ミラン戦で負傷のパレルモFWジュルジェビッチ、最低3カ月の離脱…

2015.09.22 14:59 Tue
パレルモは21日、ミラン戦で負傷したセルビア人FWウロス・ジュルジェビッチが右足首の骨折で数カ月の離脱を強いられることになったと発表した。

▽ジュルジェビッチは19日に行われたセリエA第4節のミラン戦で先発出場するも後半序盤に右足首を負傷し、元イタリア代表FWアルベルト・ジラルディーノとの交代でピッチを後にしていた。その後、21日にMRI検査を行った結果、右足のくるぶしの骨折に加え、じん帯に損傷があることが判明。そして、同選手は24日に同箇所の修復手術を受けることになった。
▽今夏にフィテッセからフリートランスファーでパレルモに加入したジュルジェビッチは、ここまでのリーグ戦2試合に出場し1ゴールを記録していた。イタリアの複数メディアの報道によると、離脱期間は最低3カ月となる見込みだ。

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34歳パストーレ現役引退へ「痛みに耐えられない」「楽しかったサッカーが罰に」

元アルゼンチン代表MFハビエル・パストーレ(34)がやはり現役引退へ。 淡いピンクのユニフォームを纏ったパレルモ時代に脚光を浴び、以後パリ・サンジェルマン(PSG)、ローマでもプレーしたパストーレ。端正な顔立ちも人気を博した正真正銘のクラックだ。 しかし、そんな彼の現在地は「無所属」。昨夏カタール・スターズリーグのカタールSCを半年で退団後、どのクラブにも属しておらず、以前から問題を抱える股関節の状態が極めて良くないことを明かしている。 今回、アルゼンチン『La Nacion』の取材では、耐え難い股関節の痛み、そしてそれに伴う苦しみに苛まれてきたことを告白。どうやら心は現役引退で固まってるようだ。 「痛みに耐えられなかった…目覚めの瞬間に気分が悪くなり、自然と脳が僕に『もうサッカーを辞める時だ』と語りかけていた。けど、僕自身が受け入れられず、苦しむことを決めたんだ」 「サッカーを続けるためにできることは全て試してみた。けど、望む結果は何もない。練習とプレーは再開できたが、日々の生活は悪いまま。一度紅白戦をやってみたら、その後2日間ベッドで寝て過ごすことになったんだ…痛みでね」 「消耗しきった股関節に再び負荷をかける…有害みたいだ。痛みは以前にも増して大きくなり、サッカーが楽しみではなく、ただの罰になってしまったよ。子どもたちとボールを蹴ることさえままならない」 「今は左足の股関節に人工股関節を入れてある。すべてセラミックでね。毎朝リハビリに励み、なんとか生活は元通りだ。『普通の生活』がこんなにハッピーだなんてね」 「この数年間、常に現役引退の準備をしてきた。股関節が元気だったころ、僕はフットボーラーとしてなんだってできると信じていた…今日の僕はピッチに立つことを一切考えていない」 「ここからさらに回復して、もしランニングして良い気分を維持できたら…その時はもっともっと走りたくなるだろうね。それだけで満足だ」 “El Flaco(エル・フラコ=やせぽっち)”ハビエル・パストーレ。美しい出立ちとプレーの数々でファンを楽しませた男は、スパイクを脱ぐ。 2024.03.22 18:10 Fri

ミランFWチャカ・トラオレ、セリエBのパレルモに買取OP付きレンタル

セリエBのパレルモは1日、ミランのU-23コートジボワール代表FWチャカ・トラオレ(19)を買い取りオプション付きのレンタルで獲得したことを発表した。 2021年夏にパルマからミランに加入したウインガーのチャカ・トラオレ。昨年11月のチャンピオンズリーグ(CL)ドルトムント戦でプロデビューを果たすと、1月のコッパ・イタリア・ラウンド16のカリアリ戦、セリエA第19節エンポリ戦と公式戦連続ゴールを挙げていた。 今季は公式戦4試合に出場していた中、セリエBで現在5位に付けるパレルモへの加入が決まった。 2024.02.02 06:00 Fri

ユーベ構想外のボヌッチ、アヤックスからのオファーを検討中…米国&サウジ行きは除外か

ユベントスのイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチ(36)にアヤックスが正式オファーを出したようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 ユベントスから構想外を告げられたボヌッチ。昨夏以降キャプテンを務めていたが、ここ数年は身体的な衰えが隠せず、新スポーツ・ディレクター(SD)のクリスティアーノ・ジュントリ氏ら首脳陣が協議を重ねた末、再建を目指すチームのプロジェクトから外れることとなった。 とはいえ、ユベントスとイタリア代表の両方で長年主軸を担った経験豊富なセンターバックはアメリカや中東からの人気も高く、来夏の現役引退を宣言しているなかでも数々のオファーが舞い込んできた模様。サンプドリア、パレルモ、ロサンゼルスFC、アル・シャバブが獲得を目指しているという。 しかし、ボヌッチはどうやらロサンゼルスFCとアル・シャバブへの移籍を除外済み。そんななか、オランダ『テレグラフ』のバレンタイン・ドライセン記者によると、新たに欧州屈指の名門・アヤックスから正式オファーが届いたとのことだ。 昨シーズンのエールディビジで14年ぶりとなる3位に沈み、チャンピオンズリーグ(CL)参戦を逃したアヤックス。ヨーロッパリーグ(EL)出場にもプレーオフを勝ち上がる必要がある…という状況だが、「欧州の舞台に出るチャンスがあるというだけでもボヌッチにとっては魅力的な移籍先」と考えられている。 現段階で交渉に大きな進展はないようだが、ボヌッチはオファーを受け取り、真剣にアヤックス行きを検討しているとみられている。 2023.08.01 14:34 Tue

シティ・フットボール・グループがセリエB昇格のパレルモを買収! 11クラブ目の傘下に

マンチェスター・シティなどを運営するシティ・フットボール・グループ(CFG)が、イタリアのパレルモFCを買収した。パレルモは4日、CFGによる買収を発表した。 日本では横浜F・マリノスも傘下に入るCFG。アメリカのニューヨーク・シティやオーストラリアのメルボルン・シティもその一つで、2020年に買収が発表されたフランスのトロワACは10クラブ目となった。さらに、2021年にはボリビア屈指の名門として知られるクルブ・ボリバルとパートナー契約を結んでいる。 そのCFGは今回、2021-22シーズンのセリエC昇格プレーオフを制して、セリエBに返り咲いたパレルモを11クラブ目として買収した。 イタリア『Giornale di Sicilia』など現地メディアによると、CFGは現会長であるダリオ・ミッリ氏との交渉の中で、1300万ユーロ(約18億4000万円)の金額でクラブ株式の80%を取得したという。 ただ、未だに20%の株式を所有するミッリ氏は今後も会長職に留任し、CFGと協力しながらクラブ運営に携わる予定だという。 イタリアのシチリア島にあるパレルモに本拠地を置くパレルモFCは1900年に創設。長らく下部カテゴリーを主戦場としてきたが、2002年にクラブを買収した故マウリツィオ・ザンパリーニ氏の下で急成長。2004年に31シーズンぶりのセリエA昇格を果たすと、イタリア国内と南米を中心としたスカウト網を駆使し、有能な若手タレントを育ててビッグクラブに高額で売り渡す育成型のクラブとして台頭。 アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ、元アルゼンチン代表MFフランコ・バスケス、元アルゼンチン代表MFハビエル・パストーレといった南米出身の選手、イタリア代表FWアンドレア・ベロッティ、元イタリア代表FWルカ・トニといった国内の無名選手を発掘してきた。 一方、“クビ切り魔”の愛称で監督交代を繰り返したザンパリーニ氏の堪え性のなさが影響し、2010年代中盤から低迷を強いられると、同氏が退任後の2019年には深刻な財政難に見舞われ、クラブは経営破綻。 その後、SSDパレルモに改称し、セリエDからの再出発を余儀なくされたが、2019-20シーズンにセリエCに昇格、2020年7月にパレルモFCに改称した後は、2シーズン目となった2021-22シーズンのセリエC昇格プレーオフを制し、セリエBに昇格していた。 <span class="paragraph-title">【画像】パレルモがCFG傘下11クラブ目に</span> <span data-other-div="movie"></span> <div id="cws_ad"><blockquote class="twitter-tweet"><p lang="it" dir="ltr">Il Palermo è da oggi parte della famiglia City Football Group <a href="https://twitter.com/hashtag/siamoaquile?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#siamoaquile</a> <a href="https://t.co/juyjwqKUSj">pic.twitter.com/juyjwqKUSj</a></p>&mdash; Palermo F.C. (@Palermofficial) <a href="https://twitter.com/Palermofficial/status/1543894862084378625?ref_src=twsrc%5Etfw">July 4, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> 2022.07.04 19:57 Mon

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サウジアラビアがミランの10番に関心、契約解除金は296.5億円だが…

ミランの10番を背負うポルトガル代表FWラファエル・レオン(25)に対して、サウジアラビアからの関心が強まっているという。イタリア『TuttoMercatoWeb』が伝えた。 2019年8月にリールからミランへと加入したレオン。左ウイングを主戦場にミランの攻撃の軸となり、2023-24シーズンはセリエAで34試合9ゴール10アシスト。公式戦47試合で15ゴール14アシストを記録した。 その才能は多くのクラブの関心の対象となっており、ヨーロッパのビッグクラブも関心を見せている中、当然のようにサウジアラビアからも関心があるという。 『TuttoMercatoWeb』によれば、アル・ヒラルが関心を持っているとのこと。現時点では正式なオファーは出されていないようだが、今後数週間以内にミランにオファーを出すとのこと。レオンの獲得に動くという。 ただ、ミランも当然売却する意思はない。2028年夏までの契約をレオンと結んでいるが、契約解除条項として1億7500万ユーロ(約296億5000万円)を設定している状況。この金額以下で獲得することは不可能であり、交渉する気はないという。 一方で、レオン自身は現在はポルトガル代表として臨むユーロ2024に集中。少なくとも、大会が終了するまでは去就については考えないと見られている。 2024.06.18 18:40 Tue

バルサ行き破談濃厚のアルゼンチン代表MF、新天地はセリエA強豪か…

バルセロナ行き破談濃厚となったアルゼンチン代表MFギド・ロドリゲス(30)の新天地は、セリエAの強豪となるかもしれない。 今シーズン限りでレアル・ベティスを退団する守備的MFは、一時バルセロナ行きが既定路線となっていた。 条件面ではプレ合意に至っていたが、チャビ・エルナンデス監督の解任にハンジ・フリック新監督の就任によって状況に変化。財政難のクラブはその他のターゲットの獲得に失敗した場合の保険としての可能性を残している模様だが、ほぼカタルーニャ行きの線は消えたという。 これにより、去就が振り出しに戻ったギド・ロドリゲスだが、イタリア『Il Giorno』の報道によれば、アタランタが新天地となる可能性があるようだ。 ブラジル代表MFエデルソンに引き抜きの噂が絶えないラ・デアは、その後釜としても中盤の選手層を埋める存在にもなり得るアルゼンチン代表MFへオファーを掲示。過去にはマンチェスター・ユナイテッド、ナポリも関心を示した大型ピボーテは、その他の選択肢を考慮に入れているものの、少なくとも条件面では納得できるオファーとなっているとのことだ。 コパ・アメリカ2024にも招集中の実力者は、そのプレースタイル的にもアタランタにフィットする可能性が高いが、今夏のセリエA初挑戦は実現するのか…。 2024.06.18 08:00 Tue

ラツィオがルイス・アルベルト&鎌田の後釜を確保…“ナイジェリア代表の未来”23歳フィサヨ・デレ=バシル

ラツィオがナイジェリア代表MFフィサヨ・デレ=バシル(23)の獲得に漕ぎ着けたという。 デレ=バシルはスュペル・リグ(トルコ1部)のハタイスポルに所属する186cmセントラルハーフ。マンチェスター・シティの下部組織で育まれた、ストライドの大きいクラックだ。 昨秋はナイジェリア代表デビューを飾り、初試合で決勝点をアシスト。今年1月のアフリカ杯こそ落選も、先日の2キャップ目で初ゴールを決め、今後のナイジェリアを背負っていく存在の1人であることが明確になった。 そんな23歳の獲得が近づくラツィオ。 長年の“背番号10”ルイス・アルベルト(31)を売却し、鎌田大地(27)も契約満了に伴う退団が確実…来季から攻撃のタクトを振るう役割もデレ=バシルに求められる。 ファブリツィオ・ロマーノ氏は17日、ラツィオが移籍金700万ユーロ(約11.8億円)でクラブ間交渉をまとめ上げたとレポート。最後の一押しとメディカルチェックは数日中、とのことだ。 2024.06.17 21:35 Mon

やはりルカクはサウジ行きが妥当? 関心寄せるナポリは大金得たとて…

ベルギー代表FWロメル・ルカク(31)はやはりサウジアラビア行きが妥当な線か。 2020-21シーズンのセリエA得点王・ルカク。この時点でインテルの“顔”だったストライカーは、21年夏にクラブの財政状況から売却を迫られたこともあり、チェルシーへ。 21-22シーズンはチェルシーで期待外れに終わり、22-23シーズンはインテルにローン復帰で一定のインパクトも急な心変わりで実質的な喧嘩別れ、23-24シーズンはローマにやはり1年ローンで拾われてそこそこ活躍。 ここ数年の成績はともかく、保有元チェルシーはルカクを売却したいところだが、金銭的な事情により、なかなか完全移籍で買い取ってくれるところがない、というのが現状。無論ローマも買い取り不可能とされる。 そこへサウジ勢とナポリからの関心が。 ファブリツィオ・ロマーノ氏いわく、ナポリはナイジェリア代表FWビクター・オシムヘン(25)を売却した場合に限って、ルカク獲得の可能性がわずかに上昇。人気銘柄オシムヘンを売れば、そこそこの金額が懐に入ってくることは想像に難くない。 しかし、前述の通り、ルカク獲得の可能性は極小。 大金を得たとて、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長がチェルシーの希望通り(4300万ユーロ/約72.1億円/リリース条項)に財布の紐を緩めることは、どうしたって考えにくい。 したがって、ルカクは資金力が突き抜け、札束の雨を降らせることに躊躇がないサウジアラビアのトップクラブ行きが、現実的なキャリアのネクストステップか。 ルカクの扱い方をよく知るアントニオ・コンテ新監督がどれだけ望もうとも、デ・ラウレンティス会長が4300万ユーロの支払いを許可することは流石になさそうだが、果たして。 2024.06.17 16:50 Mon

インテルがジェノアへ若手を大量提示…ホセフ・マルティネスの獲得コスト削減へ譲歩狙う

インテルがジェノアへ若手を大量に提示しているという。イタリア『カルチョメルカート』が伝える。 スイス代表GKヤン・ゾマー(35)の後継者探しに本腰を入れるインテル。アトレチコMGのブラジル代表GKベントを「高額すぎる」として諦め、現在獲得交渉中なのが、ジェノアの元スペイン代表GKホセフ・マルティネス(26)だ。 交渉成立に備えてジェノアが日本代表GK鈴木彩艶(21)をリストアップする一方、インテルは何としてでも今夏中にGKを確保しておきたい模様。J・マルティネスの獲得交渉にあたり、若手の譲渡をジェノアへ提示したそうだ。 その面々は、ウルグアイ代表FWマルティン・サトリアーノ(23)、U-21イタリア代表MFガエタノ・オリスタニオ(21)、U-21イタリア代表FWセバスティアーノ・エスポージト(21)、U-21イタリア代表DFマッティア・ザノッティ(21)。いずれもレンタル放出中の21〜23歳だ。 J・マルティネスの獲得と引き換えに、インテルから1人ないし2人がジェノアへ…レンタル移籍か完全移籍か形態は不明瞭だが、マロッタ・インテルがJ・マルティネスに注力していることは間違いなさそうだ。 2024.06.17 16:10 Mon

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不甲斐ないチームに怒りイスや発煙筒が投げられる…パレルモvsラツィオでサポーターが暴動

▽10日に行われたセリエA第32節のパレルモvsラツィオで、一部のサポーターがトラブルを起こし、試合が2度中断していた。 ▽イギリス『BBC』によると、パレルモのサポーターがピッチ内に座席や発煙筒を投げ込んだとのこと。ラツィオのイタリア代表MFアントニオ・カンドレーバは危うく発煙筒が直撃しそうになっていたようだ。 ▽パレルモのサポーターは、開始15分で元ドイツ代表FWミロスラフ・クローゼに2得点を許したチームに激怒。残留争いをしているチームの不甲斐なさに反応した行動だったようだ。 ▽24分ごろ、スタジアム内では爆竹が爆発し、主審のアンドレア・ジェルバソーニ氏が試合をストップ。すると、発煙筒や照明弾などが投げ込まれたようだ。 ▽なお、試合は73分にフェリペ・アンデルソンもゴールを決め、ラツィオが0-3で勝利。パレルモは、降格圏の18位から抜け出せなかった。 2016.04.11 09:55 Mon
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