バレンシア、メスタージャでヘタフェに逆転負け《リーガエスパニョーラ》

2014.03.31 08:23 Mon
30日のリーガエスパニョーラ第31節、バレンシアは本拠地メスタージャでのヘタフェ戦を1-3で落とした。3月を1勝2分け3敗と低調な成績で終えたバレンシアは、勝ち点40で9位に位置。じつに16試合ぶりとなる勝ち星を手にしたヘタフェは勝ち点を31として16位に浮上している。

メスタージャでの過去8戦を7勝1分けで終えるなど、相性の良いヘタフェを迎えたバレンシア。7分にパレホのCKからバルガスがヘディングシュートを決めて幸先の良いスタートを切ったが、その後にコスミン監督のチームの反撃に遭う。まず24分、ボックス手前のラフィタに振りの速いシュートからネットを揺らされ、27分にはエスクデロのクロスからシプリアンの逆転弾を許した。

ビハインドを負ったバレンシアはパレホ、バルガスが決定機を迎えるも最後の詰めで精度を欠く。ピッツィ監督は後半途中ンにジョナス、オリオル・ロメウとの交代でパコ・アルカセル、フェグリを投入。トップ下でプレーしていたパレホをボランチの位置に下げ、バルガス&P・アルカセルを最前線に置く4-4-2のシステムで打開を図った。

この交代策によって一時的に流れをつかんだバレンシアだったが、63分にセンデロスが放ったヘディングシュートはGKコディナの好守に阻まれ、64分にボックス内のP・アルカセルが叩いたボールはクロスバーに直撃。決定機を物にできずにいると、88分にペドロ・レオンにボックス内への侵入を許し、勝負を決定付ける3点目を決められた。

1-3となった直後には、北スタンドに陣取る過激派ファンを挑発したP・ロペスをマテューが押し倒して、2回目の警告で退場に。さらにピッチを後にするマテューに侮辱的な言葉を吐いたコントラ監督も退席処分となり、試合は混沌に包まれた。“P・ロペス死ね”とのコールがメスタージャ中に響き渡るなど、険悪な雰囲気の中で試合終了のホイッスルが吹かれている。

エル・サダールでのオサスナvsレアル・ソシエダは1-1のドローで終了した。連勝を逃したソシエダは5位セビージャと勝ち点50で並んで6位、6試合ぶりの白星を取り戻したオサスナは残留圏17位バジャドリーと同勝ち点で19位に位置している。

3-2で勝利した2002-03シーズン以降の成績が2分け5敗と、難所エル・サダールで勝利から見放されているソシエダ。この一戦では7分にカルロス・ベラのお膳立てからカストロが先制点を記録するも、58分にCKからオリオル・リエラのヘディングシュートを許して同点に追いつかれる。アラサテ監督は温存していたグリーズマン、カナレスを投入して打開を図るも、オサスナに押し込まれたまま試合終了を迎えた。

また、エル・マドリガルでのビジャレアルvsエルチェのダービーも1-1で勝ち点を分け合った。ビジャレアルは勝ち点49で7位、エルチェは降格圏と勝ち点2差で15位につけている。

マルセリーノ監督率いるチームは30分、クラシコでも話題を振り撒いたウンディアーノ・マジェンコ主審の疑惑の判定をきかっけに失点。ボックス内でボティアとボールを奪い合ったペルベがファウルと犯したとの判定で、このPKをダミアンに決められた。43分にはモイ・ゴメスの浮き球のパスからジョナタン・ペレイラが同点弾を決めるも、逆転弾を奪えぬまま試合を終えている。

この日の正午開催試合、ホセ・ソリージャでのバジャドリーvsアルメリアは、5分のマヌーチョの得点によって1-0でバジャドリーが勝利。4試合ぶりの勝利を手にしたバジャドリー、2試合勝ち星なしのアルメリアはともに勝ち点30でそれぞれ17位、18位に位置している。
提供:goal.com

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