独紙評価:2アシストの香川、地元紙から「プレーメーカーとしてこれ以上望むことない」
ドルトムントの日本代表MF香川真司は、20日に行われたブンデスリーガ第22節のシュツットガルト戦に先発出場し、69分までのプレーで2アシストを記録した。アウェイで3-2の勝利に貢献した香川だが、ドイツ2大紙の評価は分かれている。
香川は25分にドイツ代表MFマルコ・ロイスからボールを受けると、ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンの先制点をアシスト。相手にPKで追いつかれて迎えた39分、ヒールパスからのアシストでドイツ代表MFイルカイ・ギュンドガンのゴールを演出した。
チームは89分にロイスが3点目を奪うと、1点を返されたが逃げ切り、今季初の3連勝を飾った。
ドイツ『ビルト』(ドルトムント平均点3.0)は香川を2と高く評価。オーバメヤン、ギュンドガン、ロイスとともに、チーム最高タイとした。一方、スロベニア代表MFケビン・カンプル、アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリャンらを含む4人が、4とチーム最低点をつけられた((※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)。
一方、『キッカー』(ドルトムント平均点3.3)では、香川は3.5とやや低めの採点となった。ギュンドガンが2でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれ、オーバメヤン(2.5)とともに第22節ベストイレブンに選出されている。ロイスも2.5と高めの採点だった。なお、ムヒタリャンは5とチーム単独最低点に終わっている。
地元紙の『ヴェストドイチェ・アルゲマイネ』(ドルトムント平均点3.17)は、香川に2.5とギュンドガンに次ぐチーム2位タイの採点をつけている。寸評では次のように記された。
「素早い日本人選手は2アシストに成功。プレーメーカーとしてこれ以上は望むことがないだろう。最初のアシストでは、ボールが運良く彼の足に当たり、オーバメヤンの方へと向かったが、チームの2点目は見事なヒールパスで演出した。そのほかでも、何度か良い場面があった」
「だが、フリーの状態で(相手GKスヴェン・)ウルライヒにシュートを阻止され(53分)、自身に訪れた最大の好機をものにせず。軽率なボールロストでシュツットガルトに危うく決定機を許してしまった(63分)」
また、左サイドバックでフル出場したシュツットガルトの日本代表DF酒井高徳は、『ビルト』(シュツットガルト平均点4.38)、『キッカー』(同平均点4.3)でそれぞれ4という採点だった。
12位に浮上したドルトムントは、24日にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグでユべントスと敵地で対戦。28日のブンデスリーガ次節では、ホームでシャルケとのレヴィア・ダービーに臨む。
提供:goal.com
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