守備崩壊のインテル、フィオレンティーナに惨敗で開幕からの連勝が5でストップ《セリエA》
2015.09.28 05:41 Mon
▽27日にジュゼッペ・メアッツァで行われたセリエA第6節のインテルvsフィオレンティーナは、4-1でフィオレンティーナが勝利した。インテルの長友はベンチ入りしたものの、出場機会がなかった。
▽前節のヴェローナ戦をメロの移籍後初ゴールで制したインテルは、1966-67シーズン以来の開幕5連勝を達成。これまでの5試合全てが1点差勝利であり、かつ4度のウノゼロで手堅く勝利を積み重ねている。マンチーニ監督はヴェローナ戦のスタメンからリャイッチに代えてヨベティッチに変更。しかし、古巣対戦のインテル10番は試合直前のアップ中に負傷し、パラシオが急きょ先発に入った。
▽一方、前節のボローニャ戦を2-0でモノにしたフィオレンティーナは、3戦連続の無失点で3連勝を飾り、単独2位に浮上した。現役時代にプレーした古巣との対戦となるパウロ・ソウザ監督は、ボローニャ戦のスタメンからババカルとレビッチに代えてカリニッチとイリチッチを起用した。
▽1位vs2位のビッグマッチは開始早々に動く。2分、メデルのバックパスを受けたGKハンダノビッチのトラップが大きくなると、これを突いたカリニッチがボックス内で倒され、フィオレンティーナがPKを獲得。キッカーのイリチッチが落ち着いて沈め、アウェイチームが先制した。
▽守護神のミスから失点したインテルは、反撃に出るものの、効果的な攻撃を仕掛けるには至らない。インテルはこの試合、基本システムが[3-4-2-1]のフィオレンティーナに合わせてか、ペリシッチとA・テレスを両ウイングバックに配する[3-5-2]の布陣を採用。しかし、早々の失点で用意してきた策は意味をなさなくなり、結局はあっさりと追加点を奪われた。
▽23分、左サイドで仕掛けたマルコス・アロンソが裏街道で対面のペリシッチを抜き去ってクロスを供給。これをゴール前のカリニッチが押し込んだ。3失点目を喫したインテルは、ペリシッチをトップ下に置く従来の[4-3-1-2]に変更して反撃を試みるが、崩壊はなおも続いた。
▽31分、ヴェシーノのスルーパスから裏のスペースに完璧に抜け出したカリニッチを後ろから倒したミランダが決定機阻止で退場。約30分間でほぼ試合が決する展開となった前半は、フィオレンティーナの3点リードで終えた。
▽迎えた後半、インテルはコンドグビアを下げてラノッキアを投入。守備の枚数を整え、パラシオを左サイドに配する[4-4-1]のシステムで後半に臨んだ。しかし、フィオレンティーナにボールを回され、自陣で守勢を強いられる時間が続いていく。
▽それでもインテルは60分、メデルのフィードからパラシオがボックス手前左寄りの位置でFKを獲得すると、A・テレスが入れたボールをイカルディが頭で合わせる。これは左ポストに弾かれたが、こぼれ球にイカルディ自ら詰めて1点を返した。
▽この直後にペリシッチを下げてビアビアニを投入したインテルは、[3-4-2]のシステムで反撃を目指す。一方のフィオレンティーナは69分、ブワシュチコフスキを下げてトモビッチを投入。守備固めを図るが、75分にはロンカーリアが負傷し、ジウベルトとの交代でピッチを後にする。
▽アクシデントに見舞われたフィオレンティーナだが、76分にイリニッチとの関係からカリニッチがトリプレッタを達成して勝負あり。インテルを粉砕したフィオレンティーナが4連勝を飾った。一方、堅守が脆くも崩れたインテルはホームで惨敗し、開幕からの連勝が5で止まった。
▽前節のヴェローナ戦をメロの移籍後初ゴールで制したインテルは、1966-67シーズン以来の開幕5連勝を達成。これまでの5試合全てが1点差勝利であり、かつ4度のウノゼロで手堅く勝利を積み重ねている。マンチーニ監督はヴェローナ戦のスタメンからリャイッチに代えてヨベティッチに変更。しかし、古巣対戦のインテル10番は試合直前のアップ中に負傷し、パラシオが急きょ先発に入った。
▽一方、前節のボローニャ戦を2-0でモノにしたフィオレンティーナは、3戦連続の無失点で3連勝を飾り、単独2位に浮上した。現役時代にプレーした古巣との対戦となるパウロ・ソウザ監督は、ボローニャ戦のスタメンからババカルとレビッチに代えてカリニッチとイリチッチを起用した。
▽守護神のミスから失点したインテルは、反撃に出るものの、効果的な攻撃を仕掛けるには至らない。インテルはこの試合、基本システムが[3-4-2-1]のフィオレンティーナに合わせてか、ペリシッチとA・テレスを両ウイングバックに配する[3-5-2]の布陣を採用。しかし、早々の失点で用意してきた策は意味をなさなくなり、結局はあっさりと追加点を奪われた。
▽18分、ボックス手前からイリチッチが左足で強烈なシュートを放つと、GKハンダノビッチが左手で辛うじて弾いたボールは頭上高くに舞いながらゴールに向かい、これをカリニッチが押し込んだ。リードを広げられたインテルは、直後に右ストッパーのサントンと左ストッパーのメデルのポジションを入れ替えるが、守備の崩壊は止まらない。
▽23分、左サイドで仕掛けたマルコス・アロンソが裏街道で対面のペリシッチを抜き去ってクロスを供給。これをゴール前のカリニッチが押し込んだ。3失点目を喫したインテルは、ペリシッチをトップ下に置く従来の[4-3-1-2]に変更して反撃を試みるが、崩壊はなおも続いた。
▽31分、ヴェシーノのスルーパスから裏のスペースに完璧に抜け出したカリニッチを後ろから倒したミランダが決定機阻止で退場。約30分間でほぼ試合が決する展開となった前半は、フィオレンティーナの3点リードで終えた。
▽迎えた後半、インテルはコンドグビアを下げてラノッキアを投入。守備の枚数を整え、パラシオを左サイドに配する[4-4-1]のシステムで後半に臨んだ。しかし、フィオレンティーナにボールを回され、自陣で守勢を強いられる時間が続いていく。
▽それでもインテルは60分、メデルのフィードからパラシオがボックス手前左寄りの位置でFKを獲得すると、A・テレスが入れたボールをイカルディが頭で合わせる。これは左ポストに弾かれたが、こぼれ球にイカルディ自ら詰めて1点を返した。
▽この直後にペリシッチを下げてビアビアニを投入したインテルは、[3-4-2]のシステムで反撃を目指す。一方のフィオレンティーナは69分、ブワシュチコフスキを下げてトモビッチを投入。守備固めを図るが、75分にはロンカーリアが負傷し、ジウベルトとの交代でピッチを後にする。
▽アクシデントに見舞われたフィオレンティーナだが、76分にイリニッチとの関係からカリニッチがトリプレッタを達成して勝負あり。インテルを粉砕したフィオレンティーナが4連勝を飾った。一方、堅守が脆くも崩れたインテルはホームで惨敗し、開幕からの連勝が5で止まった。
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