海外組まとめ:清武1G1A、長友もアシスト
2013.09.30 13:43 Mon
各国でミッドウィークにも試合が組まれる過密日程の中、週末にも当然ながら試合が行われた。日本人選手たちの状況をまとめてみよう。
マンチェスター・ユナイテッドの日本代表MF香川真司はプレミアリーグ第6節WBA戦に左MFで先発出場。リーグ戦では今シーズン初の出場となった。カウンターから絶妙なクロスを上げ、アンデルソンのヘッドがクロスバーを叩いた場面や、軽快なステップからシュートを放つなど好プレーも見せていた香川だが、0-0で折り返したハーフタイムに交代。その後ユナイテッドは1-2で敗れる結果となり、リーグ2連敗で上位に大きく離されつつある。
アーセナルのFW宮市亮はスウォンジー戦でベンチ入りしたが、出場機会は訪れず。2-1で勝ったアーセナルは首位を守った。日本代表DF吉田麻也とFW李忠成がベンチ入りしなかったサウサンプトンはクリスタル・パレスに2-0で勝利し、暫定5位と好調を維持。連続無失点に加えてFW陣も結果を出し、2人にとっては厳しい状況が続いている。
セリエA第6節では、インテルの日本代表DF長友佑都がアウェイでのカリアリ戦にフル出場。今回はジョナタンの休養により右サイドでのプレーとなった。開始直後に枠を捉えたシュートをGKの好守に阻まれるなど積極的なプレーを見せていた長友は、0-0で迎えた後半に先制アシストを記録。パラシオのスルーパスを受けてゴールライン付近まで侵入すると、中央に走り込んでいたイカルディの頭に綺麗に合わせた。試合はその後同点に追いつかれ1-1で終了し、インテルは今季無敗を守ったが、開幕6連勝のローマには差を広げられる結果になった。
ドイツ・ブンデスリーガ第7節、ニュルンベルクがアウェイでブレーメンと対戦した試合ではニュルンベルクの日本代表MF長谷部誠とMF清武弘嗣がともに先発フル出場。2点を奪われて迎えた前半終了間際、清武はこぼれ球を拾って右足で今季2点目のゴールを決め、反撃の口火を切った。後半に追いついたニュルンベルクだが、66分にまたもゴールを奪われ2-3。その4分後、清武のスルーパスで抜け出したフロウシェクがゴールを決めて3-3の同点とした。ニュルンベルクは7試合で5つ目のドロー。清武の1ゴール1アシストの活躍はあったが、今季初勝利はまたもお預けとなった。
フランクフルトMF乾貴士はミッドウィークに行われたカップ戦で古巣となるボーフム相手に1得点1アシストと活躍したが、週末のハンブルガーSV戦はベンチスタート。73分から出場したが、終盤に追いつかれたフランクフルトは2-2のドローに終わった。
ヘルタ・ベルリンvsマインツではヘルタ・ベルリンの日本代表MF細貝萌がボランチでフル出場。マインツの日本代表FW岡崎慎司も先発し、81分までプレーした。試合は3-1でホームのヘルタ・ベルリンが今季3勝目。細貝は中盤で攻守のバランスを維持し、チームの勝利を支えていた。
シャルケの日本代表DF内田篤人はアウェイのホッフェンハイム戦に右サイドバックでフル出場。シャルケは二度の2点差を守りきれずに3-3で引き分けるという結果となってしまった。内田は攻撃に絡む機会は多くなく、それほど持ち味を発揮することはできなかった。
ハノーファーの日本代表DF酒井宏樹は3位レバークーゼン戦に右サイドバックでフル出場したが、0-2で敗戦。上位チーム相手に劣勢を強いられ、終始主導権を握られる苦しい試合となった。
シュツットガルトの日本代表DF酒井高徳はアウェイでのブラウンシュヴァイク戦に右サイドバックでフル出場し、チームは敵地で4-0の快勝。ゴールには直接絡まなかった酒井高だが、堅実な守備で無失点に貢献した。
ロシア・プレミアリーグではCSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑がテレク・グロズヌイ戦に出場したが精彩を欠き、チームは0-2の敗戦。4試合連続無得点で、今季未勝利だった最下位チームに初勝利をプレゼントする最悪の結果となった。CSKAは4位で、スパルタク・モスクワとの首位攻防戦を制したゼニトとの差は5ポイントに開いている。
エールディビジ第8節、フィテッセの日本代表FWハーフナー・マイクはNECとの“ヘルダーラント・ダービー"にフル出場。1-1で迎えた40分、スルーパスを受けてディフェンスラインの裏に抜け出すと、後方から追いついたDFに倒されてPKを獲得し、チームの勝ち越しゴールを導き出した。後半には自らゴールを決めたかに見えた場面もあったが、不運な判定のため認められず。DF3人に囲まれながらゴールに向かったハーフナーは、倒されながらもボールに足を伸ばし、GKの脇を抜いたボールがネットに収まったが、エリアのすぐ外で倒された時点ですでにファウルの笛が吹かれていた。その後追いつかれたフィテッセだが、アディショナルタイムのルーカス・ピアソンの決勝点で3-2の勝利。1ポイント差に6チームがひしめく混戦の中、フィテッセは6位ではあるが1試合多く残している。
ユトレヒトMF高木善朗ははローダ戦でベンチスタートとなったが、味方選手の負傷により18分から右MFで出場。厳しいとも思える判定で2枚のイエローカードを受け、終盤の87分に退場する結果となってしまった。試合は打ち合いの末、3-3のドローに終わっている。
ベルギーではスタンダール・リエージュの勢いが止まらず、アウェイでセルクル・ブリュージュに5-0で大勝して開幕9連勝。フル出場のGK川島永嗣は好セーブを見せる場面もあり、公式戦4試合ぶりの完封に貢献した。
スイス・スーパーリーグではヤング・ボーイズがチューリッヒとの上位対決に0-1で敗戦。ヤング・ボーイズFW久保裕也は先制された直後の54分から交代出場したがゴールを奪えなかった。3戦連続無得点で、開幕5連勝のあと5試合白星のないヤング・ボーイズは首位バーゼルと3ポイント差の3位となっている。
ポーランド・エクストラクラサではポゴニ・シュチェチンMF赤星貴文およびMF村山拓哉がクラコビア・クラクフ戦にともに先発フル出場。1-0の勝利を収めたポゴニ・シュチェチンは2位の好位置に付けている。MF松井大輔の所属するレヒア・グダニスクは月曜日に試合が予定されている。
ドイツ2部ではボーフムMF田坂祐介がザントハウゼン戦にフル出場したが、結果は0-1の敗戦。アーレンFW阿部拓馬はケルン戦に79分から交代出場し、今季リーグ2戦目の出場となった。エルツゲビルゲ・アウエMF石原卓はカールスルーエ戦でベンチ入りしたが、出場せずに終わった。
スペイン2部ではマジョルカMF家長昭博、サバデルMF田邉草民がベンチ入りしたがともに出場なし。エルクレスMF杉田祐希也はデポルティボ戦にベンチ入りしなかった。
オランダ2部ではVVVがフォルトゥナ・シッタルトと1-1でドロー。VVVのMF大津祐樹は63分からの交代出場だった。10試合を終えてフェンロは現在10位。
ポルトガル2部ではポルティモネンセMF金崎夢生が2ゴールの活躍。アウェイのトロフェンセ戦にフル出場し、チームの2点目と、決勝点になる4点目を記録した。8試合を終え、ポルティモネンセは昇格圏内の2位に位置している。
提供:goal.com
マンチェスター・ユナイテッドの日本代表MF香川真司はプレミアリーグ第6節WBA戦に左MFで先発出場。リーグ戦では今シーズン初の出場となった。カウンターから絶妙なクロスを上げ、アンデルソンのヘッドがクロスバーを叩いた場面や、軽快なステップからシュートを放つなど好プレーも見せていた香川だが、0-0で折り返したハーフタイムに交代。その後ユナイテッドは1-2で敗れる結果となり、リーグ2連敗で上位に大きく離されつつある。
アーセナルのFW宮市亮はスウォンジー戦でベンチ入りしたが、出場機会は訪れず。2-1で勝ったアーセナルは首位を守った。日本代表DF吉田麻也とFW李忠成がベンチ入りしなかったサウサンプトンはクリスタル・パレスに2-0で勝利し、暫定5位と好調を維持。連続無失点に加えてFW陣も結果を出し、2人にとっては厳しい状況が続いている。
セリエA第6節では、インテルの日本代表DF長友佑都がアウェイでのカリアリ戦にフル出場。今回はジョナタンの休養により右サイドでのプレーとなった。開始直後に枠を捉えたシュートをGKの好守に阻まれるなど積極的なプレーを見せていた長友は、0-0で迎えた後半に先制アシストを記録。パラシオのスルーパスを受けてゴールライン付近まで侵入すると、中央に走り込んでいたイカルディの頭に綺麗に合わせた。試合はその後同点に追いつかれ1-1で終了し、インテルは今季無敗を守ったが、開幕6連勝のローマには差を広げられる結果になった。
ドイツ・ブンデスリーガ第7節、ニュルンベルクがアウェイでブレーメンと対戦した試合ではニュルンベルクの日本代表MF長谷部誠とMF清武弘嗣がともに先発フル出場。2点を奪われて迎えた前半終了間際、清武はこぼれ球を拾って右足で今季2点目のゴールを決め、反撃の口火を切った。後半に追いついたニュルンベルクだが、66分にまたもゴールを奪われ2-3。その4分後、清武のスルーパスで抜け出したフロウシェクがゴールを決めて3-3の同点とした。ニュルンベルクは7試合で5つ目のドロー。清武の1ゴール1アシストの活躍はあったが、今季初勝利はまたもお預けとなった。
フランクフルトMF乾貴士はミッドウィークに行われたカップ戦で古巣となるボーフム相手に1得点1アシストと活躍したが、週末のハンブルガーSV戦はベンチスタート。73分から出場したが、終盤に追いつかれたフランクフルトは2-2のドローに終わった。
ヘルタ・ベルリンvsマインツではヘルタ・ベルリンの日本代表MF細貝萌がボランチでフル出場。マインツの日本代表FW岡崎慎司も先発し、81分までプレーした。試合は3-1でホームのヘルタ・ベルリンが今季3勝目。細貝は中盤で攻守のバランスを維持し、チームの勝利を支えていた。
シャルケの日本代表DF内田篤人はアウェイのホッフェンハイム戦に右サイドバックでフル出場。シャルケは二度の2点差を守りきれずに3-3で引き分けるという結果となってしまった。内田は攻撃に絡む機会は多くなく、それほど持ち味を発揮することはできなかった。
ハノーファーの日本代表DF酒井宏樹は3位レバークーゼン戦に右サイドバックでフル出場したが、0-2で敗戦。上位チーム相手に劣勢を強いられ、終始主導権を握られる苦しい試合となった。
シュツットガルトの日本代表DF酒井高徳はアウェイでのブラウンシュヴァイク戦に右サイドバックでフル出場し、チームは敵地で4-0の快勝。ゴールには直接絡まなかった酒井高だが、堅実な守備で無失点に貢献した。
ロシア・プレミアリーグではCSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑がテレク・グロズヌイ戦に出場したが精彩を欠き、チームは0-2の敗戦。4試合連続無得点で、今季未勝利だった最下位チームに初勝利をプレゼントする最悪の結果となった。CSKAは4位で、スパルタク・モスクワとの首位攻防戦を制したゼニトとの差は5ポイントに開いている。
エールディビジ第8節、フィテッセの日本代表FWハーフナー・マイクはNECとの“ヘルダーラント・ダービー"にフル出場。1-1で迎えた40分、スルーパスを受けてディフェンスラインの裏に抜け出すと、後方から追いついたDFに倒されてPKを獲得し、チームの勝ち越しゴールを導き出した。後半には自らゴールを決めたかに見えた場面もあったが、不運な判定のため認められず。DF3人に囲まれながらゴールに向かったハーフナーは、倒されながらもボールに足を伸ばし、GKの脇を抜いたボールがネットに収まったが、エリアのすぐ外で倒された時点ですでにファウルの笛が吹かれていた。その後追いつかれたフィテッセだが、アディショナルタイムのルーカス・ピアソンの決勝点で3-2の勝利。1ポイント差に6チームがひしめく混戦の中、フィテッセは6位ではあるが1試合多く残している。
ユトレヒトMF高木善朗ははローダ戦でベンチスタートとなったが、味方選手の負傷により18分から右MFで出場。厳しいとも思える判定で2枚のイエローカードを受け、終盤の87分に退場する結果となってしまった。試合は打ち合いの末、3-3のドローに終わっている。
ベルギーではスタンダール・リエージュの勢いが止まらず、アウェイでセルクル・ブリュージュに5-0で大勝して開幕9連勝。フル出場のGK川島永嗣は好セーブを見せる場面もあり、公式戦4試合ぶりの完封に貢献した。
スイス・スーパーリーグではヤング・ボーイズがチューリッヒとの上位対決に0-1で敗戦。ヤング・ボーイズFW久保裕也は先制された直後の54分から交代出場したがゴールを奪えなかった。3戦連続無得点で、開幕5連勝のあと5試合白星のないヤング・ボーイズは首位バーゼルと3ポイント差の3位となっている。
ポーランド・エクストラクラサではポゴニ・シュチェチンMF赤星貴文およびMF村山拓哉がクラコビア・クラクフ戦にともに先発フル出場。1-0の勝利を収めたポゴニ・シュチェチンは2位の好位置に付けている。MF松井大輔の所属するレヒア・グダニスクは月曜日に試合が予定されている。
ドイツ2部ではボーフムMF田坂祐介がザントハウゼン戦にフル出場したが、結果は0-1の敗戦。アーレンFW阿部拓馬はケルン戦に79分から交代出場し、今季リーグ2戦目の出場となった。エルツゲビルゲ・アウエMF石原卓はカールスルーエ戦でベンチ入りしたが、出場せずに終わった。
スペイン2部ではマジョルカMF家長昭博、サバデルMF田邉草民がベンチ入りしたがともに出場なし。エルクレスMF杉田祐希也はデポルティボ戦にベンチ入りしなかった。
オランダ2部ではVVVがフォルトゥナ・シッタルトと1-1でドロー。VVVのMF大津祐樹は63分からの交代出場だった。10試合を終えてフェンロは現在10位。
ポルトガル2部ではポルティモネンセMF金崎夢生が2ゴールの活躍。アウェイのトロフェンセ戦にフル出場し、チームの2点目と、決勝点になる4点目を記録した。8試合を終え、ポルティモネンセは昇格圏内の2位に位置している。
提供:goal.com
PR
フィテッセの関連記事
エールディビジの関連記事
|
フィテッセの人気記事ランキング
1
家族の撮影中に起きた悲劇…25mの崖から海に飛び込んだオランダ人FWが死去
オランダの複数クラブでプレー経験のあるオランダ人FWムラド・ランバラテ(31)が死去した。オランダ『テレグラーフ』が伝えている。 ランバラテは、NECやAGOVV、ゴー・アヘッド・イーグルスやフィテッセの下部組織でプレー経験があるストライカー。家族とスペインのマジョルカ島に観光で訪れていたが、約25mの崖から海に飛び込んだ際、海面下の岩にぶつかり意識を失い、その後溺死したという。その様子は家族がスマートフォンで撮影していた。 この訃報を受け、かつて所属したフィテッセは哀悼の意を表している。 「フィテッセはムラド・ランバラテが亡くなったという悲しいニュースを受け取りました。ヨング・フィテッセの元ストライカーは31歳でした」 「ランバラテは2010-11シーズンにフィテッセのシャツを着ており、U-23チームの一員でした。当時のチームはそのシーズンにU-23カップで優勝しました。2010年7月、ストライカーは最初の試合でゴールを決めました。ヨング・フィテッセのシーズンに加えて、アルンヘム・ボーイズといくつかのプロクラブでのキャリアがあります」 「フィテッセはラムラバテの家族や友人が大きな痛みに対処するために多くの力を持つことを願っています」 <span class="paragraph-title">【写真】亡くなったランバラテと現場となった約25mの崖</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Tourist killed doing cliff stunt is ex-footballer Mourad Lamrabatte <a href="https://t.co/QPJzf0estI">https://t.co/QPJzf0estI</a> <a href="https://t.co/18d7YI5Qs5">pic.twitter.com/18d7YI5Qs5</a></p>— New York Post (@nypost) <a href="https://twitter.com/nypost/status/1526075244590555136?ref_src=twsrc%5Etfw">May 16, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.05.18 06:45 Wed2
ブライトン、コズウォフスキ&クラークの移籍を発表
ブライトンは25日、ポーランド代表MFカツペル・コズウォフスキ(18)とイングランド人DFマット・クラーク(25)の2選手の移籍を発表した。 昨夏にポゴニ・シュチェチンから獲得したコズウォフスキは、セントラルMFや攻撃的MFを主戦場に、圧倒的なボールスキルを生かした相手の逆を突くドリブル突破や、正確なパスを特長とする10番や8番タイプの選手。先のユーロ2020ではヨーロッパの主要トーナメントにおける最年少出場記録(17歳246日)を樹立した逸材だ。 ブライトン加入後は系列クラブのロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズにレンタル加入し、公式戦9試合に出場していた。しかし、レンタルバックした今夏はここまでトップチームで出番はなく、オランダのフィテッセへ1年間の武者修行に出ることになった。 一方、イプスウィッチ・タウンでプロキャリアをスタートしたクラークは、185cmのセンターバック。ポーツマスでの活躍を経て2019年にブライトンへ加入。しかし、ここまで公式戦の出場はなくダービー・カウンティ、WBAへのレンタル移籍を繰り返していた。 そして、25日にはチャンピオンシップ(イングランド2部)のミドルズブラへの完全移籍が決定した。 2022.08.25 22:24 Thu3
フィリップ・コクーがフィテッセの監督に就任! 現役時代に5年過ごした古巣に27年ぶり帰還
フィテッセは26日、フィリップ・コクー氏(51)の監督就任を発表した。契約は2024年までの2年間となる。 同クラブでは先日、トーマス・レッシュ監督がボーフムに引き抜かれた。同監督は2020年5月にフィテッセの監督に就任すると、リーグ戦で4位と6位という安定した成績を残したうえ、2020-21シーズンはKNVBカップ準優勝、昨シーズンのヨーロッパ・カンファレンスリーグでは初代王者ローマを苦しめてのベスト16敗退と、カップ戦においても確かな手腕を発揮していた。 その後任を託されたのは、現役時代にフィテッセで137試合に出場したコクー氏だ。オランダ代表としても101キャップを誇った同氏は、引退した2008年からオランダ代表や古巣PSVのアシスタントコーチを歴任し指導者キャリアをスタート。2012年3月にはフレット・ルッテン監督の解任に伴い、PSVの暫定監督に昇格し、シーズン終了後に正式就任した。 2018年夏まで指揮を務めたPSVでは、3度のエールディビジ優勝に導く手腕で、通算220試合144勝36分け40敗という戦績を残した。しかし、直後に就任したフェネルバフチェでは、リーグ開幕から10試合で2勝しか挙げられず、わずか4カ月で解任の憂き目に遭っていた。 さらにその後は、およそ1年間の休息を経て、2019年夏にダービー・カウンティの監督に就任。1年目はチャンピオンシップで10位フィニッシュとなったが、開幕11試合で1勝3分け7敗の最下位に沈んでいた2年目半ばに解任されていた。 そしてこの度、4年ぶりにオランダに復帰し、フィテッセには実に27年ぶりの帰還となるコクー新監督。開幕から1勝2分け4敗のチーム状況を憂いながらも、かつて5年過ごしたクラブへの復帰を喜んでいる。 「フィテッセはスポーツマンシップに溢れた温かいクラブで、選手時代には素晴らしい思い出がある。今、監督としてここに戻ってこられたことは、私の大きな誇りだ。私にとって今最も適したクラブだ」 「もちろん、チームが難しい状況にあることはわかっているが、選手の質を信じているし、チームやスタッフと一緒にスタートすることを楽しみにしているよ」 2022.09.27 14:00 Tue4