ロリス躍動のスパーズが公式戦4連勝、ハルが11試合ぶりの白星《プレミアリーグ》

▽プレミアリーグ第18節が26日に開催された。リーグ戦7位のトッテナムと最下位レスター・シティの一戦は、トッテナムが2-1で勝利した。

▽公式戦3連勝と好調をキープするトッテナムは、12戦未勝利で最下位に低迷するレスターとのアウェイゲームに臨んだ。2位のマンチェスター・シティと首位のチェルシーに続いてアウェイゲームでの戦績が良いトッテナムは、開始数十秒で先制点を奪う。左サイドを突破したシャドリの折り返しをボックス中央で受けたケインが冷静にゴールへ流し込んだ。

▽ケインの公式戦4試合連続ゴールで先制したトッテナムは、その後もカウンターを主体にシャドリやベンタレブに決定的なチャンスが訪れるが、相手GKの好守もあって追加点のチャンスを決め切れない。
▽すると、徐々に押し込まれ始めたトッテナムは、マフレズやウジョアがけん引するレスターの猛攻を浴びる。だが、39分にウジョアの放った決定的なシュートがクロスバーを叩くなど、ツキに恵まれたチームは前半を1点リードで終えた。

▽迎えた後半も劣勢を強いられたトッテナムは48分、ボックス右で仕掛けたマフレズの突破からニアのウジョアに巧みなワンタッチシュートを決められ、後半開始早々に同点に追いつかれてしまう。その後も押し込まれるチームだが、前半から圧巻のゴールキーピングを見せていた守護神・ロリスが再三のビッグセーブでチームのピンチを救った。▽最下位相手に取りこぼしは許されないトッテナムはソルダードを投入し、前線の枚数を増やす。すると、71分に勝ち越しゴールが生まれる。相手陣内左サイドで得たFKの場面でエリクセンがGKの前でワンバウンドする難しいボールを蹴ると、これが左ポストの内側に跳ね返ってゴール右隅に吸い込まれた。

▽その後は再びレスターの勢いに押し込まれたトッテナムだったが、終盤のピンチを守護神・ロリスが何とか凌ぎ切った。ロリスの大活躍で何とか勝ち切ったトッテナムが公式戦4連勝を飾った。

▽同時刻に行われたその他の試合では、8位のスウォンジーが12位アストン・ビラを1-0で破り、リーグ戦2連勝。11位のエバートンは13位のストーク・シティに0-1で敗れ、前節のサウサンプトン戦に続いて無得点での2連敗となった。

▽また、前節ニューカッスルとの“タインウェア・ダービー”で劇的勝利を収めた14位のサンダーランドは、10試合勝利のない19位のハル・シティと対戦。ダービー勝利の立役者・アダム・ジョンソンの開始1分のゴールで先制したサンダーランドだったが、その後課題の守備が崩壊し、1-3の逆転負け。4試合ぶりの黒星を喫した。一方、ハル・シティはリーグ戦11試合ぶりの白星を挙げた。