今季初出場の吉濱が2ゴール! 湘南がJ2連勝記録に並ぶ《J2》

▽18日に行われたJ2第14節の湘南vs福岡は、湘南が2-0で勝利した。

▽開幕から13連勝中の首位・湘南(勝ち点39)がホームに10位の福岡(勝ち点19)を迎えた。2000年に札幌が記録したJ2最多連勝記録にあと1勝と迫る湘南は、立ち上がりから豊富な運動量とショートパスで試合の主導権を握り、次々にチャンスを作り出していった。5分にはボックス左でボールを受けたMF菊池がシュートを放つも、GK神山のファインセーブ阻まれた。10分には裏に抜けたFW武富が右足でボレーシュートを放ったが枠を捉えきれなかった。

▽守勢の福岡だったが、時間の経過とともに落ち着きを取り戻すと、守備時に素早い戻りからスペースを埋め、ボールを奪ってから前線のFW坂田やMF酒井を走らせるカウンターを仕掛けた。しかし試合の大勢は変わらず、38分には再び湘南が決定機を迎えた。裏に抜け出したFW大槻が神山をかわして倒れ込みながらシュートを放つ。しかしこれはゴールライン上でDF阿部にクリアされ、湘南は得点を奪えない。前半に10本ものシュートを放った湘南だったが、ゴールレスでハーフタイムを迎えた。

▽後半は先に福岡がチャンスを作り出す。47分に右サイドの深い位置でボールを受けたFW坂田がボックス右から右足でシュートを放つも、ボールは枠の上へと外れてしまった。対する湘南は53分、右サイドの深い位置まで攻め上がったDF三竿のクロスからゴール前で混戦となると、最後は武富が右足でコントロールシュートを放つ。しかし、これも枠を捉えきれなかった。

▽運動量の落ちない湘南が攻め続ける展開が続くも、福岡は体を張った守備でゴールを与えない。湘南は83分に、今季初出場となるFW吉濱を投入した。すると、この交代が功を奏す。右サイドを切り崩した湘南は、クロスからゴール前で混戦となると、最後はボックス内の吉濱が左足でボレーシュートを突き刺し、湘南がついに先取点を奪った。

▽さらに90分には、FW岡田が抜け出して神山と一対一を迎える。岡田のシュートはセーブされたもののこぼれ球を吉濱がプッシュして湘南が試合の大勢を決める2点目を奪った。追加タイムにまたも吉濱に決定機が訪れるも、ここはゴールを奪えず。試合はそのまま終了を迎え、湘南がJ2記録に並ぶ14連勝を達成した。