日本代表を支えるベテラン2人の不動心 川島「人生でも問題を乗り越えることが大切」
2015.01.11 18:59 Sun
アジアカップに臨む日本代表は11日、雨の降るニューカッスルのニューカッスル・スタジアムでパレスチナ戦前日の公式練習を行った。快晴続きで30度を超えていたセスノックとは違い、ニューカッスルには冷たい雨が降っている。この天候は日本代表にとって予想外だったようだ。
予想外といえば、2011年カタール・アジアカップではいろいろなハプニングがあった。初戦はDFに当たったボールで先制点を奪われ、第2戦ではGKが退場になった。準々決勝でも退場者を出し、準決勝のケガで香川真司は決勝に出場できなかった。
さまざまなハプニングを乗り越えただけに2011年の優勝は価値があった。そして、予想外の事態が続いたり、微妙な判定を下されるのがアジアカップの側面でもある。今回も想定外の出来事がきっとあるだろうが、ベテラン選手2人は覚悟を決めている。
4年前は第2戦で退場した川島永嗣が言う。
「練習の中でも水を撒いていたので(雨で濡れた)芝とはあまり違いがありません。ただ、濡れた芝だとボールの重さが少し増すので、そこが違います。ナイキのボールはアディダスと比べるとブレは少ないのですが、ブレると大きく動くし、重くもなるので、そこは注意したいと思います」
「アクシデントはあるものだと思うし、ただ、自分たちが焦らないことがまず大事。そこを予測して準備することが大切です。そんなポイントを押さえて試合に入らなければなりません」
さまざまな経験を重ねた川島だけに、アクシデントを乗り越える意味を知る。
「チームにとっても厳しい時間はあるでしょう。経験をチームにプラスに働かせられる部分があると思います」
「一つずつ大会は違うし、前回いろいろあったから今回は起こらないでほしい、とは思いません。いろいろあるのが人生だし、サッカー。それを乗り越えるのが大切で、乗り越えてまたタイトルを取りたいと思います」
遠藤保仁は初戦のパレスチナを分析しつつ、レフェリングについて触れた。
「どういう状況になっても慌てず入りたいと思います。相手のビデオを見ると、プレスをかけると結構ロングボールを蹴ってくるだろうと思っています。そのセカンドボールに気をつけたいですし、結構前に残っているところもあるので、そこも注意しなければならないと思います」
「ロングボールを蹴られないようなプレスがいいのでしょうが、それでも結構蹴られると思いますし、それは仕方がないので、やはりそのセカンドボールを取れるか取れないかで試合が決まってくると思います。ピッチは問題ないですね」
細心の注意は払う。ただし、気負いはない。
「連覇ができるのは僕たちだけなので、それは楽しめればいいと思います。自分たちが持っているものを出せればいいのではないかと思います。判断するのはレフェリーなので、どんなジャッジを下されても冷静に対応することが大切ですし、判定が覆ることはないので、どういうレフェリングをしてくるかというのを見極めるのも大切です」
果たして今回は、どのようなハプニングがどのチームに降りかかるのか。そこまで含めて、アジアカップのドラマとなる。
提供:goal.com
予想外といえば、2011年カタール・アジアカップではいろいろなハプニングがあった。初戦はDFに当たったボールで先制点を奪われ、第2戦ではGKが退場になった。準々決勝でも退場者を出し、準決勝のケガで香川真司は決勝に出場できなかった。
さまざまなハプニングを乗り越えただけに2011年の優勝は価値があった。そして、予想外の事態が続いたり、微妙な判定を下されるのがアジアカップの側面でもある。今回も想定外の出来事がきっとあるだろうが、ベテラン選手2人は覚悟を決めている。
4年前は第2戦で退場した川島永嗣が言う。
「練習の中でも水を撒いていたので(雨で濡れた)芝とはあまり違いがありません。ただ、濡れた芝だとボールの重さが少し増すので、そこが違います。ナイキのボールはアディダスと比べるとブレは少ないのですが、ブレると大きく動くし、重くもなるので、そこは注意したいと思います」
「アクシデントはあるものだと思うし、ただ、自分たちが焦らないことがまず大事。そこを予測して準備することが大切です。そんなポイントを押さえて試合に入らなければなりません」
さまざまな経験を重ねた川島だけに、アクシデントを乗り越える意味を知る。
「チームにとっても厳しい時間はあるでしょう。経験をチームにプラスに働かせられる部分があると思います」
「一つずつ大会は違うし、前回いろいろあったから今回は起こらないでほしい、とは思いません。いろいろあるのが人生だし、サッカー。それを乗り越えるのが大切で、乗り越えてまたタイトルを取りたいと思います」
遠藤保仁は初戦のパレスチナを分析しつつ、レフェリングについて触れた。
「どういう状況になっても慌てず入りたいと思います。相手のビデオを見ると、プレスをかけると結構ロングボールを蹴ってくるだろうと思っています。そのセカンドボールに気をつけたいですし、結構前に残っているところもあるので、そこも注意しなければならないと思います」
「ロングボールを蹴られないようなプレスがいいのでしょうが、それでも結構蹴られると思いますし、それは仕方がないので、やはりそのセカンドボールを取れるか取れないかで試合が決まってくると思います。ピッチは問題ないですね」
細心の注意は払う。ただし、気負いはない。
「連覇ができるのは僕たちだけなので、それは楽しめればいいと思います。自分たちが持っているものを出せればいいのではないかと思います。判断するのはレフェリーなので、どんなジャッジを下されても冷静に対応することが大切ですし、判定が覆ることはないので、どういうレフェリングをしてくるかというのを見極めるのも大切です」
果たして今回は、どのようなハプニングがどのチームに降りかかるのか。そこまで含めて、アジアカップのドラマとなる。
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