ラツィオvsヴェローナは3-3《セリエA》

5日に行われたセリエA第36節、ラツィオvsヴェローナは、3-3の引き分けに終わった。

どちらもEL出場権が狙える9位タイの2チームの対戦は、点の取り合いとなった。

先にチャンスをつくったのはヴェローナ。得点王争い中のベテランFWトニが好機に絡む。相手のミスを生かして抜け出したハルフレドソンがトニにパスを送ったが、エースのシュートは枠外だった。

すると、30分にラツィオがカウンターでスコアを動かす。速攻を仕掛けると、左のカンドレーバに絶妙な強さのパスが通り、これをダイレクトで中へ。フリーで受けたケイタが、冷静にコントロールして決めた。

しかし、ヴェローナ前半のうちに追いつく。マルキーニョのミドルシュートが決まって、1-1となった。

後半も先手を取ったのはラツィオ。60分、ペナルティーエリア手前からのルリッチのパスはDFにカットされたが、クリアにもたつく間にボールを取り戻し、抜け出したルリッチが流し込んだ。

それでもヴェローナは諦めない、69分、中央で前を向いたサーラは右のトニではなく、左のイトゥルベにスルーパス。20歳の若手がこれをしっかり決めた。

83分には、ヴェローナがこの試合初のリードを手にした。左サイドからグラウンダーのクロスが入ると、ラツィオはニアのラドゥが間に合っていたものの、敵がいないと思ったのか、ボールを見送った。ここにいたロムロがゴール。ヴェローナが逆転する。

しかし、それでも試合は終わらない。86分にルリッチが退場となって迎えたアディショナルタイム。ラツィオは左サイドの低い位置からクロスを入れると、クローゼがアルベルタッツィに倒されたため、PKを獲得。アルベルタッツィは退場になった。

このPKはマウリがGKに止められてしまうが、こぼれ球をマウリが自ら詰めて3-3。勝ち点1を分け合っている。
提供:goal.com