ブワシュチコフスキ、自叙伝で実父の母親殺害事件を振り返る

2015.01.18 10:50 Sun

▽ドルトムントに所属するポーランド代表MFヤクブ・ブワシュチコフスキが、今年5月に出版予定の自叙伝で自身が10歳のときに起きた実父による母親殺害事件を振り返っている。同選手が自叙伝出版に先駆けて行われたフランス『So Foot』のインタビューで明かしている。

▽ブワシュチコフスキは先日、自身初の自叙伝『Kuba』を出版することを発表した。その中で自身の人生における最も悲しい出来事として、10歳のときに父親が母親を刺殺した悲劇的な事件を挙げている。

「自叙伝の中では、10歳のときに父が母を殺害した際、僕の身に起きた全てのことを明かしている。それは簡単なことではなかった。だけど、僕にとっては決して忘れることができないエピソードだ。その日、僕の人生は永遠に変わってしまった」

「ただ、あの事件は僕に多くの強さを与えてくれた。僕はこれまでの人生の中で多くの逆境に対処しなければならなかったが、あの事件以上に難しいことはなかった。僕は人生の中で最も悪い時期をすでに終えているのだからね」

▽近年、度重なるケガに悩まされながらも不平不満をもらさず、懸命にプレーを続ける“クバ(ブワシュチコフスキの愛称)”のプロフェッショナルな姿勢の背景には、幼少期に味わった悲劇的な出来事が影響しているのかもしれない。

by 超ワールドサッカー編集部

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