【補強候補を探るVol.15】その他の有力クラブを探る~ブンデスリーガ編~
2015.08.01 07:02 Sat
▽今夏も様々な情報が飛び交っている移籍市場。超WSでは、「補強候補を探る」と題して、7月下旬まで不定期で14のビッグクラブの動きを分析してきた。最後に番外編として、その他の有力クラブをお届けする。
【ドルトムント】
▽一方、期待に応えることができなかったFWチーロ・インモービレをレンタルでセビージャに出した前線は陣容が不足している。FWアドリアン・ラモスにもチームを去る可能性があるため、少なくとも1人は迎え入れる必要がありそうだ。将来が期待されるU-21ベルギー代表FWオッビ・ウラレ(クラブ・ブルージュ)の獲得に向かっているとの報道もあったが、現時点では具体的な話が出てきていない。残り約1カ月で新ストライカーの獲得に向けた動きに注目したい。
★来シーズンのドルトムント基本布陣(想定)
【シャルケ】
★来シーズンのシャルケ基本布陣(想定)
【ヴォルフスブルク】
▽それでも、世界屈指の大企業フォルクスワーゲンによる潤沢な資金が期待できるヴォルフスブルクは、チェルシーやアーセナルといったプレミアリーグのビッグクラブとともにDFアントニオ・リュディガーの争奪戦に参加中。また、デ・ブライネやMFアンドレ・シュールレを獲得したようにビッグクラブで控えに甘んじる有力選手を大金で手に入れようと目論んでいる可能性もある。
★来シーズンのヴォルフスブルク基本布陣(想定)
【ボルシアMG】
▽久々の大舞台に挑むボルシアMGだが、スポーツ・ディレクター(SD)を務めるマックス・エーベル氏は「CLに出るからといって、クレイジーな補強はしない」と断言しており、補強費も2000万〜3000万ユーロ(約27億円〜40億円)に留める方針。身の丈に合った強化で新シーズンも戦い抜く。
★来シーズンのボルシアMG基本布陣(想定)
【レバークーゼン】
▽また、2014年ブラジル・ワールドカップや先日のコパ・アメリカ2015でチリ代表の一員として印象的なパフォーマンスを見せているMFチャルレス・アランギスの獲得を狙っている模様。同選手にはチェルシーやアーセナルらが関心を示しているものの、レバークーゼンのスタイルに合致しそうなタレントである。資金力ではビッグクラブに劣るかもしれないが、同胞のMFアルトゥーロ・ビダルのように欧州最初のクラブをレバークーゼンに選択するのだろうか。
★来シーズンのレバークーゼン基本布陣(想定)
【ドルトムント】
★今オフシーズンの主な動き
【IN】
GKロマン・ビュルキ(24)←フライブルク
MFゴンサロ・カストロ(28)←レバークーゼン
MFユリアン・ヴァイグル(19)←1860ミュンヘン(ブンデスリーガ2部)
MFヨナス・ホフマン(22)←マインツ※レンタル終了
【OUT】
GKミッチェル・ランゲラク(26)→シュッツトガルト
MFセバスティアン・ケール(35)→現役引退
MFミロス・ヨイッチ(23)→ケルン
FWチーロ・インモービレ(25)→セビージャ(スペイン)※レンタル移籍
▽昨シーズンの不振によりユルゲン・クロップ監督が退任し、トーマス・トゥヘル新監督の下で再起を図るドルトムント。長年にわたってチームを支えたMFセバスティアン・ケールが現役引退した中、今夏は新守護神候補としてスイス代表GKロマン・ビュルキ、中盤以外にサイドバックでもプレーできるユーティリティー性を持つMFゴンサロ・カストロを獲得した。また、ビッグクラブへの移籍の噂が絶えないDFマッツ・フンメルス、MFイルカイ・ギュンドガン、MFマルコ・ロイスの残留が濃厚。例年のように大きな戦力ダウンには至ってない。【IN】
GKロマン・ビュルキ(24)←フライブルク
MFゴンサロ・カストロ(28)←レバークーゼン
MFユリアン・ヴァイグル(19)←1860ミュンヘン(ブンデスリーガ2部)
MFヨナス・ホフマン(22)←マインツ※レンタル終了
【OUT】
GKミッチェル・ランゲラク(26)→シュッツトガルト
MFセバスティアン・ケール(35)→現役引退
MFミロス・ヨイッチ(23)→ケルン
FWチーロ・インモービレ(25)→セビージャ(スペイン)※レンタル移籍
▽一方、期待に応えることができなかったFWチーロ・インモービレをレンタルでセビージャに出した前線は陣容が不足している。FWアドリアン・ラモスにもチームを去る可能性があるため、少なくとも1人は迎え入れる必要がありそうだ。将来が期待されるU-21ベルギー代表FWオッビ・ウラレ(クラブ・ブルージュ)の獲得に向かっているとの報道もあったが、現時点では具体的な話が出てきていない。残り約1カ月で新ストライカーの獲得に向けた動きに注目したい。
【シャルケ】
★今オフシーズンの主な動き
【IN】
DFマティヤ・ナスタシッチ(22)←マンチェスター・シティ(イングランド)
DFジュニオール・カイサラ(26)←ルドゴレツ(ブルガリア)
DFサシャ・リーター(32)←フライブルク(2部)
DFサンタナ(29)←オリンピアコス(ギリシャ)※レンタルバック
MFヨハネス・ガイス(21)←マインツ
FWフランコ・ディ・サント(26)←ブレーメン
【OUT】
GKティモン・ヴェレンロイター(19)→マジョルカ(スペイン2部)※レンタル移籍
DFキリアコス・パパドプーロス(23)→レバークーゼン
DFクリスティアン・フックス(29)→レスター・シティ(イングランド)※フリー
MFジェフェルソン・ファルファン(30)→アル・ジャジーラ(UAE)
MFケビン=プリンス・ボアテング(28)→未定※契約解除
MFトランキッロ・バルネッタ(30→フィラデルフィア・ユニオン(アメリカ)※フリー
FWチネドゥ・オバシ(29)→未定※契約満了
▽4シーズン連続でのCL出場権を逃したシャルケは、ロベルト・ディ・マッテオ監督が退任し、昨シーズンにパーダーボルンを昇格に導いたアンドレ・ブライテンライター監督を新指揮官に招へい。その一方で、右サイドでDF内田篤人と抜群の連係を見せていたMFジェフェルソン・ファルファンが中東に去った。また、昨シーズンの終盤にはMFケビン=プリンス・ボアテングとMFシドニー・サムに戦力外通告を言い渡す厳しい決断を下したものの、後者に関しては7月に入ってチームに戻すことを正式に改めている。【IN】
DFマティヤ・ナスタシッチ(22)←マンチェスター・シティ(イングランド)
DFジュニオール・カイサラ(26)←ルドゴレツ(ブルガリア)
DFサシャ・リーター(32)←フライブルク(2部)
DFサンタナ(29)←オリンピアコス(ギリシャ)※レンタルバック
MFヨハネス・ガイス(21)←マインツ
FWフランコ・ディ・サント(26)←ブレーメン
【OUT】
GKティモン・ヴェレンロイター(19)→マジョルカ(スペイン2部)※レンタル移籍
DFキリアコス・パパドプーロス(23)→レバークーゼン
DFクリスティアン・フックス(29)→レスター・シティ(イングランド)※フリー
MFジェフェルソン・ファルファン(30)→アル・ジャジーラ(UAE)
MFケビン=プリンス・ボアテング(28)→未定※契約解除
MFトランキッロ・バルネッタ(30→フィラデルフィア・ユニオン(アメリカ)※フリー
FWチネドゥ・オバシ(29)→未定※契約満了
▽新戦力に関しては、内田が長期離脱となっている影響もあり、DFジュニオール・カイサラ(26)とDFサシャ・リーターという2人の右サイドバックを確保。そのほか、DFマティヤ・ナスタシッチやMFヨハネス・ガイス、FWフランコ・ディ・サントといった即戦力を完全移籍させている。また、セリエAのインテルからDF長友佑都とMFジェルダン・シャキリの獲得を目指している一方で、クラブ生え抜きのMFユリアン・ドラクスラーがイタリア王者のユベントスに狙われている模様。一度はオファーを断ったようだが、今後の交渉次第でチームの象徴を手放す可能性もある。
★来シーズンのシャルケ基本布陣(想定)
【ヴォルフスブルク】
★今オフシーズンの主な動き
【IN】
DFカルロス・アスクエス(23)←メルガル(ペルー)
MFフランシスコ・ロドリゲス(19)←チューリッヒ(スイス)
FWマックス・クルーゼ(27)←ボルシアMG
【OUT】
DFパトリック・オクス(31)→未定※契約満了
MF張稀哲(24)→北京国安(中国)
FWシュテファン・クツケ(26)→ニュルンベルク(2部)
▽昨シーズン、期待以上の成績でバイエルンに次ぐ2位でリーグ戦を終えたヴォルフスブルクは、国内のライバルであるボルシアMGからFWマックス・クルーゼを獲得し、コパ・アメリカ2015でペルー代表の3位に大きく貢献したDFカルロス・アスクエスを確保。久々のCL出場を見据えて戦力アップを図った一方で、MFケビン・デ・ブライネやDFリカルド・ロドリゲスがビッグクラブに狙われており、MFイバン・ペリシッチのインテル移籍が間近に迫っている。【IN】
DFカルロス・アスクエス(23)←メルガル(ペルー)
MFフランシスコ・ロドリゲス(19)←チューリッヒ(スイス)
FWマックス・クルーゼ(27)←ボルシアMG
【OUT】
DFパトリック・オクス(31)→未定※契約満了
MF張稀哲(24)→北京国安(中国)
FWシュテファン・クツケ(26)→ニュルンベルク(2部)
▽それでも、世界屈指の大企業フォルクスワーゲンによる潤沢な資金が期待できるヴォルフスブルクは、チェルシーやアーセナルといったプレミアリーグのビッグクラブとともにDFアントニオ・リュディガーの争奪戦に参加中。また、デ・ブライネやMFアンドレ・シュールレを獲得したようにビッグクラブで控えに甘んじる有力選手を大金で手に入れようと目論んでいる可能性もある。
★来シーズンのヴォルフスブルク基本布陣(想定)
【ボルシアMG】
★今オフシーズンの主な動き
【IN】
DFアンドレアス・クリステンセン(19)←チェルシー(イングランド)※レンタル
MFラルス・シュティンドル(26)←ハノーファー
MFトルガン・アザール(22)←チェルシー(イングランド)※レンタルから完全移籍
FWヨシップ・ドルミッチ(22)←レバークーゼン
【OUT】
MFクリストファー・クラマー(24)→レバークーゼン※レンタル終了
MFアミン・ユーネス(21)→アヤックス(オランダ)
FWマックス・クルーゼ(27)→ヴォルフスブルク
▽スピーディーなサッカーを標榜するスイス人指揮官ルシアン・ファブレ監督によって、37年ぶりのCL(当時はチャンピオンズカップ)出場を果たした古豪はこの夏、堅実な動きを見せている。FWラファエルと抜群の相性を誇っていたFWマックス・クルーゼの抜けた穴は埋め難いが、2013-14シーズンに17ゴールを挙げたFWヨシップ・ドルミッチをレバークーゼンから獲得。また、レバークーゼンにレンタルバックしたMFクリストファー・クラマーの代役も埋められていないものの、より攻撃センスのあるハノーファーの10番を背負っていたMFラルス・シュティンドルを昨シーズン終盤に確保している。【IN】
DFアンドレアス・クリステンセン(19)←チェルシー(イングランド)※レンタル
MFラルス・シュティンドル(26)←ハノーファー
MFトルガン・アザール(22)←チェルシー(イングランド)※レンタルから完全移籍
FWヨシップ・ドルミッチ(22)←レバークーゼン
【OUT】
MFクリストファー・クラマー(24)→レバークーゼン※レンタル終了
MFアミン・ユーネス(21)→アヤックス(オランダ)
FWマックス・クルーゼ(27)→ヴォルフスブルク
▽久々の大舞台に挑むボルシアMGだが、スポーツ・ディレクター(SD)を務めるマックス・エーベル氏は「CLに出るからといって、クレイジーな補強はしない」と断言しており、補強費も2000万〜3000万ユーロ(約27億円〜40億円)に留める方針。身の丈に合った強化で新シーズンも戦い抜く。
★来シーズンのボルシアMG基本布陣(想定)
【レバークーゼン】
★今オフシーズンの主な動き
【IN】
DFアンドレ・ラマーリョ(23)←ザルツブルク(オーストリア)※フリー
DFキリアコス・パパドプーロス(23)←シャルケ
DFヨナタン・ター(19)←ハンブルガーSV
MFクリストフ・クラマー(24)←ボルシアMG※レンタル復帰
FWアドミール・メーメディ(24)←フライブルク(2部)
【OUT】
DFフィリップ・ヴォルシャイト(26)→ストーク・シティ(イングランド)
MFシモン・ロルフェス(33)→現役引退
MFゴンサロ・カストロ(28)→ドルトムント
MFシュテファン・レイナルツ(26)→フランクフルト※フリー
MFドミニク・コール(21)→アウグスブルク
FWヨシップ・ドルミッチ(22)→ボルシアMG
▽ハイプレスと卓越した攻守の切り替えを求めるロジャー・シュミット監督の2季目となるレバークーゼン。新シーズンに向けた新戦力は、指揮官にとってザルツブルク時代の教え子であるDFアンドレ・ラマーリョ、ボルシアMGで成長してレンタル復帰したMFクリストフ・クラマーなど能力の高い若手選手を迎え入れている。【IN】
DFアンドレ・ラマーリョ(23)←ザルツブルク(オーストリア)※フリー
DFキリアコス・パパドプーロス(23)←シャルケ
DFヨナタン・ター(19)←ハンブルガーSV
MFクリストフ・クラマー(24)←ボルシアMG※レンタル復帰
FWアドミール・メーメディ(24)←フライブルク(2部)
【OUT】
DFフィリップ・ヴォルシャイト(26)→ストーク・シティ(イングランド)
MFシモン・ロルフェス(33)→現役引退
MFゴンサロ・カストロ(28)→ドルトムント
MFシュテファン・レイナルツ(26)→フランクフルト※フリー
MFドミニク・コール(21)→アウグスブルク
FWヨシップ・ドルミッチ(22)→ボルシアMG
▽また、2014年ブラジル・ワールドカップや先日のコパ・アメリカ2015でチリ代表の一員として印象的なパフォーマンスを見せているMFチャルレス・アランギスの獲得を狙っている模様。同選手にはチェルシーやアーセナルらが関心を示しているものの、レバークーゼンのスタイルに合致しそうなタレントである。資金力ではビッグクラブに劣るかもしれないが、同胞のMFアルトゥーロ・ビダルのように欧州最初のクラブをレバークーゼンに選択するのだろうか。
★来シーズンのレバークーゼン基本布陣(想定)
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