ラツィオ、ホームで2連勝 新加入マトリがドッピエッタ

2015.09.14 12:02 Mon
13日に行われたセリエA第3節、ラツィオウディネーゼの一戦は、2-0でホームのラツィオが勝利した。白星を取り戻したステファノ・ピオリ監督は、喜びを表している。

チャンピオンズリーグ(CL)予選でレバークーゼンに敗れ、リーグ前節でキエーボに0-4と完敗したラツィオ。嫌な流れを払しょくしたかったウディネーゼ戦で、チームに勝利をもたらしたのは、新加入のFWアレッサンドロ・マトリだった。

スコアレスで迎えた後半、ピオリ監督は56分にMFフェリペ・アンデルソンやマトリを投入。するとその8分後、この2人が均衡を破る。左サイドで巧みな切り替えしを見せたF・アンデルソンがクロスを入れると、ニアに飛び込んだマトリが先制点を挙げた。
マトリの勢いは止まらない。73分には追加点だ。FWバルデ・ケイタのシュートが弾かれたこぼれ球を、ウディネーゼDFがクリアミスし、これをさらったマトリが2点目を決める。ラツィオはそのまま逃げ切り、ホームでは公式戦3連勝とした。

試合後、ピオリ監督は次のように述べている。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。
「我々はデリケートな時期にあった。試合をうまく読んでくれたね。我々にはまだ成長の余地があるが、今日はポジティブな感じだったよ。自信や士気を高める重要な結果だ」

「我々は、過去に何ができたかを見ていてはいけない。我々はまだやれる。今日は重要な勝ち点3を手にすることができた。木曜には(ヨーロッパリーグで)また難しい試合だ。準備していこう」

ピオリ監督はマトリのコンディションが万全ではないと話していたが、結果的には2ゴールでチームを勝利に導いた。

「別に嘘をついていたわけじゃない。全般的には良いコンディションだけど、まだリズムがなく、フル出場できる状態じゃないんだ。でも、彼は重要な選手であり、私は彼が加入し、ゴールを決めたことをうれしく思っている」

「彼も、コンディションはまだこれから良くなっていくと分かっている。日々のピッチでの姿勢は良い。そうすることで、コンディションを高めていけるだろう」

提供:goal.com

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