本田フル出場のCSKA 4得点でリーグ3連勝《ロシア・プレミアリーグ》

2013.11.11 00:41 Mon
10日に行われたロシア・プレミアリーグ第16節、CSKAモスクワvsテレク・グロズヌイは、4-1でホームのCSKAが勝利を収めた。MF本田圭佑はフル出場したが、ゴールはなかった。

ミッドウィークのCLでマンチェスター・シティに敗れたCSKAだが、この日は立ち上がりから今季1勝で15位と低迷するテレクを圧倒する。まずは9分、ミラノフが左サイドを突破してクロスを入れると、ドゥンビアがこれに合わせ、早い時間帯に均衡を破った。

17分にはアイウトンのヘディングシュートがクロスバーを叩き、ヒヤリとしたが、20分にはCSKAに追加点。ドゥンビアとのパス交換でペナルティーエリア内へ抜け出したトシッチが、飛び出してきたGKを越えるループシュートを決めてリードを広げる。

CSKAの勢いは止まらず、24分にはセットプレーから3点目。エルムのFKにヴァーンブルームが反応し、相手GKと交錯すると、こぼれたボールをイグナシェビッチが押し込んだ。32分にも速い攻めから、左クロスにトシッチがボレーで合わせるが、これは相手GKに阻まれる。

38分には、本田のパスから4点目が生まれた。本田がちょんと浮かせてペナルティーエリア内にパスを送ると、相手DFを先んじてこれを拾ったドゥンビアが後方から倒され、PKを獲得。ドゥンビアが自ら沈め、CSKAは大量4点のリードで前半を終えた。

後半に入っても、CSKAは52分にドゥンビアのシュートがクロスバーを直撃。だが、4点リードしていることもあってか、徐々にペースダウンしていく。すると72分、イバノフのスルーパスからアイウトンに決められ、失点をしてしまう。この日もクリーンシートで終えることができなかった。

81分には、トシッチの仕掛けから、パスを受けた本田がペナルティーアークから左足でシュート。だが、これは惜しくもポストの横へとそれる。それでも、このまま3点のリードを逃げ切り、CSKAが3連勝を飾った。

今節は首位ゼニト・サンクトペテルブルク、2位ロコモティフ・モスクワの上位勢がそろって黒星。CSKAにとっては貴重な白星となった。ゼニトとは勝ち点6差、ロコモティフとは同3差に縮まっている。次節は23日、今節ゼニトを4-2と下した3位スパルタク・モスクワと対戦する。


提供:goal.com

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