ヤヤ・トゥーレ&シルバ不在のシティが最下位に痛恨のドロー《プレミアリーグ》

▽悪天候のため延期されていたプレミアリーグ第26節が16日に開催され、マンチェスター・シティvsサンダーランドは2-2のドローに終わった。

▽13日に開催された首位・リバプールとの大一番に敗れたシティは、2試合未消化ながら、その首位との勝ち点差が「7」に開いた。自力優勝の権利をリバプールに渡したシティは今節、ヤヤ・トゥーレとシルバが共にケガで欠場。ペジェグリーニ監督は、アグエロとネグレドの2トップを起用してホームで勝利を目指した。

▽ヤヤ・トゥーレとシルバが不在のシティだが、立ち上がりの2分に試合を動かす。敵陣でネグレドがカッターモールからボールを奪うと、アグエロのパスをボックス右で受けたフェルナンヂーニョがゴール右隅に突き刺し、シティが早々に先制点を奪った。一方、立ち上がりに失点したサンダーランドだが、果敢にゴールを奪いにいく。ボリーニやA・ジョンソンがチャンスを迎えたが、いずれも枠を捉えられず同点とはならない。結局、シティの1点リードで前半を終えた。

▽迎えた後半、シティはナスリを中心にボールを動かして2点目を奪いにいく。しかし、なかなかチャンスを作れずにいると、ペジェグリーニ監督はアグエロとネグレドを下げてゼコとヨベティッチを投入。攻撃陣に変化を付けて追加点を目指した。

▽対するサンダーランドは、ジャッケリーニなど攻撃的なカードを投入して同点ゴールを目指した。すると交代が的中したのは、1点を追うアウェイチーム。73分、ボックス左からジャッケリーニが入れたクロスをファーサイドでフリーのウィッカムが合わせて同点とした。

▽追いつかれたことで攻勢をかけたシティを尻目に、サンダーランドが再びネットを揺らす。83分、カウンターからジャッケリーニのラストパスを受けたウィッカムがこの日2点目となるゴールを奪ってサンダーランドが逆転に成功した。試合をひっくり返されたシティは88分、ボックス右からヨベティッチがマイナスに折り返したボールをナスリが押し込んで何とか同点に持ち込んだ。結局、このまま試合は終了。最下位を相手に痛恨のドローに終わったシティは、首位のリバプールとの勝ち点差を6までしか詰めることができなかった。