ドゥンビアにアウェイゴール許すも、ホームのスポルティングが先勝《CL予選プレーオフ》

2015.08.19 07:26 Wed
▽田中順也が所属するスポルティングは18日、本拠地のジョゼ・アルバラーデでチャンピオンズリーグ(CL)予選プレーオフ1stレグのCSKAモスクワ戦を行い、2-1で勝利した。なお、田中はベンチ入りしなかった。
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▽今夏に宿敵ベンフィカを退団したジョルジェ・ジェズス監督を引き抜いたスポルティングは、今夏の移籍市場でグティエレスやルイス、アクイラーニなど実力者を迎え入れ、名門復活を目指す。CL本選出場を懸けたこの一戦では、W・カルバリョを負傷で欠くものの、グティエレスなどの新戦力が先発起用された。▽一方、CSKAモスクワは、今年1月にローマへ移籍したエースのドゥンビアが、今夏にレンタル復帰を果たし、先発で起用された。
▽立ち上がりからボールを保持するスポルティングは12分、先制に成功する。ムリージョのスルーパスに反応したルイスがボックス左で中央に折り返す。これを受けたグティエレスが相手DFと交錯しながらもボールをゴールネットに流し込んだ。

▽幸先良くリードを奪ったスポルティングだったが、25分にPKを献上。左サイドからのクロスに走り込んだトシッチを、DFジェフェルソンがボックス内で倒してしまった。それでも、ドゥンビアのコースが甘くなったPKを守護神のR・パトリシオが見事にストップし、事なきを得た。
▽その後もカリージョとルイス、スリマニを中心に決定機を作るスポルティングだが、追加点を奪えずにいると、前半終盤に同点ゴールを許す。39分、ハーフウェイライン付近から裏に抜け出したドゥンビアにGKとの一対一の状況を作られると、PK失敗の汚名返上となる一撃を決められた。そして、前半は1-1のまま終了した。

▽スポルティングは迎えた後半も前半同様にゲームを支配するが、単調な仕掛けが目立ちチャンスを作れない。流れを変えたいチームは64分にアクイラーニを投入し、元イタリア代表MFを起点とした長短のパスでリズムを作っていく。さらに、勝負に出たジェズス監督は75分にカルロス・マネとG・マルティンを同時にピッチに送り出す2枚替えを敢行。

▽この選手交代で勢いに乗ったスポルティングは81分に待望の勝ち越しゴールを奪う。ボックス中央でボールを受けたスリマニが、密集地帯からシュートを放ちゴールネットを揺らした。その後もCSKAモスクワに主導権を渡さなかったホームのスポルティングが、2-1で勝利を収めた。

▽なお、2ndレグは26日にCSKAモスクワのホームで開催される。

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