「地獄から戻ってきた」ベン・アルファ、屈辱の時間を振り返る

2015.11.11 06:50 Wed

ニースFWハテム・ベン・アルファは、本来あるべき道に戻ってきたことに満足している。同選手は今回、2012年以来のフランス代表招集を受けた。

ベン・アルファは2011年からニューカッスルに在籍していた。しかし、昨シーズンの開幕前にリザーブチームに送られると、最終的にはハル・シティへの移籍が決定。ニューカッスルを離れた。

ベン・アルファは当時を振り返り、このように述べた。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。

「本当にすごくきつい時間だった。キャリアで最悪だ。地獄の日々はニューカッスルで始まったようだった。2014年8月、オレは初日にリザーブに送られたんだ。とんでもない屈辱だった。プロじゃない16、17歳の若手とともに数週間の時間を過ごした。訳が分からなかったね」

今年1月からはニースでプレーするはずだった。しかし、U-21プレミアリーグでプレーしてレンタル先のハルでもプレーしたベン・アルファは、FIFAの「同一シーズンでプレーできるのは最大2チームまで」という規定により、ニース加入は認められず。所属チームなしで半年を棒に振ることになった。

「ドアのない真っ暗な部屋とか、果てしなく続くトンネル…、そういった感覚だった。地獄を見たよ。自分ではどうしようもない問題で、まったく希望の光は見えなかった。囚人だったよ」

“釈放”されたベン・アルファは、ニースで10試合に出場して7ゴールを記録。フランス代表に返り咲くまでの活躍を見せている。

「この夏にニースと契約して、地獄を抜け出したと感じた。実際に地獄から戻ってこられたね」

フランス代表は13日にドイツと、17日にイングランドと対戦する。地獄を見た男のハングリーさにも注目したい。

提供:goal.com

by 超ワールドサッカー編集部

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