ガルシア、新聞社襲撃事件で伊メディアにペンを配布

2015.01.11 14:29 Sun
11日のセリエA第18節ラツィオ戦を前に、ローマのルディ・ガルシア監督が10日、会見に臨んだ。指揮官は会見に集まった記者たちにペンをプレゼントし、フランスで起きた新聞社襲撃事件に想いを寄せている。

フランス人のガルシア監督は、フランス『シャルリー・エブド』のジャーナリストたちが殺害された事件について、次のように述べた。イタリア複数メディアが伝えている。

「我々は団結しなければいけない。私はフランス人だ。我々は喪に服している。ペンのことは、国に対して連帯を示すためだ。今は全員が団結しなければいけない。これはフランスに対してのみならず、表現の自由に対する攻撃だ」

判定が議論を呼んだ前節ウディネーゼ戦の試合後には、ジャッジへの不満を言い続けていたガルシア監督が「イタリア化」しているとの声もあった。だが、ガルシア監督はこのことについて、こう述べるにとどまった。

「今日の私は自分がフランス人なのだと強く感じている。それ以上つけ加えることはない」

ミランからの関心が噂されるFWマッティア・デストロについても、このように一蹴した。

「彼がローマから動くことはないと認めるよ」

ラツィオとのダービーに勝てば、暫定的に首位に立つローマ。ガルシア監督は試合について、次のように話している。

「勝つために全力以上を尽くす。だが、勝ち点3の試合というだけだ。それ以上ではない。もちろん、試合後に首位に立っていたいと思うが、それがいつまで続くかも分からないだろう。ラツィオはアグレッシブなチームだ。リーグで最もファウルが多く、ゴールも量産している。だが、我々は自分たちのプレーをしなければならない」

「我々は良い形でこの試合を迎えられる。勝てば首位というのが大きなモチベーションになるね。練習では選手たちを止めなければならなかった。激しさを出すのは試合が始まってからだ。私には経験豊富な選手たちがたくさんいる。こういう試合への臨み方は分かっているはずだ。すべての選手が100%を出さなければいけない。個人よりチームとしてのパフォーマンスが重要だ」


提供:goal.com

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