「本田復帰で試合運びがスマートに」 先発起用に反対の声も

2013.04.29 10:00 Mon
CSKAモスクワは28日、ロシア・プレミアリーグ第26節でルビン・カザンと対戦し、敵地で0-2と敗北を喫した。日本代表MF本田圭佑が復帰後初となる先発出場を果たしたが、チームが敗れたことで、本田をスタメン起用すべきではなかったとの声もあるようだ。一方で、同選手の復帰により、試合運びがスマートになるとの意見もある。

本田は前半27分にFWヴァグネル・ラブに絶妙なクロスを送り、同30分に左足でミドルシュートを放ったほか、後半もFWアーメド・ムサへの浮き球パスを見せた。だが、チームはゴールを奪うことができず。後半22分にMFゾラン・トシッチとの交代でベンチに下がっている。

CSKAはその後、追加点を許して敗戦。ここ3試合で2分け1敗と調子を落としている。2位ゼニトがクバン・クラスノダルとドローに終わったのは幸いだが、勝ち点差は3に縮まった。

元ロシア代表監督のアナトリー・ブイショベツ氏は、タイトルレースについて、「CSKAの残り試合はゼニトよりもカードが厳しい。だから、ゼニトには優勝するチャンスがある。だが、本田が戻ってきたことで、CSKAの試合運びがよりスマートになっていることは言っておかなければいけないだろう」と話している。

一方、評論家のアレクサンドル・ブブノフ氏は、「どうしてフィットしていない本田を先発させたのか、私には理解できない。トシッチは彼と交代してからより良いプレーをした。だが、トシッチには十分なプレー時間がなかった」と、本田をベンチスタートにすべきだったとの見解を示している。


提供:goal.com

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