リバプール、痛恨のミスでWBAとドロー《プレミアリーグ》

プレミアリーグ第24節のWBAvsリバプールの一戦が2日行われ、1-1の引き分けに終わった。

立ち上がりはWBAにボールを持たれたリバプールだが、7分にはFKからスアレスのシュートで相手ゴールを脅かす。なかなか良い形で前線にボールが渡らずチャンスは乏しかったが、24分にはスアレスのワンプレーが突然のように先制点を生み出した。

右サイドで裏を取ったスターリングがペナルティーエリア内でボールを受け、外側に回ったスアレスに渡す。戻りきったWBA守備陣は対応できているかに見えたが、スアレスが一瞬の隙を突いて左足で上げたボールが相手全員を無力化し、ファーポストで完全にフリーになっていたスタリッジの足元へ。オフサイドぎりぎりの位置で受けたスタリッジが難なく押し込んでリバプールが先制した。

これで楽になったリバプールは27分にもスアレスのFK、33分にはCKからのゴール前の混戦で追加点に迫る。ポゼッションでも優位に立ったリバプールが余裕を持って試合を進めていく。

追いつきたいWBAも42分、ゲラが鋭いシュートでゴールを狙ったが枠を捉えられず。両チームとも少ないチャンスを生かしきれず、前半はそのまま1点差で折り返した。

後半も積極的にスタートさせたWBAは、53分に絶好の同点チャンス。CKに中央で合わせたマッコーリーが至近距離からのヘッドで枠を捉えたが、GKミニョレが見事な反応で弾き出してゴールを割らせなかった。

59分には、先制点以来なかなか見せ場のなかったスアレスが惜しくも追加点を逃す。最終ラインからのロングボールを巧みに処理し、ボールを軽く浮かせての切り返しでマッコーリーをかわしてゴール前でフリーになったが、シュートはフォスターの足に弾き返されてしまった。

2点目を奪えなかったリバプールは、67分に信じがたいようなミスからリードを失うことになってしまう。GKミニョレからボールを受けたコロ・トゥーレが中央へパスを送ると、このボールが交代出場したばかりだったアニチェベの足元へ。思わぬプレゼントを冷静に受け取ったアニチェベがGKミニョレの左側にシュートを蹴り込み、WBAが試合を振り出しに戻した。

78分には交代出場のジョー・アレンのシュートに続いて、スターリングのスルーパスでゴール前に抜けたスタリッジがフォスターに阻まれ、さらにジェラードのCKからミスを挽回したいコロ・トゥーレがヘッドで狙う。立て続けにリバプールがゴールに迫るが勝ち越しの2点目は生まれず、刻々とタイムアップが迫り始める。

結局その後はチャンスすら生まれず、1-1で試合終了。リバプールは前節のダービー大勝で築いた勝ち点差を無駄にし、5位エバートンに2ポイント差に迫られてしまった。


提供:goal.com