勝ち点6で16強のゼニト 「こんな試合で賛辞は受けられない」

2013.12.12 12:19 Thu
ゼニトは11日、CL・グループステージ最終節でオーストリア・ウィーンと対戦し、敵地で1-4と敗れたが、決勝トーナメント進出を決めた。ルチアーノ・スパレッティ監督は、こういった試合の後でベスト16進出への賛辞は受けられないと話している。

勝ち点1差のポルトと突破を争っていたゼニトは、35分にFWアレクサンドル・ケルジャコフのゴールで先制するが、前半のうちに追いつかれると、後半に3失点。最下位相手に完敗を喫した。

だが、すでに突破を決めていたアトレティコ・マドリーがポルトを2-0と下したため、ゼニトは勝ち点6ながら決勝トーナメント進出が決定。勝ち点6でのグループステージ突破は史上初のことだ。

スパレッティ監督は試合後、次のように話している。クラブの公式ウェブサイトが伝えた。

「前半はとても良いプレーで、正しいことができた。先制に値したし、追加点を奪うにもふさわしかったと思う。だが残念なことに、それから一つのエピソードで我々の試合は殺された。前半終了間際の失点のことだ。それで熱意が失われた。それに、マドリッドでの試合経過(前半終了時にアトレティコが2点をリード)から、偉大なチームが決してしてはいけない答えを出してしまった」

「このような試合の後で賛辞を受けるのは難しい。何度も言ってきたが、私にとっては結果よりも試合内容、ピッチで見せることの方が重要だ。その上で、6試合のうち一つを選ぶとしたら、敵地でポルトに勝利したことが決定的になったと思う」

スパレッティ監督は、ベスト16に進んだことは重要だとしつつ、今後について話し合わなければいけないとも述べている。

「我々にとって突破はとても重要だった。その目標を達成することはできたね。もっと期待されているというのは、また別の話だ。その点については、まず私の責任だと感じている」

「バカンスに入る前に、クラブの首脳陣と話し合うよ。真剣に深く分析する。その分析が、チームや私にとっての決断につながるだろう。クラブにおいて、立場が論じられないのは、会長だけなんだ」


提供:goal.com

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