ベルギー戦をテストに使うコンテ監督「結果は重要ではない」

イタリア代表は13日にベルギー代表と親善試合を行う。イタリアを率いるアントニオ・コンテ監督は、この一戦をユーロ2016に向けたテストの場にすることを明言した。

ベルギー代表は、現在FIFAランクで1位になっている。その相手との試合に向けては、MFダニエル・デ・ロッシ、MFアンドレア・ピルロ、MFマルコ・ヴェラッティという中盤の軸となる選手が招集されていない。それだけに、起用される選手たちにとっては、来年、フランスで開催されるユーロ2016の登録メンバー23名に入れるかどうかをアピールする大切な試合になる。

コンテ監督は「過去にも、そしてこの予選を通じても、彼らが不在でも良い結果を残してきた。それに、クラウディオ・マルキージオも戻って来た。次善の策を試すうえでは、とてもいい試合になるだろう」と、中盤の3選手を欠く中で迎える試合について言及した。

「こうした試合で、代役をこなせる選手を見つけ出さなければいけない。私が20人と3人のGKしか連れて行くことのできない大会で、信頼できる選手が必要だ」

直近の2試合で起用した選手たちを評価するコンテは、23人の選手選びがいかに重要なことかを説明する。

「こうしたテストは、本当に重要なんだ。欧州選手権やワールドカップを戦える23人のグループをつくる上で、間違いがあってはいけない。この選択が何よりも重要なんだ」

「私は3月まで選手たちを指導することはできなくなる。試合で何が起こるかを見て、評価を下したい」

イタリア代表は、ノルウェー戦を3-5-2の布陣で戦った。だが、コンテ監督はベルギー戦では4-4-2の布陣で戦うと明かした。

「ユーロの前に、いくつかのシチュエーションを試したい。戦術的なオプションも含めてね。結果は重要ではない。とはいえ、私とマーク・ビルモッツが極めて負けず嫌いであることは知られていると思うけどね」

「この試合で何が起きたとしても、私たちは過信してはいけないし、落ち込み過ぎてもいけない。私たちはトップレベルの相手と対戦し、正しい道を進んでいるか、成長するためには何が必要かを理解する必要がある」

ベルギー代表との試合後、イタリア代表はホームでルーマニアと対戦する。


提供:goal.com