出チーム
【ELグループJ最終順位】
13 トッテナム
10 アンデルレヒト
6 モナコ
4 カラバフ
▽首位通過を狙うトッテナムと決勝トーナメント進出にわずかな望みを残すモナコの強豪対決。既に決勝トーナメント進出を決めたトッテナムは、12日に行われるニューカッスルとのリーグ戦を睨んでエースのケインやヴェルトンゲン、エリクセンら主力を温存。1トップのヌジエの下にラメラ、ソン・フンミン、オノマーを並べた。一方のモナコは、2メートルを超える長身FWラシナ・トラオレの下にエル・シャーラウィ、モウティーニョ、ベルナルド・シルバを起用した。
▽試合はキックオフ直後にいきなり動く。開始2分、相手陣内左サイド深くでボールを奪ったベン・デイビスがヌジエとのワンツーでボックス左に侵入して折り返すと、これをゴール前のラメラが左足のワンタッチシュートで決めた。
▽これで完全に流れを掴んだトッテナムは、攻守にモナコを圧倒する。37分にはヌジエのボール奪取からシュートカウンターを発動。ボックス右に抜け出したラメラが利き足とは逆の右足のシュートをゴール右に決め、前半のうちにハットトリック達成。その後、相手との接触で足を痛めたエリック・ダイアーが大事を取ってベンタレブと交代するアクシデントがあったものの、最高の形で前半を終えた。
▽前半に枠内シュート0と低調なパフォーマンスに終始したモナコは後半頭からルマール、56分には16歳のムバッペを投入する。この交代で徐々に躍動感を取り戻したモナコは、61分に左サイドでのムバッペの仕掛けからペナルティアーク付近でパスを受けたエル・シャーラウィが、見事なコントロールシュートをゴール右に突き刺した。
▽後半半ばから終盤にかけてはモナコが息を吹き返したことで、試合はオープンな展開に。ややモナコが優勢に試合を運んだものの、トッテナムが78分に試合を決定付ける4点目を奪取する。波状攻撃からボックス右で仕掛けたトム・キャロルが狭いスペースでDFをかわし、角度のないところから左足のシュートをねじ込んだ。そして、試合はこのままトッテナムの4-1でタイムアップ。ラメラのハットトリックの活躍などでモナコを粉砕したトッテナムが、グループ首位通過を決めた。一方、敗れたモナコはグループステージ敗退となった。
▽また、同日行われたグループJのもう1試合、2位のアンデルレヒトと最下位のカラバフの一戦は、ホームのアンデルレヒトが2-1で勝利した。
▽この結果、グループJは首位のトッテナムとアンデルレヒトが、決勝トーナメント進出。グループJ最終節の結果および最終順位は以下の通り。
◆ELグループJ最終節結果
▽12/10(木)
トッテナム 4-1 モナコ
アンデルレヒト 2-1 カラバフ
※赤字はノックアウトラウンド進出チーム
【ELグループJ最終順位】
13 トッテナム
10 アンデルレヒト
6 モナコ
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