フィオレンテイーナが敵地で10人のナポリを撃破《セリエA》
2014.03.24 04:43 Mon
▽セリエA第29節が23日に行われ、ナポリvsフィオレンティーナは0-1でアウェイのフィオレンティーナが勝利した。
▽現在、リーグ戦2連勝で1試合未消化の2位ローマを勝ち点6差で追う3位のナポリ(勝ち点58)は、ミッドウィークに行われたELポルト戦で2-2のドローに終わり2戦合計2-3で敗れ、EL敗退。迎えた今節、同じくELでユベントスに敗れた4位フィオレンティーナ(勝ち点48)とのCL出場権を懸けた直接対決に臨んだ。
▽ミッドウィークの試合のメンバーから数名を入れ替えてこの一戦に臨んだ両チームは、積極的に主導権争いを繰り広げていく。だが、時間の経過と共に縦への推進力を生かしたカウンターから流れを掴んだナポリは9分にイグアインがダイレクトボレー、22分にハムシクがボックス内に抜け出して決定的なシュートを放つも、いずれのシュートも相手GKネトの好守に阻まれる。
▽その後もナポリペースで試合は推移していくが、37分に試合の流れを変えるアクシデントが発生する。カウンターからバイタルエリアに抜け出したバキッチがグラムに後方から倒される。主審はグラムが決定機阻止を図ったと判定し、レッドカードを掲示した。この退場を受けて、ナポリはレヴェイエールを左サイドバック、カジェホンを右サイドバック、ハムシクを右サイドハーフに配した[4-4-1]の布陣に変更し、応急処置を施した。
▽10人のナポリを相手になかなか主導権を掴みきれないフィオレンティーナは、クアドラードのドリブル突破を起点に相手守備を崩しにかかる。64分にはクアドラードのラストパスからイリチッチが決定的なシュートを放つも、いずれのシュートも枠を捉えられない。攻めあぐねる展開を受けてモンテッラ監督はロンカーリアに代えてバルガス、負傷したゴメスに代えてマトリを投入。76分にはそのマトリに絶好のゴールチャンスも、マトリはホアキンの絶妙な右クロスをゴールネットに収めることはできず。
▽その後、試合終盤にかけて我慢していた交代カードを切っていったナポリはイグアインをベンチに下げて守備的MFのベーラミを投入するなど、勝ち点1を確実に取りに行く現実的な采配を見せる。だが、投入直後のメルテンスが負傷交代でピッチを去るアクシデントに見舞われるなど、運に見放されたナポリは、試合をクローズすることができない。
▽すると87分、ボックス左に抜け出したマトリの対応にGKレイナが釣り出されると、マトリのマイナスのパスをボックス手前で受けたパスクアルが絶妙なワンタッチクロスを送る。これをゴール前のホアキンが頭で無人のゴールへ流し込んだ。そして、最後までこのリードを守りきったフィオレンティーナが、敵地でCL出場権を争うナポリ相手に価値ある勝利を手にした。
▽現在、リーグ戦2連勝で1試合未消化の2位ローマを勝ち点6差で追う3位のナポリ(勝ち点58)は、ミッドウィークに行われたELポルト戦で2-2のドローに終わり2戦合計2-3で敗れ、EL敗退。迎えた今節、同じくELでユベントスに敗れた4位フィオレンティーナ(勝ち点48)とのCL出場権を懸けた直接対決に臨んだ。
▽ミッドウィークの試合のメンバーから数名を入れ替えてこの一戦に臨んだ両チームは、積極的に主導権争いを繰り広げていく。だが、時間の経過と共に縦への推進力を生かしたカウンターから流れを掴んだナポリは9分にイグアインがダイレクトボレー、22分にハムシクがボックス内に抜け出して決定的なシュートを放つも、いずれのシュートも相手GKネトの好守に阻まれる。
▽その後もナポリペースで試合は推移していくが、37分に試合の流れを変えるアクシデントが発生する。カウンターからバイタルエリアに抜け出したバキッチがグラムに後方から倒される。主審はグラムが決定機阻止を図ったと判定し、レッドカードを掲示した。この退場を受けて、ナポリはレヴェイエールを左サイドバック、カジェホンを右サイドバック、ハムシクを右サイドハーフに配した[4-4-1]の布陣に変更し、応急処置を施した。
▽10人のナポリを相手になかなか主導権を掴みきれないフィオレンティーナは、クアドラードのドリブル突破を起点に相手守備を崩しにかかる。64分にはクアドラードのラストパスからイリチッチが決定的なシュートを放つも、いずれのシュートも枠を捉えられない。攻めあぐねる展開を受けてモンテッラ監督はロンカーリアに代えてバルガス、負傷したゴメスに代えてマトリを投入。76分にはそのマトリに絶好のゴールチャンスも、マトリはホアキンの絶妙な右クロスをゴールネットに収めることはできず。
▽その後、試合終盤にかけて我慢していた交代カードを切っていったナポリはイグアインをベンチに下げて守備的MFのベーラミを投入するなど、勝ち点1を確実に取りに行く現実的な采配を見せる。だが、投入直後のメルテンスが負傷交代でピッチを去るアクシデントに見舞われるなど、運に見放されたナポリは、試合をクローズすることができない。
▽すると87分、ボックス左に抜け出したマトリの対応にGKレイナが釣り出されると、マトリのマイナスのパスをボックス手前で受けたパスクアルが絶妙なワンタッチクロスを送る。これをゴール前のホアキンが頭で無人のゴールへ流し込んだ。そして、最後までこのリードを守りきったフィオレンティーナが、敵地でCL出場権を争うナポリ相手に価値ある勝利を手にした。
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