リヨン、ダルデル獲得を諦めず マラガは選手の慰留に努める

2015.08.26 00:29 Wed
リヨンは、マラガのU-21スペイン代表MFセルジ・ダルデル(21)獲得をあきらめてはいない様子だ。移籍市場が閉まるまでに再びオファーを出し、ダルデルを引き入れるつもりなのかもしれない。

リヨンは、今夏の移籍市場で何度かダルデルの獲得を試みてきた。今月初旬に移籍金1000万ユーロ(約13億7000万円)でクラブ間合意に達したとされたものの、結局マラガが売却を拒み取引成立には至らなかった。

ダルデルの移籍をめぐっては、同選手の保有権が分割されることで少々複雑となっているようだ。ダルデルの保有権を投資ファンドと50%ずつ分け合っているマラガは、それに加え移籍した際にそのうち10%を下部組織時代を過ごしたエスパニョールに支払う契約としている。そのため、マラガ首脳陣の中にはリヨンに対してより高額な移籍金を要求したのはクラブなのか投資ファンドなのかという混乱が生じた模様だ。

マラガのビセンテ・カサードGD(ゼネラルディレクター)は、この件に関して『101TV』で以下のように述べている。

「多くのことが話され過ぎている。私は第一に選手と接触し、その後クラブ間の交渉に臨むやり方に不快感を感じている。それはFIFAに禁止されている行為だ。それがリヨンの取った方法だよ」

「リヨンがダルデルの獲得に1000万ユーロをオファーすることはなかった。我々はダルデルを売却リストに載せていないと主張した。それでも、選手が心から移籍を望むか、断れないオファーが届いた場合には移籍を検討するつもりだ。リヨンはダルデルの代理人と話した。我々はその代理人と会合を開きたくない。決して不可能ではないが、それは非常に難しくなった」

スペイン『カデナ・セール』によると、リヨンはダルデルの再オファーを考慮しているだけでなく、もう一度マラガと交渉に入る意向だという。ダルデル自身は今回の移籍のチャンスを逃したくないと思っているようだが、果たしてどのような結末を迎えるのだろうか。
提供:goal.com

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