ギリシャ、韓国に完敗《国際親善試合》
2014.03.06 04:00 Thu
▽国際親善試合のギリシャ代表vs韓国代表が5日に行われ、韓国が0-2で勝利した。ブラジルワールドカップで日本代表と同じグループCに入ったギリシャと日本の永遠のライバル、韓国がアテネの地で対峙したこの一戦。今冬の移籍市場でフルアムに移籍したエースのFWミトログルやセルティックのFWサマラスが先発したギリシャに対して、韓国代表は新潟のDFキム・ジンスや柏のMFハン・グギョンらJリーグ所属選手と、レバークーゼンで活躍するMFソン・フンミンら欧州組が先発に名を連ねた。
▽親善試合特有のゆったりとしたリズムでスタートした試合は、序盤からボールを保持するアウェイチームが時間の経過と共に主導権を掴んでいく。すると18分に韓国は左サイドのソン・フンミンのフィードに抜け出したパク・チュヨンが、冷静にGKとの一対一を制して先制点を奪った。
▽一方、この失点でようやく目を覚ましたギリシャはここから反撃に転じていく。しかし、23分にカウンターからカツラニスが迎えた決定機は右ポストに直撃。続く31分には左CKの流れからトロシディス、A・パパドプーロスが決定的なシュートを放つが、いずれのシュートもクロスバーに嫌われ、同点ゴールとはならず。結局、前半は韓国の1点リードで終了となった。
▽互いにハーフタイムで数名を入れ替えて臨んだ後半も、立ち上がりから韓国ペースが続いていく。すると韓国は55分、ク・ジャチョルのスルーパスに抜け出したソン・フンミンがボックス左角度のないところからニアポストの上隅に豪快に蹴り込んで追加点を奪う。
▽早い時間帯に2失点目を喫したギリシャは積極的に攻撃的な交代カードを切って攻勢を強めていく。しかし、63分にボックス内でD・パパドプーロスが決定機を迎えるもシュートを枠に飛ばせず、点差を縮めることができない。
▽その後は再び拮抗した展開で試合は推移していくも、互いに決め手を欠き、韓国の2-0で試合はタイムアップ。敵地でギリシャを撃破した韓国が本大会に向けて自信を付けた一方、敗れたギリシャは攻守に課題の残る結果となった。
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