モウリーニョとシャビ・アロンソの師弟対決初戦はローマに軍配! ボーヴェ値千金弾をウノゼロで守り切る《EL》
2023.05.12 06:06 Fri
ヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグ、ローマvsレバークーゼンが11日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが1-0で先勝した。
準々決勝でフェイエノールトとの延長戦までもつれ込んだ死闘を制し、4強入りを果たしたローマ。だが、野戦病院化の影響で苦戦するセリエAでは直近4試合未勝利で7位に低迷。来季チャンピオンズリーグ出場権獲得へ今大会の重要性が高まる。モウリーニョ監督はホームで先勝狙うこの一戦に向け、0-2で敗れた直近のインテル戦から先発2人を変更。マディ・カマラとザレフスキに代えてチェリクとエイブラハムを起用した。
一方、レバークーゼンは初出場ユニオン・サン=ジロワーズと対峙した準々決勝を、2ndレグの大勝できっちり勝ち切って久々のヨーロッパコンペティションでのベスト4進出を決めた。直近の公式戦では14戦無敗(10勝4分け)と圧巻のフォームをキープしていたが、先週末のケルン戦を1-2で落とし、現在ブンデスリーガ6位のチームは逆転でのトップ4フィニッシュが絶望的な状況。ローマ同様に今大会により多くの力を注ぎ込むことになった。シャビ・アロンソ監督は難所オリンピコに乗り込んだ一戦で先発3人を変更。バッカーとアミリ、アドリに代えてコスヌ、パラシオス、フロジェクを起用した。
レアル・マドリー時代に監督と選手として共闘したモウリーニョ監督とシャビ・アロンソ監督による注目の師弟対決。
試合はアウェイのレバークーゼンが開始早々に見せ場を作る。キックオフ直後、左サイド深くで仕掛けたインカピエのマイナスの折り返しがファーに抜けると、フリーのアンドリッヒが右足ダイレクトで合わすが、これはGKルイ・パトリシオの正面を突く。さらに、7分にはバイタルエリアで仕掛けたヴィルツがフロジェクとの短いワンツーでゴール前に抜け出すが、右足のシュートはわずかに枠の左に外れた。
すると19分、相手陣内中央左で得たFKの場面でキッカーのペッレグリーニが正確なボールをゴール前のスペースに落とすと、イバニェスがドンピシャのヘッドで合わす。だが、枠を捉えたシュートはGKフラデツキーの右手のワンハンドセーブに阻まれた。
互いに決定機を作り合ったことで、ここからよりオープンな展開も期待されたが、前半半ばを迎えると膠着状態に陥る。その中でレバークーゼンにアクシデント発生。右ハムストリングを痛めたコスヌがプレー続行不可能となり、バッカーをスクランブル投入。これでインカピエが3バックの左、バッカーが左ウイングバックに入った。
その後、前半終盤にかけてはレバークーゼンがボールポゼッションで押し返して主導権を奪い返したが、ローマの堅守に対してブロックの外でボールを動かすに留まる。そして、互いに攻め手を欠いたままゴールレスで試合を折り返した。
互いに選手交代なしで臨んだ後半はローマが先に決定機を創出。48分、左サイド深い位置でDFをかわしてボックス内に切り込んだスピナッツォーラからのマイナスのパスをエイブラハムが味方に繋ぐと、前向きのチェリクがエリア外から右足を振る。だが、このシュートは枠の左に外れた。
立ち上がり以降はレバークーゼンが要所で相手のプレスを剥がし、良い形でボールを前進させていくシーンが増える。だが、最後の場面で高い集中力を維持するローマもフィニッシュまで持ち込ませない。
徐々に中盤が間延びし始めてチャンスになりそうな雰囲気が出始めると、ホームのローマが勝負強さを発揮する。63分、背後を狙うエイブラハムへロングボールが出ると、その動きに合わせてセカンドに反応したボーヴェが前向きな状態で回収。DFタプソバをかわしてボックス中央でDFを背負うエイブラハムに繋ぐ。背番号9の鋭い反転シュートはGKフラデツキーの好守に阻まれたが、こぼれ球に反応したボーヴェがゴール左下隅へ左足のシュートを流し込んだ。
生え抜きボーヴェの価千金の今季EL初ゴールでリードを手にしたローマは、攻守両面で活動量が上がってカウンターから追加点に迫る場面も創出していく。
一方、一瞬の隙を突かれてビハインドを背負ったレバークーゼンは、なかなか攻め手を見いだせぬ状況で2枚替えを敢行。ディアビとフロジェクを下げてアドリとアズムンを同じポジションに送り込んだ。
ここからアウェイチームが攻撃のギアを上げてくると、ローマベンチも動く。共に疲労困憊のベロッティと殊勲のボーヴェを下げて負傷明けのディバラとワイナルドゥムを投入。前線の活動量を増やしつつ、前がかりな相手に対してカウンターの脅威をちらつかせる。
最少得点差のまま試合は最終盤に突入。消耗戦色濃い状況の中で互いに細かいミスが増え始めると、レバークーゼンに千載一遇の決定機。87分、ボックス内で味方のイバニェスと交錯したGKパトリシオがクロスをファンブル。これを回収したフリンポンがすかさず左足の反転シュートを放つが、これはゴールカバーに入ったクリスタンテの見事なブロックに阻まれた。
何とか窮地を凌いだローマは、カウンターチャンスでも無理に攻めに行かず、オープンな展開を避ける大人な試合運びで冷静に時計を進めていく。そして、終盤の相手のセットプレーもきっちり撥ね返し続けてウノゼロで試合をクローズ。
この結果、シャビ・アロンソ監督との師弟対決初戦に貫録勝ちのモウリーニョのローマが、18日に控える敵地での2ndレグにアドバンテージを持って臨むことに。
準々決勝でフェイエノールトとの延長戦までもつれ込んだ死闘を制し、4強入りを果たしたローマ。だが、野戦病院化の影響で苦戦するセリエAでは直近4試合未勝利で7位に低迷。来季チャンピオンズリーグ出場権獲得へ今大会の重要性が高まる。モウリーニョ監督はホームで先勝狙うこの一戦に向け、0-2で敗れた直近のインテル戦から先発2人を変更。マディ・カマラとザレフスキに代えてチェリクとエイブラハムを起用した。
一方、レバークーゼンは初出場ユニオン・サン=ジロワーズと対峙した準々決勝を、2ndレグの大勝できっちり勝ち切って久々のヨーロッパコンペティションでのベスト4進出を決めた。直近の公式戦では14戦無敗(10勝4分け)と圧巻のフォームをキープしていたが、先週末のケルン戦を1-2で落とし、現在ブンデスリーガ6位のチームは逆転でのトップ4フィニッシュが絶望的な状況。ローマ同様に今大会により多くの力を注ぎ込むことになった。シャビ・アロンソ監督は難所オリンピコに乗り込んだ一戦で先発3人を変更。バッカーとアミリ、アドリに代えてコスヌ、パラシオス、フロジェクを起用した。
試合はアウェイのレバークーゼンが開始早々に見せ場を作る。キックオフ直後、左サイド深くで仕掛けたインカピエのマイナスの折り返しがファーに抜けると、フリーのアンドリッヒが右足ダイレクトで合わすが、これはGKルイ・パトリシオの正面を突く。さらに、7分にはバイタルエリアで仕掛けたヴィルツがフロジェクとの短いワンツーでゴール前に抜け出すが、右足のシュートはわずかに枠の左に外れた。
立ち上がりの守勢を凌いだローマは、時間の経過と共にボールの主導権を握って攻撃に出ていく。ビルドアップではやや苦戦も相手陣内にボールを運んだ際にはサイドを起点に押し込む形を作り出す。
すると19分、相手陣内中央左で得たFKの場面でキッカーのペッレグリーニが正確なボールをゴール前のスペースに落とすと、イバニェスがドンピシャのヘッドで合わす。だが、枠を捉えたシュートはGKフラデツキーの右手のワンハンドセーブに阻まれた。
互いに決定機を作り合ったことで、ここからよりオープンな展開も期待されたが、前半半ばを迎えると膠着状態に陥る。その中でレバークーゼンにアクシデント発生。右ハムストリングを痛めたコスヌがプレー続行不可能となり、バッカーをスクランブル投入。これでインカピエが3バックの左、バッカーが左ウイングバックに入った。
その後、前半終盤にかけてはレバークーゼンがボールポゼッションで押し返して主導権を奪い返したが、ローマの堅守に対してブロックの外でボールを動かすに留まる。そして、互いに攻め手を欠いたままゴールレスで試合を折り返した。
互いに選手交代なしで臨んだ後半はローマが先に決定機を創出。48分、左サイド深い位置でDFをかわしてボックス内に切り込んだスピナッツォーラからのマイナスのパスをエイブラハムが味方に繋ぐと、前向きのチェリクがエリア外から右足を振る。だが、このシュートは枠の左に外れた。
立ち上がり以降はレバークーゼンが要所で相手のプレスを剥がし、良い形でボールを前進させていくシーンが増える。だが、最後の場面で高い集中力を維持するローマもフィニッシュまで持ち込ませない。
徐々に中盤が間延びし始めてチャンスになりそうな雰囲気が出始めると、ホームのローマが勝負強さを発揮する。63分、背後を狙うエイブラハムへロングボールが出ると、その動きに合わせてセカンドに反応したボーヴェが前向きな状態で回収。DFタプソバをかわしてボックス中央でDFを背負うエイブラハムに繋ぐ。背番号9の鋭い反転シュートはGKフラデツキーの好守に阻まれたが、こぼれ球に反応したボーヴェがゴール左下隅へ左足のシュートを流し込んだ。
生え抜きボーヴェの価千金の今季EL初ゴールでリードを手にしたローマは、攻守両面で活動量が上がってカウンターから追加点に迫る場面も創出していく。
一方、一瞬の隙を突かれてビハインドを背負ったレバークーゼンは、なかなか攻め手を見いだせぬ状況で2枚替えを敢行。ディアビとフロジェクを下げてアドリとアズムンを同じポジションに送り込んだ。
ここからアウェイチームが攻撃のギアを上げてくると、ローマベンチも動く。共に疲労困憊のベロッティと殊勲のボーヴェを下げて負傷明けのディバラとワイナルドゥムを投入。前線の活動量を増やしつつ、前がかりな相手に対してカウンターの脅威をちらつかせる。
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何とか窮地を凌いだローマは、カウンターチャンスでも無理に攻めに行かず、オープンな展開を避ける大人な試合運びで冷静に時計を進めていく。そして、終盤の相手のセットプレーもきっちり撥ね返し続けてウノゼロで試合をクローズ。
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