日本代表組不在のG大阪が川崎Fに完勝! 連覇に向けて準々決勝で鳥栖と対戦《天皇杯》
2015.11.15 17:32 Sun
▽天皇杯4回戦が15日に行われ、万博記念競技場で開催された川崎FvsG大阪はG大阪が2-0で勝利。鳥栖の待つ準々決勝進出を決めた。
▽その後もパトリックや倉田を起点に川崎Fを押し込むホームチームは、続けてフィニッシュの場面を演出するが、シュートを枠に飛ばすことができない。
▽一方、G大阪の圧力に晒されて思うようにボールを繋げない川崎Fは、時間の経過とともにボール支配率を高めていく。30分にはショートカウンターからゴール前で大久保のパスを受けた中村に決定機も、ここはシュートをふかしてしまう。続く40分には得意のドリブルでボックス内に進入した中野の折り返しにボックス右でフリーの大久保が反応も、ここはフィニッシュまで持ち込むことができず。
▽前半のうちにリードを奪ったG大阪は、後半開始直後にも倉田が決定的なシュートを放つなど、良い入りを見せる。対する川崎Fは、ハーフタイム明けに小宮山を下げて田坂をピッチに送り出した。51分にはその田坂の右クロスを杉本が頭で合わすが、これはGKの正面に飛んだ。
▽後半先にゴールをこじ開けたのは、またしてもG大阪だった。53分、カウンターから相手陣内をドリブルで独走した倉田がDF2枚を振り切ってゴール左隅にシュートを流し込んだ。
▽倉田のスーパーゴールでリードを2点に広げたG大阪は、リスクを冒して前に出る川崎に押し込まれる展開が続く。それでもGK東口を中心とした守備で決定機を作らせない。66分には阿部とのワンツーでボックス内でGKと一対一の場面を作ったパトリックに3点目のチャンスも、肝心のシュートは枠の右に外れた。
▽その後も堅実なゲームコントロールを見せるG大阪は井手口、長沢とフレッシュな選手を投入して逃げ切りを図る。2点を追う川崎Fは中野を下げて橋本を投入も攻め疲れか、試合終盤に入るとほとんどフィニッシュまで持ち込むことができなかった。結局、試合は2-0のままタイムアップを迎え、前大会王者のG大阪が川崎F相手に完勝し、鳥栖の待つベスト8進出を決めた。
▽天皇杯4回戦の試合結果は以下の通り。
◆天皇杯4回戦
▽11/11(水)
町田 1-7 浦和
徳島 1-2 広島
FC東京 2-0 水戸
▽11/14(土)
仙台 2-1 松本
神戸 1-0 横浜FM
鳥栖 4-3 山形
▽11/15(日)
柏 2-1 甲府
川崎F 0-2 G大阪
※赤字が準々決勝に進出
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▽前大会王者のG大阪は、日本代表に招集された宇佐美と藤春が不在となったものの、ケガで代表を辞退したGK東口が先発出場。それ以外は遠藤やパトリックなど主力メンバーがスタメン入り。一方、日本代表に招集された選手のいない川崎Fは、直近のリーグ戦を出場停止で欠場した大久保や中村など、こちらも現状のベストメンバーがピッチに立った。▽立ち上がりからアグレッシブにプレッシャーをかけたG大阪が、川崎Fのビルドアップのミスを誘ってシュートカウンターを仕掛けていく。7分には大森のパスを受けたパトリックが鋭いターンからシュートを放つが、これはわずかに枠の左に外れた。▽一方、G大阪の圧力に晒されて思うようにボールを繋げない川崎Fは、時間の経過とともにボール支配率を高めていく。30分にはショートカウンターからゴール前で大久保のパスを受けた中村に決定機も、ここはシュートをふかしてしまう。続く40分には得意のドリブルでボックス内に進入した中野の折り返しにボックス右でフリーの大久保が反応も、ここはフィニッシュまで持ち込むことができず。
▽このままゴールレスで前半終了かと思われたアディショナルタイムに試合が動く。GK東口の好フィードを起点にカウンターに転じたG大阪は、ボックス右で縦に仕掛けたパトリックがDF谷口を振り切ってクロス。谷口にディフレクトしてやや勢いを失ったボールに反応した大森がバックヒールで流し込んだ。
▽前半のうちにリードを奪ったG大阪は、後半開始直後にも倉田が決定的なシュートを放つなど、良い入りを見せる。対する川崎Fは、ハーフタイム明けに小宮山を下げて田坂をピッチに送り出した。51分にはその田坂の右クロスを杉本が頭で合わすが、これはGKの正面に飛んだ。
▽後半先にゴールをこじ開けたのは、またしてもG大阪だった。53分、カウンターから相手陣内をドリブルで独走した倉田がDF2枚を振り切ってゴール左隅にシュートを流し込んだ。
▽倉田のスーパーゴールでリードを2点に広げたG大阪は、リスクを冒して前に出る川崎に押し込まれる展開が続く。それでもGK東口を中心とした守備で決定機を作らせない。66分には阿部とのワンツーでボックス内でGKと一対一の場面を作ったパトリックに3点目のチャンスも、肝心のシュートは枠の右に外れた。
▽その後も堅実なゲームコントロールを見せるG大阪は井手口、長沢とフレッシュな選手を投入して逃げ切りを図る。2点を追う川崎Fは中野を下げて橋本を投入も攻め疲れか、試合終盤に入るとほとんどフィニッシュまで持ち込むことができなかった。結局、試合は2-0のままタイムアップを迎え、前大会王者のG大阪が川崎F相手に完勝し、鳥栖の待つベスト8進出を決めた。
▽天皇杯4回戦の試合結果は以下の通り。
◆天皇杯4回戦
▽11/11(水)
町田 1-7 浦和
徳島 1-2 広島
FC東京 2-0 水戸
▽11/14(土)
仙台 2-1 松本
神戸 1-0 横浜FM
鳥栖 4-3 山形
▽11/15(日)
柏 2-1 甲府
川崎F 0-2 G大阪
※赤字が準々決勝に進出
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