低調ローマがアタランタに逆転勝利《セリエA》
2014.11.23 04:07 Sun
▽首位のユベントス(勝ち点28)を3ポイント差で追う2位のローマ(勝ち点25)は22日、アトレティ・アズーリ・ディタリアで行われたセリエA第12節で15位に位置するアタランタ(勝ち点10)と対戦し、2-1の逆転勝利を収めた。
▽前節、ホームでトリノを一蹴したローマは、バイエルン戦、ナポリ戦と続いた負の連鎖を断ち切ってインターナショナルブレークに突入。迎えた今節は、リーグ戦4試合勝利から遠ざかるアタランタのホームに乗り込んだ。トリノ戦からのメンバー変更は4点。累積警告で出場停止のトッティ、代表戦で負傷離脱したヤンガ=エムビワに代わって、デストロやアストーリがスタメンで起用された。
▽試合展開を窺う前に電光石火の一撃がホームのアタランタに生まれる。開始50数秒、ボックス右でA・コールをドリブルでかわしたライモンディのマイナスの折り返しをモラレスが右足ダイレクトで合わすと、枠の上隅を叩いたボールがゴールネットに吸い込まれた。
▽先日のナポリ戦の再現かのように開始直後に失点を喫したローマは、完全に動揺してしまい、攻守に秩序のない状況が続いた。10分には、ドラメの左クロスをGKデ・サンクティスが弾き切れず、ボックス中央にチャンスボールがこぼれる。これをバセッリに豪快に蹴り込まれるが、ボールはクロスバーを叩き、事なきを得た。
▽その後も攻守に精彩を欠くローマだったが、個の力で同点ゴールをもぎとる。23分、ボックス左でピャニッチのパスを受けたリャイッチが鋭いカットインから絶妙なコントロールシュートをゴール右隅に突き刺した。
▽42分、カウンターから長い距離を持ち上がったナインゴランがボックス左のリャイッチにパスを通す。ここでリャイッチは絶妙なタメからDFを引き付けリターンパスを送ると、ナインゴランが左足でゴール右隅に流し込んだ。
▽前半のうちに逆転に成功したローマだったが、この後半も思うような試合運びをできない。開始4分には足を痛めたトロシディスが大事を取ってピッチを退き、トップチームデビューとなるソンマが右サイドバックのポジションを引き継いだ。
▽後半半ばに入っても相手の粘り強い守備に苦しむローマは、59分にイトゥルベを下げてフロレンツィを投入。前線の活性化と共に守備の強度を上げた。だが、この交代も奏功せず。70分には自陣ボックス付近でデ・ロッシが犯したミスからモラレスに決定機を許すが、ここは相手のシュートミスに救われた。
▽その後、殊勲のリャイッチを下げて、より守備的なケイタをピッチに送り込み、試合をクローズにかかったローマが、アタランタの追撃を何とか凌ぎ切った。低調なパフォーマンスを見せながらも敵地で勝ち切ったローマは、リーグ戦2連勝を飾った。
▽前節、ホームでトリノを一蹴したローマは、バイエルン戦、ナポリ戦と続いた負の連鎖を断ち切ってインターナショナルブレークに突入。迎えた今節は、リーグ戦4試合勝利から遠ざかるアタランタのホームに乗り込んだ。トリノ戦からのメンバー変更は4点。累積警告で出場停止のトッティ、代表戦で負傷離脱したヤンガ=エムビワに代わって、デストロやアストーリがスタメンで起用された。
▽試合展開を窺う前に電光石火の一撃がホームのアタランタに生まれる。開始50数秒、ボックス右でA・コールをドリブルでかわしたライモンディのマイナスの折り返しをモラレスが右足ダイレクトで合わすと、枠の上隅を叩いたボールがゴールネットに吸い込まれた。
▽その後も攻守に精彩を欠くローマだったが、個の力で同点ゴールをもぎとる。23分、ボックス左でピャニッチのパスを受けたリャイッチが鋭いカットインから絶妙なコントロールシュートをゴール右隅に突き刺した。
▽前半半ばから終盤にかけても一進一退の攻防が続く。リャイッチやイトゥルベの持ち上がり以外に効果的な攻め手のないローマに対して、アタランタは連動したプレスとモラレスやA・ゴメスの質の高いフリーランを生かした攻撃で奮闘する。だが、先にゴールをこじ開けたのは、またしてもローマだった。
▽42分、カウンターから長い距離を持ち上がったナインゴランがボックス左のリャイッチにパスを通す。ここでリャイッチは絶妙なタメからDFを引き付けリターンパスを送ると、ナインゴランが左足でゴール右隅に流し込んだ。
▽前半のうちに逆転に成功したローマだったが、この後半も思うような試合運びをできない。開始4分には足を痛めたトロシディスが大事を取ってピッチを退き、トップチームデビューとなるソンマが右サイドバックのポジションを引き継いだ。
▽後半半ばに入っても相手の粘り強い守備に苦しむローマは、59分にイトゥルベを下げてフロレンツィを投入。前線の活性化と共に守備の強度を上げた。だが、この交代も奏功せず。70分には自陣ボックス付近でデ・ロッシが犯したミスからモラレスに決定機を許すが、ここは相手のシュートミスに救われた。
▽その後、殊勲のリャイッチを下げて、より守備的なケイタをピッチに送り込み、試合をクローズにかかったローマが、アタランタの追撃を何とか凌ぎ切った。低調なパフォーマンスを見せながらも敵地で勝ち切ったローマは、リーグ戦2連勝を飾った。
アタランタの関連記事
セリエAの関連記事
|
アタランタの人気記事ランキング
1
ガスペリーニ監督直々のご指名…アタランタがアルゼンチン代表CBバレルディに関心
アタランタがマルセイユのアルゼンチン代表DFレオナルド・バレルディ(25)に関心を寄せ始めたようだ。 バレルディは最新のアルゼンチン代表メンバーに名を連ねるセンターバック。19歳で加入したドルトムントには定着できず、20-21シーズンからマルセイユへ移り、今季はヨーロッパリーグ(EL)準決勝・アタランタ戦に出場した。 左右両足を遜色なく操るビルドアップ能力、対人能力、リーダーシップ等はいま欧州で高く評価されているようで、つい先日にはフランス国内で「バレルディにアトレティコ・マドリーから関心」との報道も。 イタリア『カルチョメルカート』によると、どうやらアタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督は、自らの目で確かめた上でバレルディを気に入った様子。具体的な情報はないが、大変大きな感銘を受けた様子と伝えられる。 イタリア系でパスポートも保有するバレルディの市場価値は推定2000万ユーロ(約33.9億円)、マルセイユとの契約は2026年6月までとなっている。 2024.06.13 13:55 Thu2
重傷から復帰のアタランタDFスカルヴィーニが肩の手術成功…CLバルセロナ戦で負傷
アタランタは5日、イタリア代表DFジョルジョ・スカルヴィーニの手術成功を発表した。 スカルヴィーニは、2024年6月に行われたシーズン最終戦のフィオレンティーナ戦で左ヒザの前十字じん帯を損傷。長期離脱となっていた。 2024年11月に復帰すると、今年に入ってからはコンスタントにプレーしていたが、1月29日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ最終節のバルセロナ戦で途中出場を果たすと、試合終盤に負傷。ストレッチャーに乗せられてピッチを後にしていた。 左肩を痛めていたスカルヴィーニは、5日に左肩関節上腕骨安定化手術を受け無事に成功。すでにリハビリのプログラムを行っているという。 負傷続きとなってしまったスカルヴィーニ。しっかりと治して復帰してもらいたいものだ。 2025.02.06 12:10 Thu3
復帰戦で再び負傷のスカマッカ、右太ももの手術で再びの長期離脱か
アタランタは7日、イタリア代表FWジャンルカ・スカマッカが手術を受けたことを発表した。 スカマッカは1日に行われたセリエA第23節のトリノ戦に途中出場。85分からレテギに代わりピッチに立ったが、この試合で右足を負傷していた。 クラブの発表によれば、精密検査を受けたスカマッカは右大腿直筋近位の筋肉と腱の接合部に損傷が見つかったとのこと。そして、6日に同箇所の手術をバルセロナで受け、無事に成功したとのことだ。 昨夏のプレシーズンマッチで負った左ヒザのケガで、シーズン前半戦を棒に振ったスカマッカ。約6カ月にわたる離脱から、トリノ戦で復帰を果たしたが、復帰初戦で新たなケガを負い再離脱することとなった。 2025.02.08 11:15 Sat4
パリ五輪金メダルの右SBにアクシデント…アタランタ移籍が土壇場で破談
U-23スペイン代表DFマルク・プビル(21)のアタランタ移籍が土壇場で破談に終わったようだ。イタリア『スカイ・スポルト』など複数メディアが報じている。 U-23スペイン代表の一員としてパリ・オリンピック優勝を成し遂げたプビル。その高揚感と共に新天地への移籍に向け、すぐさまベルガモへメディカルチェックに向かった。 しかし、報道によると、詳細は不明なもののメディカルチェックで問題が発生したようで、アタランタはクラブ間で合意していた1600万ユーロ+アドオン400万ユーロの総額2000万ユーロ(約32億1000万円)の契約を破棄することを、保有元のアルメリアに通知したようだ。 そして、クラブはすでにノッティンガム・フォレストのウェールズ代表DFネコ・ウィリアムズ、フラメンゴのブラジル人DFウェズレイといった別のターゲットへの獲得の動きを進めているようだ。 なお、アルメリアは財政問題を抱え、現スカッドで最も高額な移籍金を得られる右サイドバックの売却を考慮。プビル自身もステップアップを希望しており、以前に交渉を行っていたローマなど異なるクラブとの交渉を行う可能性は高いようだ。 2024.08.12 22:38 Mon5