【ユーロ予選プレビュー】クロアチアvsイタリアの首位攻防戦開催
2015.06.12 18:00 Fri
▽3月に行われたユーロ2016予選第5節では、ドイツやスペイン、イングランドにベルギー、ポルトガルといった強豪国が順当に3ポイントを積み上げた一方、不調のオランダとイタリアが格下相手に1ポイントを積み上げるに留まった。
▽12日金曜日から14日日曜日にかけて行われる第6節では、金曜日に開催されるグループHのクロアチアvsイタリアが最注目カードだ。5試合を終えて4勝1分けと磐石の安定感を誇る首位クロアチア(勝ち点13)は、ラキティッチやマンジュキッチ、ブロゾビッチが招集され、モドリッチを除くベストメンバーで挑む。一方、前節ブルガリアに引き分けて3勝2分けとなったイタリア(勝ち点11)はキエッリーニやバルザーリ、デ・ロッシにヴェッラッティと守備陣の主力を多数欠く苦しい陣容となっている。チーム状態に差がある中、首位攻防戦を制すのはどちらになるか。
▽また、同日にはグループBの首位ウェールズ(勝ち点11)と3位ベルギー(勝ち点8)による上位対決も開催される。5試合を消化して首位に立つ善戦を見せているウェールズは、レアル・マドリーで不遇のシーズンを送ったベイルが本来の輝きを取り戻せるかがポイントとなる。対するベルギーはフランスとの親善試合で圧巻の攻撃力を見せつけるなど、チーム状態は良好。フランス戦を欠場したデ・ブライネは軽傷のためプレー可能な一方、守備の要であるコンパニが出場停止で欠場する。キャプテンを欠く中、敵地での戦いを乗り越えられるか。
▽そして、グループAでは2位アイスランド(勝ち点11)に5ポイント差を付けられている3位オランダ(勝ち点7)が、ラトビアとのアウェイ戦に臨む。守備を固めてくることが予想される相手に対し、厳しいシーズンを送ったファン・ペルシやフンテラール、ファン・デル・ファールトといった主力は活躍することができるか。
▽土曜日にはグループDの世界王者ドイツがグループ最弱のジブラルタルのホームに乗り込む。直前のアメリカ戦で敗戦したドイツだが、今予選では2連勝で首位ポーランドに1ポイント差に肉薄。盛り返しつつあるドイツは、格下相手ということもあって守護神のノイアーやクロース、ロイスらを招集外としたが、確実に3ポイントを積み上げておきたい。そして、4試合を終えてグループIの首位に立ったポルトガルは、最下位アルメニアと敵地で戦う。2位デンマークがセルビアとの対戦となるだけに、ポルトガルとしてはペペを欠くものの3ポイントを積み上げてプレッシャーをかけたい。
▽12日金曜日から14日日曜日にかけて行われる第6節では、金曜日に開催されるグループHのクロアチアvsイタリアが最注目カードだ。5試合を終えて4勝1分けと磐石の安定感を誇る首位クロアチア(勝ち点13)は、ラキティッチやマンジュキッチ、ブロゾビッチが招集され、モドリッチを除くベストメンバーで挑む。一方、前節ブルガリアに引き分けて3勝2分けとなったイタリア(勝ち点11)はキエッリーニやバルザーリ、デ・ロッシにヴェッラッティと守備陣の主力を多数欠く苦しい陣容となっている。チーム状態に差がある中、首位攻防戦を制すのはどちらになるか。
▽また、同日にはグループBの首位ウェールズ(勝ち点11)と3位ベルギー(勝ち点8)による上位対決も開催される。5試合を消化して首位に立つ善戦を見せているウェールズは、レアル・マドリーで不遇のシーズンを送ったベイルが本来の輝きを取り戻せるかがポイントとなる。対するベルギーはフランスとの親善試合で圧巻の攻撃力を見せつけるなど、チーム状態は良好。フランス戦を欠場したデ・ブライネは軽傷のためプレー可能な一方、守備の要であるコンパニが出場停止で欠場する。キャプテンを欠く中、敵地での戦いを乗り越えられるか。
▽土曜日にはグループDの世界王者ドイツがグループ最弱のジブラルタルのホームに乗り込む。直前のアメリカ戦で敗戦したドイツだが、今予選では2連勝で首位ポーランドに1ポイント差に肉薄。盛り返しつつあるドイツは、格下相手ということもあって守護神のノイアーやクロース、ロイスらを招集外としたが、確実に3ポイントを積み上げておきたい。そして、4試合を終えてグループIの首位に立ったポルトガルは、最下位アルメニアと敵地で戦う。2位デンマークがセルビアとの対戦となるだけに、ポルトガルとしてはペペを欠くものの3ポイントを積み上げてプレッシャーをかけたい。
▽最終日の日曜日には、グループCで首位スロバキアを3ポイント差で追う2位スペイン(勝ち点12)が、4位ベラルーシ(勝ち点3)とアウェイで戦う。バルセロナ勢がCL決勝を戦った影響で疲労が残る中、新戦力のA・ビダルやCLで存在感を見せ付けたモラタ辺りの勢いに期待だ。最後に5戦全勝のイングランド(勝ち点15)は、ノヴァコビッチやペチュニクらJリーガー擁する3位スロベニア(勝ち点9)とのアウェイ戦に臨む。
イタリア代表の関連記事
|
イタリア代表の人気記事ランキング
1
あの日を最後に18年…マテラッツィ氏が改めて「ジダンと会いたい」
マルコ・マテラッツィ氏がジネディーヌ・ジダン氏と会いたいそうだ。 2006年ドイツW杯決勝「イタリア代表vsフランス代表」。試合後、世界王者が決まった勝敗以上に注目され、業界の枠を超えた世界的関心ごととなったのは、あの「頭突き」の件だ。 延長戦、イタリア代表DFマテラッツィに対し、フランス代表キャプテンのMFジダンが突然「頭突き」。衝撃の場面を目撃した第4審が主審に伝え、世界的名手に1発レッドが提示された。 イタリアがPK戦の末にフランスを撃破したのち、両者への事情聴取で判明したのは、繰り返されたマテラッツィによるジダンへの挑発。前者が執拗に後者の家族を侮辱し、とうとう我慢ならなかった末の「頭突き」となったのだ。 この大舞台が現役ラストゲームだった世界的名手の1発レッドを誘発…もともと強烈な個性で知られていたマテラッツィはサッカー界における“ヒール”の代表格となったのである。 あれから18年、マテラッツィ氏は51歳に。 氏はベッティングサイト『Lucky Block』のインタビューでジダン氏とのバトルを改めて振り返り、これまでと同様、ジダン氏へのリスペクトを再表明。「会いたい」と語る。 「ジネディーヌは正真正銘、サッカー界のレジェンドだ。オレはいつだって彼を尊敬してきたよ。“マテラッツィ監督”はレアル・マドリーを率い、欧州を3連覇したことだってあるんだぜ。テレビゲームではあるがな」 「あの日以来、ジネディーヌとは一度も話していないし、同じ場所にいたこともない。何年もの時間が経過して、なにも問題はない…喜んで彼と会話をしたいと思っているところだ」 2024.11.21 21:05 Thu2
ファン殺到…元イタリア代表GKブッフォン氏の17歳長男がU-18チェコ代表入り 練習試合でデビューも異例の注目度に困惑して集中できず?
“ブッフォン”がチェコ代表のユニフォームに袖を通す時代となった。 “ブッフォン”といえば、問答無用でジャンルイジ・ブッフォン氏(47)。イタリア代表の守護神として2006年ドイツW杯を制した、21世紀初頭を代表する世界的ゴールキーパーだ。 また、親族のロレンツォ・ブッフォン氏(95)も20世紀にイタリア代表として活躍したGKで、こちらは1962年チリW杯に出場。まさに“イタリアサッカーにブッフォンあり”だった。 ただ、ジャンルイジ・ブッフォン氏とチェコ人モデルの元妻との間に生まれた長男、ルイ・トーマス・ブッフォン(17)がこのたび、U-18チェコ代表の一員としてデビューを飾った。 長男ルイは2007年生まれの17歳で、セリエB・ピサのU-19チームに所属。両ワイドを主戦場とするFWで、24-25シーズンはU-19のリーグ戦で19試合6得点をマークする。2月17日にはトップチームで初のベンチ入りも経験した。 初の代表キャリアで、母親の国を選んだルイ。 1日、U-18チェコ代表としてチェコ国内でのトレーニングマッチに先発出場すると、チェコ3部クラブのリザーブチームとの単なる練習試合にも関わらず、大変多くの観客とメディアが詰めかけたという。興味を引いたのは間違いなく「チェコ代表のブッフォン」である。 そんななかでルイは前半、2つの決定機を外したといい、ハーフタイムで交代。 チーム関係者によると、どうやらルイは奇妙なほどの注目度に数日前から困惑。試合後は詰めかけたファンからサインや写真撮影を大量に求められ、最初は応じるもしばらくして拒否するように。チェコメディアによるインタビューを制止した関係者は「過剰な注目に遭い、ルイは集中できていない」と語ったそうだ。 なお、父ジャンルイジ氏は長男ルイについて先日、「将来もしA代表に入る実力がつけば、その時はイタリアで」という旨を発言。それ故に注目度が高まったという背景もあり、イタリアとチェコの間で火花が。傍から眺めるスペイン紙『Relevo』は「イタリアとチェコが外交問題を抱えたようだ」とも揶揄う。 こういった事情があるため、何はともあれ若いサッカー選手を守るという観点から、チェコサッカー連盟は代表活動中のルイに対する取材を一切受け付けていないとのこと。 なお、ルイのU-18チェコ代表入りには、父の盟友である元チェコ代表MFパベル・ネドベド氏も関与。ユベントスのレジェンドは、幼少期から知るルイのチェコ滞在時に身辺をサポートしている模様だという。 <span class="paragraph-title">【写真】ルイ・ブッフォン17歳</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="it" dir="ltr">Domani andrà in panchina nel <a href="https://twitter.com/hashtag/Pisa?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Pisa</a> per la prima volta in <a href="https://twitter.com/hashtag/SerieB?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#SerieB</a> l’attaccante Louis Thomas <a href="https://twitter.com/hashtag/Buffon?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Buffon</a>, primogenito della leggenda Gigi Buffon. Da papà però non ha preso affatto la vocazione per la porta. Anzi, gli piace fare gol. Talento classe 2007 ne sentiremo parlare… <a href="https://t.co/PPCGvyTf4V">pic.twitter.com/PPCGvyTf4V</a></p>— Nicolò Schira (@NicoSchira) <a href="https://twitter.com/NicoSchira/status/1890895922315284959?ref_src=twsrc%5Etfw">February 15, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.03.02 19:46 Sun3
ユーロ制覇の立役者、ドンナルンマがPSGで「99」を背負わない理由とは?
ユーロ2020決勝でのPKストップが記憶に新しいイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ。大会終了後にパリ・サンジェルマン(PSG)へと移籍が発表された。 22歳の若き守護神。その能力に疑いはなく、PSGとしては非常に大きな戦力をフリーで獲得できたことは大きいだろう。 そのドンナルンマだが、PSGではこれまで親しんだ「99」ではなく、「50」の背番号をつけることとなった。 ミランのファーストチームに昇格してからは、自身の生まれ年である1999年から「99」を付けていたものの、「50」に変更した理由。それはリーグ・アンのルールにある。 リーグ・アンでは、登録選手に対して1から順に背番号を割り当てることがルールとして決められ、30人を超えるまでは「1」から「30」までを付けなければいけない。 さらに、GKに関しては「1」、「16」、「30」と番号まで決められており、他のリーグとはルールが異なり、厳正に決められているのだ。 また、登録人数が30人を超えた場合でも、「99」のようにイレギュラーな番号をつけることは禁止されており、GKの場合は「40」を付けなければいけないルールがある。 しかし、PSGはコスタリカ代表GKケイロル・ナバスが「1」、スペイン代表GKセルヒオ・リコが「16」、フランス人GKアレクサンドル・ルトゥリエが「30」を付けている状況だ。 さらにPSGはGKが多く、2020-21シーズンは6名が登録。レンタル移籍していた選手も合わせると、さらに増える状況だ。 「40」に関しては、U-19イタリア代表GKデニス・フランキが着用することとなっており、その結果ドンナルンマは特例で「50」が割り与えられることとなった。 過去には、ニースやマルセイユでもプレーしたイタリア代表FWマリオ・バロテッリが、インテルやマンチェスター・シティ、ミランで愛用してきた「45」をつけることが認められず、「9」を背負っていた過去もある。 セリエAは背番号の制限がないため、80番代や90番代をつける選手も数多くいるだけに、フランスへ移籍する際にはこだわりの番号をつけられなくなることを頭に入れる必要がありそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】ドンナルンマ、PSG加入の舞台裏に密着</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJGbDhwNG5vZCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2021.07.18 11:55 Sun4
トリノの21歳イタリア代表MFリッチ、セリエA上位陣3クラブがオファーを提示するも…
トリノのイタリア代表MFサムエレ・リッチ(21)を巡り、セリエAの上位陣が争奪戦を繰り広げているようだ。イタリア『TuttoMercatoWeb』が伝えている。 リッチは若手選手の育成に定評があるエンポリの下部組織出身。2020-21シーズンのセリエB最優秀若手選手賞に輝くなどエンポリの主力として活躍したのち、今季からトリノへ完全移籍。迎えた今季はセリエA17試合で1得点1アシストを記録している。 エンポリ時代からセリエA上位陣への移籍は噂されていたものの、トリノに来た現在でもその可能性は残っている模様。イタリア『トゥットスポルト』によると、ナポリ、インテル、ミランがトリノに対してオファー済みだという。 だが、トリノはこれらを却下し、リッチを保持する方針を再確認。エンポリから850万ユーロ(約12億円)で釣り上げた自国イタリアの成長株について、3000万ユーロ(約42億5000万円)のオファーでも拒否する考えとのことだ。 2023.03.17 20:46 Fri5