公式戦3連敗の浦和・ペトロヴィッチ監督「ブーイングをするのであれば私に向ければよい」《ACL2015》
2015.03.05 03:00 Thu
▽4日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2015のグループG第2節、浦和レッズとブリスベン・ロアー(オーストラリア)の一戦は、ホームの浦和が0-1で敗れた。
◆ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(浦和)
――試合を振り返って
「負けてはいけない試合だった。ただ、立ち上がりから0-1でリードをされ、ビハインドからのゲームになってしまった。失点のショックからか、しばらくは不安定な展開が続いたが、時間の経過とともに落ち着いて修正できたと思う」
「後半の立ち上がりから良い流れをつくって決定機を演出していたが、その中で一人退場したことが痛かった。それでも一人少ない中で我慢しながら選手たちは最後の最後まで点を取るために戦い抜いてくれた。得点チャンスもあったが、その頑張りが報われなかったことが非常に残念」
――公式戦3連敗の流れを変えるには何が必要か
「サッカーではこういうことも起こり得る。我々より強いチームでも起こることだ。明確な理由は見つからないが、ちょっとしたミスや不運によって失点を重ねることがある。そういった流れが続くこともあるのかと思う。我々はこの3試合で5失点したが、自分たちのミスやセットプレーからのものが多く、不運や集中力の欠如が失点の要因に挙げられる」
「メディアの方が見る視点と、私が見ている監督の視点は違う。皆さんは3連敗を厳しい様子で見ているが、私自身はこの負けの中にも光が見えている。前半はこれまでとは異なる試合の入り方だった。その光というのは、良い戦いができているし、良いトレーニングができているということ。これを続ければ流れを変えられる」
「ガンバも昨日負けてしまったが、我々と対戦した際と同じように素晴らしかったと思う。ただ、負けてしまうと良くなかったと言われる。結果だけを見て善し悪しを判断するのは間違っていると思う」
「監督として胸が痛いのは、一人少ない中で選手たちが最後の最後まで戦ってくれたにも関わらず、試合の後に大きなブーイングをされたことだ。一人少ない中で最後まで戦い抜いた。現在の状況を考えるなら、選手たちを応援するのがサポーターだと思う。試合後に大きなブーイングをされたことは胸が痛い」
「我々のチームは非常に良い戦いをしている。そして選手たちは常に全力を尽くしている。うまくいかない時に頑張って諦めずに戦ってくれている選手にブーイングをするのは違うと思う。3連敗と結果が出ていないのは私の責任だ。ブーイングをするのであれば私に向ければ良い。チームに向けるのは違う。もし、私が監督であることに相応しくないと思うのであれば、クラブの上層部が決めればいい。私がみなさんに言いたいのは、選手たちはブーイングに値するプレーを今日もしていないということだ」
――後半の入りは非常に良かったが、何を変えたのか
「前半の入りは、私のミスだった。前半と後半で異なる入り方だったし、後半からはこれまで通りの形に戻した。私自身、今日の試合にかける意気込みは強かったし、ベストを尽くそうと考えていた」
――ミスとは? 加賀の右サイド起用などはシーズンを見据えたものか、今日の試合に対するものか
「相手チームを分析した結果、加賀を右サイドで起用したが、思った通りにいかなかった。私の頭の中でシミュレーションしたゲームと、実際のゲームは違ったということ。あとは結果論になるが、前半の立ち上がりに失点しなければ、違う展開にはなっていたと思う」
――残りの4試合、挽回を期待していいか
「もちろん、2連敗したことでグループステージ突破の可能性は低くなったが、その中でも突破するために戦っていきたい」
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▽試合後の公式会見に出席した浦和のミハイロ・ペトロヴィッチ監督は、「負けてはいけない試合だった」と総括。しかし、その一方で、退場者を出しながら最後まで同点ゴールを狙い続けた選手たちを労い、敗戦の責任は自身にあると主張。試合後にスタンドから浴びせられたブーイングに対しては、語調を強めつつ「選手ではなく、私に向ければよい」との見解を示した。▽ペトロヴィッチ監督のコメントと質疑応答は以下のとおり。――試合を振り返って
「負けてはいけない試合だった。ただ、立ち上がりから0-1でリードをされ、ビハインドからのゲームになってしまった。失点のショックからか、しばらくは不安定な展開が続いたが、時間の経過とともに落ち着いて修正できたと思う」
「後半の立ち上がりから良い流れをつくって決定機を演出していたが、その中で一人退場したことが痛かった。それでも一人少ない中で我慢しながら選手たちは最後の最後まで点を取るために戦い抜いてくれた。得点チャンスもあったが、その頑張りが報われなかったことが非常に残念」
「非難をするのであれば選手たちではなく、私にして欲しい。サッカーではこういうこともある。ただ、最後まで諦めずに戦った選手たちを称えたい」
――公式戦3連敗の流れを変えるには何が必要か
「サッカーではこういうことも起こり得る。我々より強いチームでも起こることだ。明確な理由は見つからないが、ちょっとしたミスや不運によって失点を重ねることがある。そういった流れが続くこともあるのかと思う。我々はこの3試合で5失点したが、自分たちのミスやセットプレーからのものが多く、不運や集中力の欠如が失点の要因に挙げられる」
「メディアの方が見る視点と、私が見ている監督の視点は違う。皆さんは3連敗を厳しい様子で見ているが、私自身はこの負けの中にも光が見えている。前半はこれまでとは異なる試合の入り方だった。その光というのは、良い戦いができているし、良いトレーニングができているということ。これを続ければ流れを変えられる」
「ガンバも昨日負けてしまったが、我々と対戦した際と同じように素晴らしかったと思う。ただ、負けてしまうと良くなかったと言われる。結果だけを見て善し悪しを判断するのは間違っていると思う」
「監督として胸が痛いのは、一人少ない中で選手たちが最後の最後まで戦ってくれたにも関わらず、試合の後に大きなブーイングをされたことだ。一人少ない中で最後まで戦い抜いた。現在の状況を考えるなら、選手たちを応援するのがサポーターだと思う。試合後に大きなブーイングをされたことは胸が痛い」
「我々のチームは非常に良い戦いをしている。そして選手たちは常に全力を尽くしている。うまくいかない時に頑張って諦めずに戦ってくれている選手にブーイングをするのは違うと思う。3連敗と結果が出ていないのは私の責任だ。ブーイングをするのであれば私に向ければ良い。チームに向けるのは違う。もし、私が監督であることに相応しくないと思うのであれば、クラブの上層部が決めればいい。私がみなさんに言いたいのは、選手たちはブーイングに値するプレーを今日もしていないということだ」
――後半の入りは非常に良かったが、何を変えたのか
「前半の入りは、私のミスだった。前半と後半で異なる入り方だったし、後半からはこれまで通りの形に戻した。私自身、今日の試合にかける意気込みは強かったし、ベストを尽くそうと考えていた」
――ミスとは? 加賀の右サイド起用などはシーズンを見据えたものか、今日の試合に対するものか
「相手チームを分析した結果、加賀を右サイドで起用したが、思った通りにいかなかった。私の頭の中でシミュレーションしたゲームと、実際のゲームは違ったということ。あとは結果論になるが、前半の立ち上がりに失点しなければ、違う展開にはなっていたと思う」
――残りの4試合、挽回を期待していいか
「もちろん、2連敗したことでグループステージ突破の可能性は低くなったが、その中でも突破するために戦っていきたい」
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