長友が約3カ月ぶり出場のインテル、9人のラツィオを撃破《セリエA》
2015.05.11 05:51 Mon
▽10日にスタディオ・オリンピコで行われたセリエA第35節のラツィオvsインテルは、1-2でアウェイのインテルが勝利を収めた。インテルの長友は68分に途中出場し、約3カ月ぶりの実戦復帰を果たしている。
▽前節のアタランタ戦を引き分けたラツィオは、ローマに抜かれて3位に後退。ただ、前日に試合を行ったローマがミランに敗れたため、ラツィオとしては2位に返り咲くチャンスを手にした。先発メンバーでは負傷明けのビリアが4試合ぶりに復帰。そのほか、引き続き負傷欠場となったデ・フライ以外は、クローゼやフェリペ・アンデルソン、カンドレーバなど、ほぼベストな陣容を揃えた。
▽対するインテルは前節、キエーボを相手に痛恨のゴールレスドロー。EL出場権獲得のために、これ以上の取りこぼしが許されない中、マンチーニ監督はキエーボ戦の先発からブロゾビッチに代えてコバチッチを起用した。
▽立ち上がりから主導権争いが繰り広げられる中で、ホームのラツィオは開始2分にカンドレーバが左足で強烈なシュートを放つ。これはGKハンダノビッチに防がれたが、8分にドリブルでボックス左に侵入したフェリペ・アンデルソンがマイナスに折り返したボールをカンドレーバが右足ダイレクトでゴールに突き刺し、ラツィオが先制した。
▽リードを許したインテルは、パラシオがサイドに流れながらボールを引き出し、攻撃へと転じていく。14分にはそのパラシオが左サイドに流れたプレーを起点に、エルナネスのお膳立てからボックス右のイカルディが決定的なシュート。しかし、イカルディはこのシュートをふかしてチャンスを逸した。
▽追加点を許さなかったインテルは24分、試合の流れを引き寄せる。コバチッチの浮き球パスに反応したパラシオが裏に抜け出すと、そのパラシオを後追いで倒したマウリシオが決定機阻止で一発退場に。さらに、このプレーで得たボックス手前でのFKをエルナネスが左足で直接狙う。鋭いボールがゴール左隅に突き刺さり、インテルが同点に追いついた。
▽10人となった上に追いつかれたラツィオは、マウリを下げてブラーフハイドを左サイドバックに投入。ラドゥをセンターバックに回して守備を整えた。その後はインテルの攻勢を抑えながら、攻める時間も作ったラツィオが数的不利を感じさせずにハーフタイムを迎えた。
▽後半に入ると、インテルは前半の終盤に足を痛めたグアリンに代えてポドルスキを投入。ボランチにコバチッチとメデル、右ワイドにポドルスキ、左ワイドにパラシオを配した[4-2-3-1]のシステムに変更する。より攻撃的な布陣としたインテルは59分、クローゼに与えた決定機をGKハンダノビッチの好守で凌ぐと、直後に勝ち越しの絶好機を得る。
▽61分、メデルのクサビを受けたイカルディがエルナネスとのパス交換でボックス内に侵入。GKとの一対一を迎えたイカルディはGKマルケッティに倒されてPKを獲得し、ラツィオ守護神を一発退場に追い込む。しかし、自らPKキッカーを務めたイカルディは代わりに入ったGKベリシャにキックを読まれて失敗。勝ち越しゴールとはならなかった。
▽それでも、9人の相手を圧倒するインテルは68分、ダンブロージオに代えて負傷明け後初の出場となる長友をピッチに送り出す。75分には長友も絡んだ波状攻撃を仕掛けたが、最後にポドルスキがシュートを空振りして決めきることができない。さらに、82分には左クロスのクリアボールがボックス内のポドルスキにこぼれるが、ポドルスキのシュートは懸命に戻ったパローロにブロックされる。
▽ラツィオの粘りに苦しむインテルだったが、ようやく勝ち越しゴールを奪う。84分、パラシオのフリックから裏に抜け出したエルナネスが冷静にシュートをゴール右に流し込んだ。これが決勝点となり、勝ち点3を手にしたインテルが暫定で7位に浮上した。一方のラツィオは9人でよく戦っていたが、2位返り咲きとはならなかった。
▽前節のアタランタ戦を引き分けたラツィオは、ローマに抜かれて3位に後退。ただ、前日に試合を行ったローマがミランに敗れたため、ラツィオとしては2位に返り咲くチャンスを手にした。先発メンバーでは負傷明けのビリアが4試合ぶりに復帰。そのほか、引き続き負傷欠場となったデ・フライ以外は、クローゼやフェリペ・アンデルソン、カンドレーバなど、ほぼベストな陣容を揃えた。
▽対するインテルは前節、キエーボを相手に痛恨のゴールレスドロー。EL出場権獲得のために、これ以上の取りこぼしが許されない中、マンチーニ監督はキエーボ戦の先発からブロゾビッチに代えてコバチッチを起用した。
▽リードを許したインテルは、パラシオがサイドに流れながらボールを引き出し、攻撃へと転じていく。14分にはそのパラシオが左サイドに流れたプレーを起点に、エルナネスのお膳立てからボックス右のイカルディが決定的なシュート。しかし、イカルディはこのシュートをふかしてチャンスを逸した。
▽ピンチを脱したラツィオは17分、ボックス右に抜け出したクローゼの折り返しから中央でマウリが潰れ、こぼれ球をパローロが右足でシュート。これはGKハンダノビッチの好セーブに防がれ、跳ね返りをパローロが頭で押し込みにかかったが、ラノッキアに懸命にクリアされた。
▽追加点を許さなかったインテルは24分、試合の流れを引き寄せる。コバチッチの浮き球パスに反応したパラシオが裏に抜け出すと、そのパラシオを後追いで倒したマウリシオが決定機阻止で一発退場に。さらに、このプレーで得たボックス手前でのFKをエルナネスが左足で直接狙う。鋭いボールがゴール左隅に突き刺さり、インテルが同点に追いついた。
▽10人となった上に追いつかれたラツィオは、マウリを下げてブラーフハイドを左サイドバックに投入。ラドゥをセンターバックに回して守備を整えた。その後はインテルの攻勢を抑えながら、攻める時間も作ったラツィオが数的不利を感じさせずにハーフタイムを迎えた。
▽後半に入ると、インテルは前半の終盤に足を痛めたグアリンに代えてポドルスキを投入。ボランチにコバチッチとメデル、右ワイドにポドルスキ、左ワイドにパラシオを配した[4-2-3-1]のシステムに変更する。より攻撃的な布陣としたインテルは59分、クローゼに与えた決定機をGKハンダノビッチの好守で凌ぐと、直後に勝ち越しの絶好機を得る。
▽61分、メデルのクサビを受けたイカルディがエルナネスとのパス交換でボックス内に侵入。GKとの一対一を迎えたイカルディはGKマルケッティに倒されてPKを獲得し、ラツィオ守護神を一発退場に追い込む。しかし、自らPKキッカーを務めたイカルディは代わりに入ったGKベリシャにキックを読まれて失敗。勝ち越しゴールとはならなかった。
▽それでも、9人の相手を圧倒するインテルは68分、ダンブロージオに代えて負傷明け後初の出場となる長友をピッチに送り出す。75分には長友も絡んだ波状攻撃を仕掛けたが、最後にポドルスキがシュートを空振りして決めきることができない。さらに、82分には左クロスのクリアボールがボックス内のポドルスキにこぼれるが、ポドルスキのシュートは懸命に戻ったパローロにブロックされる。
▽ラツィオの粘りに苦しむインテルだったが、ようやく勝ち越しゴールを奪う。84分、パラシオのフリックから裏に抜け出したエルナネスが冷静にシュートをゴール右に流し込んだ。これが決勝点となり、勝ち点3を手にしたインテルが暫定で7位に浮上した。一方のラツィオは9人でよく戦っていたが、2位返り咲きとはならなかった。
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