オーストラリアとの打ち合いを制したオランダが2連勝《ブラジル・ワールドカップ》
2014.06.19 03:01 Thu
▽ブラジル・ワールドカップのグループB第2節が18日に行われ、ポルト・アレグレにあるエスタディオ・ベイラ・リオでオランダ代表とオーストラリア代表が対戦、オランダ代表が3-2で勝利した。
▽2010年南アフリカ・ワールドカップ決勝カードの再現となったスペイン代表戦を、5-1の大勝で飾ったオランダは、オーストラリア戦でもスペイン戦で機能した[5-3-2]のシステムを踏襲し、グループステージ突破に近づくための連勝を狙った。
▽一方、チリ代表との初戦を1-3で落としたオーストラリアは2選手を変更。チリ戦でハムストリングを痛めたフラニッチの代役に、センターバックが本職であるマクゴーワンを起用し、ミリガンの代わりにはマッケイが先発。格上オランダとの対戦となるが、最終節に望みをつなげるためにも勝ち点獲得が求められた。
▽後のないオーストラリアが前線からプレッシャーをかける展開で試合はスタート。そのオーストラリアの攻撃をオランダは自陣で受け止めながら、カウンターを狙った。そして、シュートを打たせずにいたオランダが20分、狙い通りのカウンターでゴールを陥れる。ウィルキンソンをスピードでかわしたロッベンがハーフウェイラインからドリブルでボールを持ち運ぶと、ボックス左からシュート。左足から放たれたグラウンダーのシュートがゴール右に収まった。
▽しかしオーストラリアは1分後、ケイヒルのスーパーゴールで試合を振り出しに戻す。右サイドからのマクゴーワンのアーリークロスをボックス左のケイヒルが左足ボレーで豪快に合わせたシュートが、バーの下を叩いてゴールに吸い込まれた。
▽息を吹き返したオーストラリアが引き続き前からプレスをかけ、オランダはカウンター狙いに徹する。そのオランダは25分、CKからフラールがヘディングシュートを放つも、枠の上へ。一方、オーストラリアは31分に逆転のチャンスを迎える。縦に仕掛けたレッキーがボックス右から折り返したクロスボールを、ファーのブレッシャーノがシュート。しかし、枠の上に外してしまった。
▽前半終盤にかけてもオーストラリアが攻勢をかけ、ポゼッションしてオランダを自陣に押し込んでいく。すると43分、劣勢のオランダにアクシデントが発生する。ケイヒルに激突されたマルティンス・インディが負傷し、デパイが投入された。そのまま前半は1-1で終了する。
▽デパイが左ウイングに投入されたことによってロッベンを右ウイングに配する[4-3-3]に変更したオランダは50分、スナイデルがボックス手前左から強烈なミドルシュートを放つも、GKマシュー・ライアンのセーブに阻まれる。
▽ピンチを逃れたオーストラリアは53分、直前にブレッシャーノに代わって投入されていたボザニッチが大仕事を果たす。ボックス左からボザニッチが上げたクロスボールがヤンマートの手に当たってPKを獲得。これをジェディナクが枠の左に決めて、オーストラリアが逆転に成功した。
▽まさかの逆転を許したオランダたったが、58分にすかさず同点に追いつく。デパイのスルーパスを受けてオフサイドトラップをかいくぐったボックス左のファン・ペルシが、フリーの状態から豪快にゴールへ蹴り込んだ。
▽2-2となって以降はオープンな展開が続く。そんな中67分、オーストラリアにビッグチャンスが訪れる。しかし、ボックス左でフリーとなったオアーはクロスボールを選択し、レッキーの胸でのシュートは威力を欠いてGKシレッセンに難なくセーブされてしまう。するとその直後、オランダが勝ち越しに成功する。ゴール正面からデパイの放ったミドルシュートが、GKマシュー・ライアンの手を弾いてゴール右に突き刺さった。
▽失点を受けてオーストラリアはケイヒルを下げてハロランを右サイドに投入し、レッキーを最前線に配置。しかし、オランダが畳み掛けていく。74分、ファン・ペルシの落としをデ・ヨングがシュートに持ち込むも、GKマシュー・ライアンの好守に阻まれる。さらに79分にはファン・ペルシが、ループシュートでオーストラリアゴールに迫った。そのままオランダが主導権を握る形で試合は進み、3-2で逃げ切り。2連勝を飾ったオランダは、スペインがチリに敗れたことでグループステージ突破を果たした。
▽2010年南アフリカ・ワールドカップ決勝カードの再現となったスペイン代表戦を、5-1の大勝で飾ったオランダは、オーストラリア戦でもスペイン戦で機能した[5-3-2]のシステムを踏襲し、グループステージ突破に近づくための連勝を狙った。
▽一方、チリ代表との初戦を1-3で落としたオーストラリアは2選手を変更。チリ戦でハムストリングを痛めたフラニッチの代役に、センターバックが本職であるマクゴーワンを起用し、ミリガンの代わりにはマッケイが先発。格上オランダとの対戦となるが、最終節に望みをつなげるためにも勝ち点獲得が求められた。
▽後のないオーストラリアが前線からプレッシャーをかける展開で試合はスタート。そのオーストラリアの攻撃をオランダは自陣で受け止めながら、カウンターを狙った。そして、シュートを打たせずにいたオランダが20分、狙い通りのカウンターでゴールを陥れる。ウィルキンソンをスピードでかわしたロッベンがハーフウェイラインからドリブルでボールを持ち運ぶと、ボックス左からシュート。左足から放たれたグラウンダーのシュートがゴール右に収まった。
▽しかしオーストラリアは1分後、ケイヒルのスーパーゴールで試合を振り出しに戻す。右サイドからのマクゴーワンのアーリークロスをボックス左のケイヒルが左足ボレーで豪快に合わせたシュートが、バーの下を叩いてゴールに吸い込まれた。
▽息を吹き返したオーストラリアが引き続き前からプレスをかけ、オランダはカウンター狙いに徹する。そのオランダは25分、CKからフラールがヘディングシュートを放つも、枠の上へ。一方、オーストラリアは31分に逆転のチャンスを迎える。縦に仕掛けたレッキーがボックス右から折り返したクロスボールを、ファーのブレッシャーノがシュート。しかし、枠の上に外してしまった。
▽前半終盤にかけてもオーストラリアが攻勢をかけ、ポゼッションしてオランダを自陣に押し込んでいく。すると43分、劣勢のオランダにアクシデントが発生する。ケイヒルに激突されたマルティンス・インディが負傷し、デパイが投入された。そのまま前半は1-1で終了する。
▽デパイが左ウイングに投入されたことによってロッベンを右ウイングに配する[4-3-3]に変更したオランダは50分、スナイデルがボックス手前左から強烈なミドルシュートを放つも、GKマシュー・ライアンのセーブに阻まれる。
▽ピンチを逃れたオーストラリアは53分、直前にブレッシャーノに代わって投入されていたボザニッチが大仕事を果たす。ボックス左からボザニッチが上げたクロスボールがヤンマートの手に当たってPKを獲得。これをジェディナクが枠の左に決めて、オーストラリアが逆転に成功した。
▽まさかの逆転を許したオランダたったが、58分にすかさず同点に追いつく。デパイのスルーパスを受けてオフサイドトラップをかいくぐったボックス左のファン・ペルシが、フリーの状態から豪快にゴールへ蹴り込んだ。
▽2-2となって以降はオープンな展開が続く。そんな中67分、オーストラリアにビッグチャンスが訪れる。しかし、ボックス左でフリーとなったオアーはクロスボールを選択し、レッキーの胸でのシュートは威力を欠いてGKシレッセンに難なくセーブされてしまう。するとその直後、オランダが勝ち越しに成功する。ゴール正面からデパイの放ったミドルシュートが、GKマシュー・ライアンの手を弾いてゴール右に突き刺さった。
▽失点を受けてオーストラリアはケイヒルを下げてハロランを右サイドに投入し、レッキーを最前線に配置。しかし、オランダが畳み掛けていく。74分、ファン・ペルシの落としをデ・ヨングがシュートに持ち込むも、GKマシュー・ライアンの好守に阻まれる。さらに79分にはファン・ペルシが、ループシュートでオーストラリアゴールに迫った。そのままオランダが主導権を握る形で試合は進み、3-2で逃げ切り。2連勝を飾ったオランダは、スペインがチリに敗れたことでグループステージ突破を果たした。
オランダ代表の関連記事
ワールドカップの関連記事
|
オランダ代表の人気記事ランキング
1
ホテルに女性を連れ込み代表追放…元Jリーガーの父を持つ“オランダの神童”シャビ・シモンズらU-19の5選手
バルセロナの下部組織出身で、現在はパリ・サンジェルマン(PSG)に所属している、MFシャビ・シモンズが、U-19オランダ代表チームから追放されていたようだ。 シャビ・シモンズは、オランダ代表の未来とも言われ、PSGでもその才能を高く評価。プレシーズンマッチでも軽快な動きを見せていた。 才能に疑いのないシャビ・シモンズは、Jリーグの京都サンガF.C.でもプレーしたレジリオ・シモンズ(登録名はレジ)の息子。18歳の期待の若手だが、チームメイト4人とともに代表を追放されてしまった。 オランダ『テレグラーフ』によると、シモンズの他に追放されたのは、アヤックスのFWアルジャニ・マルタ(18)、FWナジ・ユニュヴァル(18)、DFリオ・ヒレン(18)の3名と、フェイエノールトのFWミメイルヘル・ベニータ(17)とのことだ。 彼らは6日の午後、U-19イタリア代表との親善試合を欠場。バート・コンテルマン監督によって、チームへと帰されたとのことだ。 彼らはホテルの一室に2人の女子を連れ込んだとのこと。これは新型コロナウイルス(COVID-19)のプロトコル違反であり、すぐに5名が追放されたようだ。 コロナ禍において、選手のこうした問題行動は起こっているが、若気の至りというのだろうか。大事な試合の前に軽率な行動を取ったものだ。 この9月には、アメリカ代表MFウェストン・マッケニーもプロトコル違反で追放。また、南米ではアルゼンチン代表選手が虚偽の申告でブラジルに入国したとして、試合が中止する事態に陥るなどしている。 <span class="paragraph-title">【動画】シャビ・シモンズ、バルサのカンテラ時代の異次元プレー</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJLanFLbjFOUyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2021.09.08 11:45 Wed2
“オランダ代表のCB層はスゴい” 躍進ボローニャの25歳オランダ人CBが嘆き「正真正銘トップクラスしかいない…」
ボローニャのオランダ人センターバック、DFサム・ベウケマ(25)はA代表入りを夢見ているが…。 クラブ125年史で初のチャンピオンズリーグ(CL)参戦が決まったボローニャ。チアゴ・モッタ監督が現役時代の名声に劣らぬ指導力でチームを束ね、22歳FWジョシュア・ザークツィーに代表される若きタレントが躍動する。 ビッグクラブ移籍の噂も存在するザークツィーや24歳ルイス・ファーガソンらはアタッカー陣だが、今季セリエA36試合27失点という堅守を支える守備陣の奮闘も見逃せない。 最終ラインの中心は、表題のベウケマ。今季キャリア初の国外移籍としてAZからやってきた188cmセンターバック(CB)で、直近のナポリ戦は累積警告で出場停止も、状態に問題がなければ指揮官のファーストチョイスだ。 チームの躍進と共に自信が深まっているようで、CL行き決定を祝福される形で実施された母国オランダ『Ziggo Sport Voetbal』のインタビューにて、オランダ代表初招集への想いを率直に語っている。 「正直言って、開幕前にCLの切符を掴めるなんて微塵も思ってなかった(笑) クラブ計画にも入ってなかったしね。頑張って欧州の舞台(ELやECL)へ行こう、が大きな目標だったね」 「幼い頃からCLでプレーする自分を思い描いてきた。だから、キャリアのネクストステップは、CLで自分の価値を存分に発揮すること。だって僕はオランダ代表に入りたいからね」 しかし、2024年現在のオランダ代表は、世界No.1と言っても過言ではないほど、CBの層が厚い。 「(オランダ代表メンバーの)招集リストが世間に公表されるたび、電話がかかってない僕も、わずかな希望にすがって『僕の名前はあるかな…』なんて、そのリストを見る」 「僕はいたって現実的な人間なんだろう。オランダ代表には正真正銘トップクラスのディフェンダーしかいない…。鍛錬を続けて、チームに影響を与えられる選手になるしかないんだろうね。いつかその日が来るまで…」 リバプールのDFヴィルヒル・ファン・ダイク(32)、インテルのDFステファン・デ・フライ(32)、マンチェスター・シティのDFナタン・アケ(29)、バイエルンのDFマタイス・デ・リフト(24)、トッテナムのDFミッキー・ファン・デ・フェン(23)…。 年齢層のバランスが比較的良く、揃いも揃ってトップクラブの主力選手たちというオランダ代表CB陣。左サイドをメインとするジローナ所属の重鎮DFデイリー・ブリント(34)もCBに対応可能という状況がある。 切にオランダ代表入りを夢見るベウケマ。地道にキャリアを積んできた25歳は、世代別も含めオレンジのユニフォームに袖を通した経験がない。その日が来ることを願いたい。 2024.05.14 16:40 Tue3
北中米W杯の欧州予選組み合わせ決定! 12カ国+POの4カ国が出場権獲得、来年3月からスタート【2026年北中米W杯欧州予選】
欧州サッカー連盟(UEFA)は13日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)欧州予選の組み合わせ抽選会を実施した。 アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国が共催する次のW杯。これまでの32カ国から、48カ国に出場国が増加し、規模が大きくなった初の大会となる。 アジア、南米、アフリカではすでにW杯予選がスタートしている中、ヨーロッパはUEFAネーションズリーグ(UNL)が開催されており、ここから本格的に予選がスタートする。 12のグループに分かれて行われる欧州予選。各グループの1位はW杯出場権を獲得。グループ2位の12カ国はプレーオフに進出し、その中から4カ国が出場権を獲得。ヨーロッパからは合計16カ国が出場することとなる。 UNLの準々決勝以降はまだ行われていないため、一部のグループは組み合わせが決まっていない中、確定しているグループもある。 イングランド代表はグループKに入り、5カ国で戦うことに。セルビア代表、アルバニア代表、ラトビア代表、アンドラ代表と同居した。 また、ベルギー代表はグループJに入り、ウェールズ代表、北マケドニア代表、カザフスタン代表、リヒテンシュタイン代表と同居している。 欧州予選は2025年3月から11月までの5回のインターナショナル・マッチウィークで行われることに。4カ国で組まれているグループAからFまでは9月まで予選が行われないこととなる。 <h3>◆2026年北中米W杯欧州予選組み合わせ</h3> 【グループA】 ドイツ/イタリア勝者 スロバキア 北アイルランド ルクセンブルク 【グループB】 スイス スウェーデン スロベニア コソボ 【グループC】 ポルトガル/デンマーク勝者 ギリシャ スコットランド ベラルーシ 【グループD】 フランス/クロアチア勝者 ウクライナ アイスランド アゼルバイジャン 【グループE】 スペイン/オランダ勝者 トルコ ジョージア ブルガリア 【グループF】 ポルトガル/デンマーク敗者 ハンガリー アイルランド アルメニア 【グループG】 スペイン/オランダ敗者 ポーランド フィンランド リトアニア マルタ 【グループH】 オーストリア ルーマニア ボスニアヘルツェゴビナ キプロス サンマリノ 【グループI】 ドイツ/イタリア敗者 ノルウェー イスラエル エストニア モルドバ 【グループJ】 ベルギー ウェールズ 北マケドニア カザフスタン リヒテンシュタイン 【グループK】 イングランド セルビア アルバニア ラトビア アンドラ 【グループL】 フランス/クロアチア敗者 チェコ モンテネグロ フェロー諸島 ジブラルタル 2024.12.14 01:07 Sat4
往年の名手ライカールト、古巣ミランで躍動するオランダ代表の後輩を絶賛「本当に好き」「世界No.1のMFへ軌道に乗った」
元オランダ代表のフランク・ライカールト氏が、古巣ミランで躍動する後輩を絶賛した。 20世紀終盤のサッカー界を代表するスーパースターだったライカールト氏。80年代にミランで欧州を制し、90年代にアヤックスで欧州を制し、そして監督としては2000年代にバルセロナで欧州の頂点へと登り詰めた。 選手キャリアの全盛期は、オランダトリオの一角として時代を謳歌したミランでの5年間。氏は5日、今なお愛着を持つミランのCLレアル・マドリー戦を観戦し、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で試合を振り返った。 「タイアニ・ラインデルス。私は彼が世界最高のセントラルハーフになることを長らく望んできたが、どうやら正しい軌道に乗ったようだ」 「ほんとうに彼のプレーが好きでね。ミランにおけるラインデルスの役割、重要性がますます高まっているようで嬉しい限りだ」 「あらゆる状況に対応できるユーティリティ性があり、フォア・ザ・チームの精神を持ち合わせている。何よりクオリティが高く、相手にとって危険な場面を作り出す術に長けている」 「そんな選手が自らゴールを陥れる頻度も高まっているという事実だ。これこそがチームのキープレーヤーであることを裏付けている。ラインデルスが進歩し、ミランも進歩する」 「私はこれからもラインデルスに想いを馳せる。彼がミランで素晴らしい瞬間を経験する機会が増えることを、心底願っているよ」 先月末にミラネッロを訪れ、ラインデルスとの対面も果たしていたライカールト氏。オランダ代表における後輩の“虜”となったようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】ライカールト氏が絶賛した男はCLマドリー戦でもゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="pt" dir="ltr">Rafael Leão Reijnders<a href="https://twitter.com/hashtag/UCL?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#UCL</a> <a href="https://t.co/BsVVKBQMZc">pic.twitter.com/BsVVKBQMZc</a></p>— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) <a href="https://twitter.com/ChampionsLeague/status/1854493753735872995?ref_src=twsrc%5Etfw">November 7, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.07 21:10 Thu5