「殺人予告も受けた」カリウスが悪夢のCL決勝を振り返る

2020.04.16 13:20 Thu
Getty Images
ベシクタシュでプレーするGKロリス・カリウスが2017-18シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝でのミスとその後に受けた中傷被害を明かした。ドイツ『SportBild』が伝えた。カリウスは2017-18シーズンのCL決勝戦で思いもよらないミスを連発し、対戦相手のレアル・マドリーに2点を献上。カリウスは涙を流して自身のミスを謝罪したものの、この日からカリウスはリバプールファンだけでなく世界中のサッカーファンの嘲笑の的となってしまっていた。

当時を振り返ったカリウスは、過去にも明かしていた脳震とうを試合中に起こしており、その情報を出さなかったことが良くなかったとした。

「僕はあの日から多くのことを学んだ。振り返ってみると、僕はもっと積極的に情報を公にするべきだった。セルヒオ・ラモスとの接触で脳震とうになり、空間的な視力を失っていた」
「このことは、脳の研究をする専門家の一人にとって明確に示された。最初はこの試合で何があったのかを知ることができてうれしかった。自分で公にはしたくなかった」

「結果が発表されたとき、たくさんの悪意と侮辱があった。言い訳をしたことはない。しかし、頭をケガした人を笑いものにするのは理解できない」
脳震とうを起こしていたということはその当時は語られず、そのため多くの誹謗中傷がSNS上で寄せられていた。カリウスは、その行為を痛烈に非難している。

「僕たち選手はネットで非常に敵対視される。すべてのメッセージを読むと、2日間は眠れなくなる。匿名で他人をひどく侮辱し、差別的になるのは正気でない」

「ファンが選手に指笛を吹いたとしても、ファンを責めることはできない。入場料を払っており、不満を持つ権利がある。プロはそれに耐えなければならない。ただ、個人的な侮辱や殺人予告がある場合は、我慢をはるかに超えている」

加えて、その中で死の脅迫を受けていたことにも言及した。

「いくつかの殺人予告を受けた。しかし、それを真剣に受け止めることはできない。これらは匿名で書き込まれ、プロフィールには顔写真もない。僕の前では口を開けることすらできないと思う」

ベシクタシュに移籍して以降も度々イージーミスを犯すなどマインツ時代の輝きを取り戻せずにいるカリウスだが、CL決勝の傷が癒える日はまだまだ先のことになりそうだ。

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