枠内シュート1本のチェルシーがセスク弾でQPRとのロンドン・ダービーを制して優勝へ邁進《プレミアリーグ》
2015.04.12 23:29 Sun
▽プレミアリーグ第32節、QPRvsチェルシーのロンドン・ダービーが12日にロフタス・ロードで開催され、1-0でチェルシーが勝利した。
▽ハーフタイムにかけてもポゼッションを高めたチェルシーがQPRを押し込むが、相手の粘り強い守備を前に、決定機をつくれない。逆に前半の半ば以降は、オースティン&ザモラの2トップのパワーを前面に押し出していくQPRが巻き返すと、44分にゴールチャンス。オースティンが強烈なミドルシュートをゴール左に飛ばしたが、これはGKクルトワのファインセーブに遭った。
▽ゴールレスで迎えた後半の立ち上がりも、球際に厳しいQPRに苦戦するチェルシー。モウリーニョ監督は、56分にラミレスを下げてオスカルを投入する。この交代により、セスクをマティッチと中盤の底で組ませる[4-2-3-1]に布陣を変更し、オスカルはトップ下で起用した。
▽その後、80分にウィリアンに代えてクアドラードを投入したチェルシーは猛攻に出ると、88分にこの試合で演出した最初の決定機をゴールに結び付ける。相手GKグリーンのキックミスを拾って、左から仕掛けたアザールがオスカルとのワンツーでボックス左に侵入。最後はゴール正面でパスを受けたセスクがネットを揺らした。
▽そして、終了間際のQPRの反撃をきっちりと抑えきったチェルシーは、低調な内容ながらも勝ち点3を獲得。1試合未消化の状況で、2位のアーセナルとの7ポイント差を維持し、優勝にまた一歩前進した。
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▽18位に沈むQPRの本拠地に乗り込んだチェルシーは、2-1で勝利した前節のストーク・シティ戦から先発を2選手変更。ヂエゴ・コスタに加え、レミも負傷でメンバー外となり、ワントップにはドログバを起用した。▽アンカーに配したマティッチの脇にラミレスとセスクを置く[4-3-3]を採用したチェルシーは、立ち上りからウイングのウィリアンとアザールの仕掛けを軸に前へ出ていく。8分にウィリアンのクロスが右ポストに直撃したチェルシーは、18分にもセスクのFKからマティッチがシュートに持ち込む。しかし、これは相手DFにブロックされた。▽ゴールレスで迎えた後半の立ち上がりも、球際に厳しいQPRに苦戦するチェルシー。モウリーニョ監督は、56分にラミレスを下げてオスカルを投入する。この交代により、セスクをマティッチと中盤の底で組ませる[4-2-3-1]に布陣を変更し、オスカルはトップ下で起用した。
▽それでも、流れはチェルシーに傾かない。QPRは64分、右サイドからのクロスをゴール正面で収めたマット・フィリップスが、マティッチのマークを外して左足を振る。このシュートは枠内に飛んだが、再びGKクルトワの好守を前に先制とはならない。
▽その後、80分にウィリアンに代えてクアドラードを投入したチェルシーは猛攻に出ると、88分にこの試合で演出した最初の決定機をゴールに結び付ける。相手GKグリーンのキックミスを拾って、左から仕掛けたアザールがオスカルとのワンツーでボックス左に侵入。最後はゴール正面でパスを受けたセスクがネットを揺らした。
▽そして、終了間際のQPRの反撃をきっちりと抑えきったチェルシーは、低調な内容ながらも勝ち点3を獲得。1試合未消化の状況で、2位のアーセナルとの7ポイント差を維持し、優勝にまた一歩前進した。
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