浦和が生き残る道〜グループリーグ突破の条件〜《ACL2015》
2015.04.21 17:00 Tue
▽「次は勝つから。俺たちに時間をくれ」。3月4日、AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグ第2節、ホームで行われたブリスベン・ロアー戦終了後、浦和の主将を務めるMF阿部勇樹は、チームの結果と内容に不満を示す埼玉スタジアム2002北スタンドに駆けつけたサポーターに対して訴えかけた。
《第4節終了時》
1.北京国安 (10/+4)
2.水原三星 (7/+2)
3.ブリスベン(4/-2)
4.浦和 (1/-4)
▽浦和が置かれている現状は、上記の通り非常に厳しい。残り2試合に連勝しても勝ち点は7までしか伸びない。水原三星が残りの2試合で勝ち点を1つでも積み上げたらアウトだ。なお、複数のチームが勝ち点で並んだ場合における今大会のレギュレーションは以下の通りとなっている。
◆勝ち点で並んだ場合のレギュレーション
【1】当該チーム間の勝ち点
【2】当該チーム間の得失点差
【3】当該チーム間の総得点
【4】当該チーム間のアウェイゴール数
【5】グループリーグでの得失点差
◆3チーム間の順位表(勝ち点/得失差)
《第4節終了時》
1.水原三星 (7/+3)
2.ブリスベン(4/-1)
3.浦和 (0/-2)
◆3チーム間の対戦成績
水原三星 2-1 浦和
浦和 vs 水原三星
浦和 0-1 ブリスベン
ブリスベン vs 浦和
ブリスベン 3-3 水原三星
水原三星 3-1 ブリスベン
▽3チームが勝ち点7で並んだ場合は、【1】の「当該チーム間の勝ち点」が適応され、「当該チーム間の勝ち点」で7を獲得している水原三星が勝ち抜けることになる(浦和が最大で勝ち点6までしか伸ばせないため)。要するに、浦和にとっては、ブリスベンが今節の北京国安戦に勝利した時点で、敗退が決してしまう。“ある条件”の1つは、“ブリスベンが北京国安と引き分け以下の結果に終わること”になる。
▽ブリスベンが北京国安と引き分け以下の結果に終わり、浦和と水原三星が勝ち点7で並んだ場合は、【2】の「当該チーム間の得失点差」になる。最初の対戦は水原三星が2-1で勝っているため、“浦和が2点差以上で勝つこと”ができれば望みをつなげる。
▽また、浦和が1点差で勝利した場合は、【3】の「当該チーム間の総得点」は同じになるため、【4】の「当該チーム間のアウェイゴール数」が適用される。この場合、“浦和が1-0で勝利”すれば、アウェイゴール数で上回ることになる。逆に3-2や4-3の場合はアウェイゴール数で上回られるのでアウトだ。
▽その他にも、浦和が2-1で勝利した場合があり、これは【5】の「グループリーグでの得失点差」が適用される。ただし、その場合は最終節で大量得点差が求められるので、条件はより厳しくなる。
◆残りのカード
《第5節》
浦和 vs 水原三星
北京国安 vs ブリスベン
《第6節》
ブリスベン vs 浦和
水原三星 vs 北京国安
▽長々と、色々なパターンを羅列してきたが、浦和が最終節に希望をつなぐための“生き残る道”は、以下の2つになる。
1.浦和が水原三星に勝利(1-0、2-1 or 2点差以上での勝利)
2.ブリスベンが北京国安と引き分け以下の結果
▽仮に、今節で上記条件を満たしたとしても、最終節では「浦和の勝利」に加え、「水原三星の敗戦」という条件が加わってくる。非常に厳しい状況だが、試合前日のミックスゾーンで槙野が「自分たちができるということ。自分たちのサッカーがアジアに通用するところを見せなければいけない」と語ったように、まずはホームで最低限の結果を残し、オーストラリアでの最終節を迎えたい。
▽グループリーグ突破に向けて“希望”をつなぐことができるのか。埼玉スタジアム2002で行われるACLグループG第5節、浦和vs水原三星の一戦は19:30、北京国安vsブリスベン・ロアーの一戦は20:30にキックオフを迎える。
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▽その後、リーグ戦では無敗を維持して首位に位置しているものの、ACLではJリーグ勢で唯一勝ち星がなく、戦績は1分3敗。自力での突破の芽はなくなり、残りの2試合に勝ったとしても突破できるとは限らない状況だ。そして、わずかに残された可能性を現実のものとするには、浦和、水原三星、ブリスベンの3チームが“ある条件”を満たさなければならない――。◆順位表(勝ち点/得失差)《第4節終了時》
1.北京国安 (10/+4)
2.水原三星 (7/+2)
3.ブリスベン(4/-2)
4.浦和 (1/-4)
◆勝ち点で並んだ場合のレギュレーション
【1】当該チーム間の勝ち点
【2】当該チーム間の得失点差
【3】当該チーム間の総得点
【4】当該チーム間のアウェイゴール数
【5】グループリーグでの得失点差
▽本来のレギュレーションはもっと細かいが、今回の浦和に適応される可能性があるのは5番目までなので、以下は省略する。さらに、浦和が連勝して勝ち点を7に伸ばし、水原三星が連敗して勝ち点7に留まった場合、ここにブリスベンが勝ち点7で並ぶ可能性も考えられる。
◆3チーム間の順位表(勝ち点/得失差)
《第4節終了時》
1.水原三星 (7/+3)
2.ブリスベン(4/-1)
3.浦和 (0/-2)
◆3チーム間の対戦成績
水原三星 2-1 浦和
浦和 vs 水原三星
浦和 0-1 ブリスベン
ブリスベン vs 浦和
ブリスベン 3-3 水原三星
水原三星 3-1 ブリスベン
▽3チームが勝ち点7で並んだ場合は、【1】の「当該チーム間の勝ち点」が適応され、「当該チーム間の勝ち点」で7を獲得している水原三星が勝ち抜けることになる(浦和が最大で勝ち点6までしか伸ばせないため)。要するに、浦和にとっては、ブリスベンが今節の北京国安戦に勝利した時点で、敗退が決してしまう。“ある条件”の1つは、“ブリスベンが北京国安と引き分け以下の結果に終わること”になる。
▽ブリスベンが北京国安と引き分け以下の結果に終わり、浦和と水原三星が勝ち点7で並んだ場合は、【2】の「当該チーム間の得失点差」になる。最初の対戦は水原三星が2-1で勝っているため、“浦和が2点差以上で勝つこと”ができれば望みをつなげる。
▽また、浦和が1点差で勝利した場合は、【3】の「当該チーム間の総得点」は同じになるため、【4】の「当該チーム間のアウェイゴール数」が適用される。この場合、“浦和が1-0で勝利”すれば、アウェイゴール数で上回ることになる。逆に3-2や4-3の場合はアウェイゴール数で上回られるのでアウトだ。
▽その他にも、浦和が2-1で勝利した場合があり、これは【5】の「グループリーグでの得失点差」が適用される。ただし、その場合は最終節で大量得点差が求められるので、条件はより厳しくなる。
◆残りのカード
《第5節》
浦和 vs 水原三星
北京国安 vs ブリスベン
《第6節》
ブリスベン vs 浦和
水原三星 vs 北京国安
▽長々と、色々なパターンを羅列してきたが、浦和が最終節に希望をつなぐための“生き残る道”は、以下の2つになる。
1.浦和が水原三星に勝利(1-0、2-1 or 2点差以上での勝利)
2.ブリスベンが北京国安と引き分け以下の結果
▽仮に、今節で上記条件を満たしたとしても、最終節では「浦和の勝利」に加え、「水原三星の敗戦」という条件が加わってくる。非常に厳しい状況だが、試合前日のミックスゾーンで槙野が「自分たちができるということ。自分たちのサッカーがアジアに通用するところを見せなければいけない」と語ったように、まずはホームで最低限の結果を残し、オーストラリアでの最終節を迎えたい。
▽グループリーグ突破に向けて“希望”をつなぐことができるのか。埼玉スタジアム2002で行われるACLグループG第5節、浦和vs水原三星の一戦は19:30、北京国安vsブリスベン・ロアーの一戦は20:30にキックオフを迎える。
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