セビージャがエルチェ下して2位浮上、ビジャレアルも勝利《リーガエスパニョーラ》

2014.10.20 07:55 Mon
19日のリーガエスパニョーラ第8節、セビージャは敵地マルティネス・バレーロでのエルチェ戦を2-0で制した。

通算成績が5勝1分けと、エメリ監督が敗戦を経験したことのないマルティネス・バレーロでの一戦。セビージャはショートカウンターを中心として決定機を築いていくが、GKマヌ・エレーラの好守によって無得点のまま試合を折り返す。

セビージャがゴールをこじ開けたのは59分のこと。この一戦でリーガ初先発を果たしたデウロフェウのシュートをM・エレーラが弾き、こぼれ球に反応したバッカが今季6得点目を決めた。

その後もエルチェにボールの支配権を譲り、速攻を仕掛けていくセビージャは、73分に途中出場のガメイロが加点。右ひざの負傷によって、今季ここまで戦列を離れていたフランス人FWは、デニス・スアレスの折り返しからヘディングシュートを突き刺した。

エメリ監督はその後、ムビアをイボラに代えて守備にプライオリティーを置き、2点リードのまま試合終了を迎えている。連勝のセビージャは勝ち点を19に伸ばして2位に浮上。エルチェは勝ち点5で18位に位置している。

一方、ビジャレアルは本拠地エル・マドリガルでのアルメリア戦を2-0で制した。

中盤でボールを奪取し、ブルーノを起点としてスピーディーに攻撃を展開していったビジャレアルは、23分に先制点を獲得。カニのクロスからマリオが強烈なボレーを放ち、GKルベンが弾いたボールをイケチュク・ウチェが押し込んだ。

マルセリーノ監督のチームはさらに59分、ペナルティーエリア内左でボールを受けたモイ・ゴメスの折り返しから、I・ウチェが再びゴール。I・ウチェはオフサイドポジションに位置していたものの、クロス・ゴメス主審は得点を認めている。

ビジャレアルはその後、前のめりになったアルメリアを相手に決定機を量産して、終了までを過ごしている。セルタ戦に続く勝利を挙げたビジャレアルは6位に順位を上げ、2試合勝ち星なしのアルメリアは暫定で12位につけている。

なおマルセリーノ監督は、ビジャレアル指揮官としてリーガ1部で21勝目を挙げ、歴代ランク4位のベニト・フローロ監督に並んだ。マルセリーノ監督より上に位置するのは、ビクトール・ムニョス氏(27勝)、ガリード監督(30勝)、そしてペジェグリーニ監督(92勝)となっている。
提供:goal.com

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