デリケートなダービーに臨むアッレグリ、解任は心配せず「まったく考えていない」
2015.10.31 13:00 Sat
4連覇中のイタリア王者ユベントスは、近年で最もデリケートな時期にある。それでも、マッシミリアーノ・アッレグリ監督は自らの立場を心配していない。
ミッドウィークのサッスオーロ戦で今季4敗目を喫し、12位と不振が続いているユベントス。イタリアメディアによると、開幕から10試合で勝ち点12のチームが優勝した例はないという。5連覇の夢は、もはや消えつつあると言えるかもしれない。
当然、アッレグリ監督への批判も絶えない。一部のメディアは、11月のインターナショナルウィークまでの3試合次第で、指揮官の立場が危うくなると報じている。ユベントスは31日にセリエA第11節でトリノとのダービーに臨み、さらにチャンピオンズリーグでボルシアMGと、セリエA第12節でエンポリと対戦する。
だが、アッレグリ監督は解任を恐れていない。勝利が求められるトリノダービーを前に、指揮官は次のように述べている。イタリアメディアが伝えた。
「結果が出なければ、いつだって真っ先に監督が騒がれる。批判は正しい。サッカーでは、勝てば優秀で、負ければ…。だが、私はまったく(解任の可能性を)考えていない。このチームにはクオリティーがある。これまでは、それを出せたり、出せなかったりだった。コンスタントにならなければいけない」
サッスオーロ戦後、GKジャンルイジ・ブッフォンはチームに喝を入れ、審判への抗議を減らすべきだと主張した。試合翌日には、DFパトリス・エブラもチームメートに苦言を呈している。アッレグリ監督も会見で、不必要にナーバスになってはいけないと繰り返した。
「なぜナーバスになるのか、説明できない。ナーバスになっても、何にもならないんだ。エネルギーはピッチの上で注がなければいけない。常に秩序を保ちながらね。ナーバスになってはいけないんだ」
このタイミングでダービーを戦うのは、ユベントスにとって理想的な状況とは言えないだろう。前回のトリノダービーで、ユベントスはトリノに20年ぶりの白星を献上している。アッレグリ監督は試合について、このように述べた。
「ダービーにおいてどちらが有利ということはない。順位を考えれば、彼ら以上に我々にとって重要なダービーだね。過去2回のトリノ戦は常に激しいものだった。明日も同じだろう。トリノと戦うのは難しいものだ」
なお、体調不良でサッスオーロ戦を欠場したMFクラウディオ・マルキジオについて、アッレグリ監督は出場可能と明かした。また、DFマルティン・カセレスが負傷から復帰している。
提供:goal.com
ミッドウィークのサッスオーロ戦で今季4敗目を喫し、12位と不振が続いているユベントス。イタリアメディアによると、開幕から10試合で勝ち点12のチームが優勝した例はないという。5連覇の夢は、もはや消えつつあると言えるかもしれない。
当然、アッレグリ監督への批判も絶えない。一部のメディアは、11月のインターナショナルウィークまでの3試合次第で、指揮官の立場が危うくなると報じている。ユベントスは31日にセリエA第11節でトリノとのダービーに臨み、さらにチャンピオンズリーグでボルシアMGと、セリエA第12節でエンポリと対戦する。
だが、アッレグリ監督は解任を恐れていない。勝利が求められるトリノダービーを前に、指揮官は次のように述べている。イタリアメディアが伝えた。
「結果が出なければ、いつだって真っ先に監督が騒がれる。批判は正しい。サッカーでは、勝てば優秀で、負ければ…。だが、私はまったく(解任の可能性を)考えていない。このチームにはクオリティーがある。これまでは、それを出せたり、出せなかったりだった。コンスタントにならなければいけない」
サッスオーロ戦後、GKジャンルイジ・ブッフォンはチームに喝を入れ、審判への抗議を減らすべきだと主張した。試合翌日には、DFパトリス・エブラもチームメートに苦言を呈している。アッレグリ監督も会見で、不必要にナーバスになってはいけないと繰り返した。
「なぜナーバスになるのか、説明できない。ナーバスになっても、何にもならないんだ。エネルギーはピッチの上で注がなければいけない。常に秩序を保ちながらね。ナーバスになってはいけないんだ」
このタイミングでダービーを戦うのは、ユベントスにとって理想的な状況とは言えないだろう。前回のトリノダービーで、ユベントスはトリノに20年ぶりの白星を献上している。アッレグリ監督は試合について、このように述べた。
「ダービーにおいてどちらが有利ということはない。順位を考えれば、彼ら以上に我々にとって重要なダービーだね。過去2回のトリノ戦は常に激しいものだった。明日も同じだろう。トリノと戦うのは難しいものだ」
なお、体調不良でサッスオーロ戦を欠場したMFクラウディオ・マルキジオについて、アッレグリ監督は出場可能と明かした。また、DFマルティン・カセレスが負傷から復帰している。
提供:goal.com
トリノの関連記事
セリエAの関連記事
|
トリノの人気記事ランキング
1
やはり中盤が補強ポイント? ミランのリクルート班がスペインなど欧州各国に視察へ
ミランの補強戦略をイタリア『カルチョメルカート』が紹介した。 パウロ・フォンセカ体制発足でスタートダッシュに失敗し、その後“我慢”したことでようやく持ち直したミラン。 来たる首位ナポリ戦へはテオ・エルナンデスにタイアニ・ラインデルス、タミー・エイブラハム、マッテオ・ガッビアを欠く苦しい状況だが、水面下では「1月」への準備も進む。 大前提として、ミランは中盤の増強を目指していることが明白だそう。今週は判明している範囲で、リクルート班がスペイン、イングランド、オーストリアへ飛ぶのだという。 まず、以前から獲得候補に上がるレアル・ベティスのアメリカ代表MFジョニー・カルドーソ(23)を視察。代理人がエメルソン・ロイヤルと同じで、1月の獲得が簡単ではないことを承知でアタックしている最中だとされる。 2人目は、やはり以前から取り沙汰されるチェルシーの元U-21イングランド代表MFカーニー・チュクエメカ(21)。こちらはジェフリー・モンカダSDの個人的な本命だといい、買取OP付きレンタルが実現する可能性はあるという。 オーストリアへチェックしに行くのは、“若手の登竜門”ザルツブルクからU-21フランス代表MFリュカ・グルナ=ドゥアト(21)。具体的なアクションは確認されていないようだが、以前はインテルからの関心も伝えられた守備的MFだ。 また、1月の獲得は100%なくとも、来夏に向けては、遅かれ早かれトリノからイタリア代表MFサムエレ・リッチ(23)の獲得へ動き出すとのこと。トリノのウルバーノ・カイロ会長が1月放出を完全ブロックしているためだそうだ。 2024.10.28 20:55 Mon2
大宮も傘下に収めたレッドブルがセリエA・トリノと交渉中か、9月から公式エナジードリンクパートナー
世界各国にクラブを保有するレッドブルがイタリアにも手を伸ばそうとしているようだ。イタリア『ラ・スタンパ』が報じた。 オーストリアのレッドブル・ザルツブルクを始め、アメリカのニューヨーク・レッドブルズやブラジルのレッドブル・ブラガンチーノなどを傘下に置くレッドブル。10月には日本の大宮アルディージャも買収し、元リバプール指揮官のユルゲン・クロップ氏をグローバルサッカー部門の責任者にするなど、精力的に動いている。 そんななか、トリノは9月にレッドブルが公式エナジードリンクパートナーになると発表。セリエAのクラブと初の提携となった。 さらに、ここ数週間はウルバーノ・カイロ会長がレッドブルの幹部と複数回にわたって会談したとのこと。2025年からはメインスポンサーとして協力関係を継続する可能性について話し合ったうえ、買収への関心度を探るまでに至ったという。 関連してくるのがスタジアム問題。本拠地スタディオ・グランデ・トリノの契約が2025年夏に切れるトリノは、商業プロジェクトも推進可能で、資金繰りが見込める新たなスタジアムの保有を望んでいるようだ。 なお、レッドブルはプレミアリーグのエバートンとも公式エナジードリンクパートナー契約を9月に締結。着々とサッカー界で影響力を増している。 2024.10.29 21:35 Tue3
「報道されたニュースは完全に嘘」トリノ会長がレッドブルとの売却交渉報道を否定
レッドブルとの売却交渉が報じられたセリエAのトリノが噂を否定した。 イタリア『ラ・スタンパ』は今週に入って、9月に公式エナジードリンクパートナー契約を結んだトリノとレッドブルがクラブ売却に向けた交渉を行っていると報道。 同紙はここ数週間、ウルバーノ・カイロ会長とレッドブルの幹部が複数回にわたって会談し、2025年からメインスポンサーとして協力関係を継続する可能性について話し合ったうえ、買収への関心度を探るまでに至ったと主張していた。 この報道を受け、同会長は『ラ・スタンパ』に対して、トリノの売却を検討しているという噂はまったくの嘘だと語った。 「数年前はチウッカリエロだったが、今はレッドブルだ。話題は変わるが、報道されたニュースが完全に嘘であることは変わらない」 今回、自らの報道を否定される形となった『ラ・スタンパ』だが、レッドブルがイタリアのクラブの買収を目指していること自体は事実だと明言。そして、“雄牛”という意味がある「Toro」を愛称に持つトリノは、依然として同じく雄牛をブランドロゴとする同社のターゲットであることは間違いないという。 世界的な飲料メーカーであるレッドブルは、創業の地であるオーストリアのレッドブル・ザルツブルクを始め、アメリカのニューヨーク・レッドブルズやブラジルのレッドブル・ブラガンチーノなどを傘下に置く。10月には日本の大宮アルディージャも買収し、元リバプール指揮官のユルゲン・クロップ氏をグローバルサッカー部門の責任者にするなど、精力的に動いている。 2024.10.30 10:30 Wed4
“1億ユーロの男”ベロッティ、価値半減か
▽イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』は、トリノに所属するイタリア代表FWアンドレア・ベロッティ(24)の価格が暴落していると報じた。 ▽昨シーズンのセリエAで26ゴールを決め、評価を高めたベロッティ。2016年12月に新契約を結んだ際、海外クラブのみに有効な1億ユーロの解除金が追加されている。 ▽だが、ベロッティは今シーズンのここまでヒザの故障に苦しみ、セリエA25試合6ゴール。この状況を受け、安価での売却を頑なに否定してきたトリノのウルバーノ・カイロ会長もその態度を軟化させているという。 ▽カイロ会長はベロッティの売却額の見直しに努め、昨シーズンまでの1億ユーロ(現在のレートで約129億3000万円)から半額の5000万ユーロ(約64億6000万円)に評価額を落としているようだ。 ▽そのベロッティに対しては現在、ミランのほか、アトレティコ・マドリー、チェルシー、アーセナル、パリ・サンジェルマンが興味を示しているとみられる。 2018.03.25 10:00 Sun5