ヴォルフスブルクが好調ドストの2発でスポルティングに完勝 田中は80分からプレー《EL》

▽19日にEL決勝トーナメント1回戦1stレグが行われ、ヴォルフスブルクvsスポルティングはホームのヴォルフスブルクが2-0で先勝した。スポルティングの田中は80分から途中出場を果たしている。

▽エバートンやリールと同居したELグループステージを2位通過したヴォルフスブルクは現在、リーグ9戦無敗でブンデスリーガの2位に位置するなど好調を維持している。ヘッキング監督は、直近のレバークーゼン戦(5-4)からスタメンを3人変更。デ・ブライネやシュールレといった主力を続けて先発起用した。

▽対するスポルティングは、チェルシーやシャルケと同居したCLグループステージで惜しくも3位となり、ELに回ることになった。今回の敵地での1stレグはウィリアム・カルバリョを出場停止で、スリマニを負傷で欠いたが、ナニやモンテーロといった主力がスタメン入り。田中はベンチから戦況を見守ることになった。
▽試合は、立ち上がりからアウェイのスポルティングがボールを保持して敵陣へと攻め込んでいく。一方、守勢を強いられたヴォルスフスブルクだったが、徐々にカウンターで応戦。16分に左サイドを突破したシュールレが強烈なシュートで相手ゴールを襲えば、18分には右サイドに抜け出したユングがあわや相手DFのオウンゴールかという場面を作り出した。

▽その後は拮抗した展開が続いたが、スポルティングに決定機が到来。34分、ロングカウンターからボックス右でフィードを受けたカリージョが右足でシュートに持ち込む。しかし、このシュートは惜しくも枠の左に外れた。ピンチを脱したヴォルフスブルクは41分、負傷したハントに代えてアーノルドを投入。結局、前半はゴールレスで終えた。▽迎えた後半、開始直後にヴォルフスブルクが試合を動かす。46分、敵陣でボールを奪ったナウドのスルーパスをボックス内で受けたドストがシュートをゴール右隅に流し込んだ。先制したヴォルフスブルクは63分、右サイドからデ・ブライネが絶妙なクロスを供給。このボールをファーサイドのドストがゴールに押し込んでリードを広げた。

▽2点を追うスポルティングは70分、カリージョに代えてカルロス・マネを投入。さらに、80分にはモンテーロに代えて田中を投入し、攻撃陣を入れ替えてゴールを目指した。しかし、最後までゴールを奪えずに試合は終了。ヴォルフスブルクがアウェイゴールを与えずにホームで完勝した。