メッシがハット、スアレス2発のバルセロナがラージョに6発圧勝で首位浮上《リーガエスパニョーラ》

2015.03.08 22:18 Sun
▽前節終了時点で2位につけるバルセロナ(勝ち点59)は8日、リーガエスパニョーラ第26節で11位ラージョ(勝ち点29)を本拠地カンプ・ノウに迎え、6-1で圧勝して首位に浮上した。
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▽前節グラナダ戦を低調な内容ながらもきっちりと勝利したバルセロナは、4日前に行われたコパ・デル・レイ準決勝2ndレグのビジャレアル戦では主力を投入して決勝進出を決めた。その試合のスタメンから5選手を変更。出場停止のネイマールやケガのブスケッツが欠場となり、ペドロやチャビが起用された。▽パコ・ヘメス監督の哲学通り、バルセロナのホームでありながらハイプレスをかけ、ハイラインを敷いてきたラージョ。そのラージョ相手にバルセロナが5分、あっさりと先制する。スローインをカットした流れからチャビがダイレクトで出したスルーパスにスアレスが反応。ボックス左に侵入したスアレスは右足アウトで冷静にGKの守るニアサイドを破った。
▽その後もスルーパスを駆使してディフェンスライン裏を執拗に狙うバルセロナが追加点に迫る。12分にはスアレスがボックス左に侵入してバに倒されたが、ノーファウルの判定となった。続く14分にはジョルディ・アルバのクロスボールをダニエウ・アウベスがシュートに持ち込めば、21分にはペドロがディフェンスライン裏を取るも、DFに寄せられてスアレスへラストパスを送ることができなかった。

▽全く攻め手のないラージョだったが、29分にゴールに近づく。しかし、トラスオーラスの放った直接FKはわずかに枠の左上に外れる。
▽32分にもバルセロナは思惑通りの形から決定機を演出。だが、スアレスの浮き球パスに抜け出したボックス右のメッシの左足アウトにかけたシュートはゴールを捉えきれなかった。

▽主導権を終始握ったバルセロナは迎えた後半開始4分、CKの流れから追加点を奪いきる。ショートコーナーを使って右サイドからチャビの上げたクロスにジョルディ・アルバがヘッド。シュートは左ポストに弾かれたが、ルーズボールをピケが押し込んだ。

▽その後も圧倒するバルセロナは54分にイニエスタがGKを強襲するシュートを浴びせると、直後にPKを獲得する。ボックス手前左から送られたフィードに反応したボックス右のスアレスがティトに倒され、このプレーで2枚目のイエローカードを受けたティトを退場に追いやった。このPKをメッシは1度ミスするも、主審がやり直しを命じたPKを決めて3-0と突き放す。

▽10人となったラージョに対し、バルセロナは攻撃の手を緩めない。63分にはボックス左のスアレスが放ったシュートのルーズボールをメッシが押し込んで4点目を奪うと、続く68分にはジョルディ・アルバのクロスを受けたボックス左のメッシがゴール右に蹴り込んで5-0とした。ハットトリックを達成したメッシは、今季リーグ戦のゴール数を「30」とし、得点ランキング首位のレアル・マドリーFWクリスチアーノ・ロナウドに並んだ。

▽余裕のバルセロナはマスチェラーノやイニエスタ、ジョルディ・アルバを次々に交代させていく。そんな中、80分にダニエウ・アウベスがブエノに対するボックス内でのタックルで一発退場となってしまった。このPKをブエノに決められたが、追加タイム1分にメッシのスルーパスを受けたスアレスが6点目を挙げ、大勝に華を添えた。勝利したバルセロナは昨年10月以来となる首位の座に返り咲いている。

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