ユーベに敗れるもクロップは一定の満足感 「ホームで1-0なら突破できる」
ドルトムントは24日、チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stレグでユベントスと対戦し、敵地で1-2と敗れた。アウェイゴールを奪って1点差での黒星とあり、ユルゲン・クロップ監督はある程度満足しているようだ。
MF香川真司に出場機会がなかった一戦、ドルトムントは先制を許したものの、相手のミスからMFマルコ・ロイスが同点弾を決める。だが、前半終盤に勝ち越しを許し、1-2というスコアでホームでの2ndレグに臨むこととなった。
試合後、クロップ監督はドイツ『スカイ』で次のように話している。
「前半はうまくやれたと思う。相手に対してうまく走ったし、課題を与えたと思うよ。早めにプレスをかけ、(ジャンルイジ・)ブッフォンや2人のセンターバックのパスミスを誘った。しかし、我々のDFのミスもあって先制されたね」
「それでも、我々は良い反応を見せ、今度は相手のミスで追いつけた。それからの時間帯は、非常に良いプレーを見せたよ。でも、そこからまた失点してしまった。負傷交代の影響で何人かのポジションを変えなければいけなかったが、もっとうまく対応しなければいけない」
それでも、ホームでの2ndレグに向けて満足できる結果だったようだ。
「2失点すると、ユベントスに勝つのは非常に難しくなる。だが正直、後半は多くのチャンスをつくり出せなかったし、相手には大きな決定機が2つほどあった。だから、1-2というスコアは満足できる結果だと考えている」
「(ルーカス・)ピシュチェクの負傷がそれほど深刻でなければ、今日は我々にとって良い夜だったと言える。敵地でユベントスと戦い、ホームでの2ndレグで1-0ならラウンドを突破できるという結果だからね」
クロップ監督は、イタリア王者をあわてさせるパフォーマンスに納得しているようだ。
「ユーベは普段、極端なまでに落ち着いたプレーを見せるチームだ。そんな彼らの落ち着きを、少しばかり乱せたと思う。ただ、その際に自分たちも少し雑になってしまったかもしれないがね」
「だがそれでも、我々は攻守の切り替えをうまくやれた場面もあったし、相手のビルドアップでもミスを誘えたのは良かったと思う」
クロップ監督にとって痛かったのは、ピシュチェクやDFソクラティス・パパスタトプーロスの負傷で、思うように交代枠を使えなかったことだ。
「ソクラティスは筋肉に違和感があったんだけど、おそらく重傷ではないだろう。ピシュチェクに関してはあまり良い感じじゃない」
「結果には不満じゃないし、本当に言い訳をするつもりはない。だがもちろん、交代枠を違う形で使いたかった。あれほど早い時間帯に2人を失うのは望ましいことではないし、(監督として)流れを変えることができず、それぞれの事態に反応するだけになってしまうからね」
提供:goal.com
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